詐称猫は今日も星の名を騙る

彼女はあの有名な

『賭博猫』とも友達だったが

いつも騙されてはひどい目にあっている。

彼女は僕と話すときは

不思議なものを見るような目で
 ....
僕はどうしてこうして
生きることに一生懸命なのだろう?
漫然と生きているようで
死に物狂いの努力をしなければ
人間はそこに存在することなどできはしない。

死に物狂いで努力することだって惰 ....
冬の朝
古い郊外列車に乗って
まだ仄暗いモスクワの駅を発つ

灯りのまばらな町並みを抜け
列車は広い雪の大地を走る

後ろの車両から入ってきたジプシーの子が
スーパーの袋を両手に持ち
 ....
わたしは存生するが故に
眼を側める

80デシベルの空の為に
耳を欹てる

ノスタルジックな夕焼けがこんなにも扇情的なのに

しかしわたしはやけに無情である。

馥郁たるこの地に眠 ....
表面に
氷が張って
中は
ヌルヌルしています
なんかいつも
そんな感じ
またあした あしたねと
こどもがわらい別れる

砂利をふむ音
みずたまりに跳ねる土
ゆきはふらないけれど
明日は誰にも等しく訪れる

どんなに暗い夜も
窓から東を見ていれば
真っ赤 ....
大きくなったら台風になりたい

といった5歳のむすこは はたち


慣れないネクタイ締めるのももどかしく

マフラーを持っていったらという

ははおやの忠告も聴かずに


風の ....
こんにちは 人でなしです 元気です


月曜日 朝から僕は精神科


朝ごはん食べ終わったら午後七時


返さねばならぬ本から消えていく


ゆらゆらとアスファルトから蜃気楼
 ....
何となく、薬と酒に手を出して以来、こんな事が書きたくなった。
俺は3年前に、梅木君という男とであった。奴が俺の人生を狂わせたのだ。人のせいにしているとか思われそうだが、ついでにベースとアンプ、返して ....
ねこねこは
きらきらのほしがまいおりたまちのなかで
うきあしだってくるざっとうをみおろすのが
すき
ほわいとくりすます
という ひびきが
すき
それは
あのひとの
てのひらに
にて ....
死ななければいいのよ
と彼女は言った

蛋白質が腐敗して血液は凝固する
観覧席に座って決別は今日この場
産卵中止の会で経過待つって今夜
反乱軍の前へ警察官ガス投擲して
晩餐会は派手に察し ....
光が木洩れる箱の中。
がたん、ごとん、
レールに従う良い子なわたし。
たまにはこんな生き方で、
逆らうのに疲れた正午には
揺られて友に会いにいこうか。
まるで空に手を伸ばすように
咲いている
マーガレット
欲しいものはなんだろう
太陽も
土も
暖かな空気も
すべてあるのに
一匹の首輪もない野良猫が死んだ
道路で車に撥ねられた
血は既に乾き 赤い染みのよう

その猫は
必死に捨ててきたのだ
あるいは
必死に守ってきたのだ

そして最後がこれ ....
初めて道を歩いた人はどんな人だったろうと
ものすごく高尚なことを
考えていた朝であったけれど
眠ってしまった

目が覚めてしまうと
体中にぐるぐると包帯が巻かれている
木乃伊取りの夢なん ....
多くの誘いにのまれる週末。うわべだけの笑みと嘘。美しい車窓を思い出すは涙のあとか。気がつけばウゴいていた。黙っていれば同じこと、

何かのたとえとして私に示すのですか。

甘い嘘と星のかずだけ ....
あと三回死んだって

僕はおなじ姿で生きていける

生きる目的は

どこかの誰かが決めている

8ポイントのフォントに慣れてしまって

余裕のない永遠の愛ができる

 ....
探さないことが
見つかるための理由で
同じような意味が
欲しがるその理由なんでしょう

隠さないことが
本音を守る手段で
落ち着いた引力に
囁いていた悪魔さえ寂しがる

終電を逃す ....
涙が零れそうになったのは
どうしようもない、事実だ。
どうしようもない不安と怒りがあって
それはびっくりするほど濃厚に
僕の頭にへばりつく
かなわないような希望と夢があって
それもうんざりするほど濃厚に
僕の頭にへばりつく

泣きたいから泣 ....
灰皿のなかで
アップルパイを食べていたら
宿題を忘れたまま
大人になった。
fuchsiaさんのおすすめリスト(115)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詐称猫- 昏(ヤッ ...携帯写真+ ...7*06-1-15
存在。- ミキ・オ ...自由詩1*06-1-15
月の郊外列車にゆられて- 馬場 こ ...自由詩306-1-11
センス- 室生自由詩206-1-11
ためいき- チアーヌ自由詩706-1-10
日々を- 竹節一二 ...自由詩206-1-9
はたち- はなびー ...未詩・独白3*06-1-9
ラブホテルで葬式- 渡邉建志川柳28*06-1-3
糞戯言(薬とかに不快な方は見ないで下さい- 奥津 強散文(批評 ...6*05-12-26
ねこねこのほわいとくりすます- 汐見ハル自由詩6*05-12-23
週末にはピクニックがあるから- 麻草郁自由詩105-8-31
木洩れる- むくげ携帯写真+ ...305-8-10
空に手を伸ばすように- チアーヌ自由詩805-8-4
野良猫の死骸- HARD自由詩3*05-7-30
なんとなく包まれている- tonpekep自由詩14*05-7-25
追いつけなくて- midori散文(批評 ...5*05-7-7
○ボタンを連打する間に夏はどこに行ってしまったんだろう- ピッピ未詩・独白405-3-31
アディクト・ホッピング- 示唆ウゲ ...自由詩204-11-25
続いた痛み。- 自由詩204-5-23
どうでもいいや、笑え- 麻草郁未詩・独白404-2-8
遺書- EnoG ...未詩・独白503-6-13

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4