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ただ綺麗だった。
純粋に愛してた。
あなたの恋心が
好きだった。
この言葉は
きっと 君の為に
あるんだろう
終わりを告げる声は無く
始まりを告げる声も無い
泣くのは
人だけではないだろうに
それでも再び
巡りくると疑わず
なんか、あんた
あの人と似てるね
ヤクザなのに優しい
サボテンなのに柔らかい
恋心ってフルーツににてない?
ちょっとつらくて
でも楽しい
幸せな恋の味
遠いあそこにあるのは淡い色した月船。
触れてみて、指先は銀色に染まる。
知っているのだろうか?
月船は魂を乗せ、神へ逝く。
あたし風邪をひいちゃいました。
今とってもブサイク。
でもね、あなたの顔がみたくてつい、学校のほうをみちゃうんです。
だってあたしの家、学校メッチャ近いから。
前が見えなくなったら
とりあえず下向いて
行き止まりになるまで歩いてみようか?
そうなのね
消えたいのね
あなたも
なら好きなところへ
おゆきなさい
わかったわ
消えたかったのね
あなたも
遅くないのよ
どうせみんな消えるもの
そうね
消えた ....
あたしの心
いつだってふわふわしてるの
だ ....
あなたが
余りにも
輝いているので ....
頻繁にこうなんです。
何も
聞こえないふりをした
何も
見えないふりをした
周波数が合わない
自分だけじゃないだろう
頭の中のノイズ
消したくて
カーラジオのボリュームあげる
優しすぎる歌声に
そんな頃もあったね ....
体重計に乗ったらば
体重計に笑われた
「君は軽すぎて計る気にもなれないよ」
僕はやけっぱちで食べた
そしてある日また
体重計に乗ったらば
奴は目を三回も四回も回して
動かなくなった
きっと笑った事 ....
薄暗い中
あかがねに染まる朝焼けを見た
時計がさざなみ
町外れの橋が影になる
息を吐く声
電車の踊る音
タタン トタン トトン
パタン ポタン コトン
読みかけの本を閉 ....
ロウ石の描いてゆく円のあどけなさで
季節を跳ねわたる赤い女の子は
その胸に、またひとつ
ちいさな宝石をあつめて
伸ばしかけた指先
静かにたたむ陽だまり
いつか
桃いろの少女へ
のんびりとした生活し過ぎですね…
その指先から
放たれた熱に
目眩して
浮遊する
私もまた
ひとつの
季節なのだと
いずれは
白く
凍ってしまう
冬枯れの木のように
この街が寒いから手紙をだすよ
風邪なんてひいてないかい
ここは少しだけ寂しいよ
早く春が来ればいいのにね
そっちはどうだい
上手くやってるかい
僕は何だかこんな感じさ
うまくは無いよ ....
反復法だけに、許してね
心の中で呟いてみる
それは音にならない
透明な言葉
だのに君は振り向いて
どうしたのと聞いた
僕は嬉しくってさ
何でもないって言いながら
笑っちゃったんだよ
どうしたの
何でもない
たったそれ ....
電車を待っていると
どこからか風鈴の音が聞こえてきた
チリリン
海は楽しかったな
今年は二回も行ったっけ
チリリン
花火きれいだったな
毎年見てた場所また行けるかな
チリリ ....
赤いシーツを見て
ただ
あぁ良かったと
恐く無いって
思ってたのに
朝になって
夜になって
時間が過ぎる度
あなたの力を
痛みを
思う度
ただそう
大人になりた ....
なだらかな野辺に{ルビ錨=いかり}をおろせば
緑色の秋がふりそそぐ
やわらかな雲の群れを辿れば
まぶたは風にまどろむ
じっとしていなければ
追いつけない季節
木漏れ日を新呼吸し ....
ほうらご覧よ
あんなに見事な
ゆるりゆるりと
銀の鱗を光らせて
水面に映る魚のよう
ゆるりゆるりと
眺めていたら
水の底から
見上げてるのは
こちらのほう
銀の鱗の魚に ....
ずれ出した世界に身を潜めて
静かに世界を見つめる
少しずつ
凍てついた世界が溶け出して
流れ込んでくる
気持ち悪い
いつの間にか汗にまみれて
平穏は消える
湿度は腐食する
....
太陽となりて君に熔ける
太陽となりて君に混ざる
荒がうな
爆ぜるな
太陽となりて君に焼かれる
それはとても熱く
それはとても狂おしい
あぁ今日は雨が匂う
太陽にはなれない
ねこになったきみとぼく
木漏れ日ゆれる
ねむの木の下で
二匹ころんと横になる
長い尻尾が自慢の
きみはしましまトラ猫で
大きな耳が自慢の
ぼくは三色三毛猫で
仲良く顔を並べて
昼 ....
夕暮れの 空を見上げて ただ一人
らららと唄えば ただ一人
お星さま 夕焼け空に ただ一つ
きらりと光れば ただ一つ
田の蛙 蜩の声 ただ一つ
いつの間にやら ただ一つ
いつの間にやら ただ一人
‥もう終わりだね
呟いたのは
あなただったか
わたしだったか
照らし出された
顔だけが
暗闇に蒼く浮かんで
すぐ消えた
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