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空が鮮やかなオレンジ色から薄紫へ
静かに変わる黄昏のとき
トワイライトっていうんだっけ

ああ、ちょうどこれくらい
そう、この瞬間

忙しく繰り返す日々の中
君に一番会いたくなるのは
 ....
わたしの中の犬がほえる  遠吠えくらいは威勢良く

わたしの中の猫が言う   今日は気分が乗らないの

わたしの中の少年が想う  普通の人にはなりたくない

わたしの中の少女が呟く  ミン ....
自分の"じ"が嫌い
右上がりでも 左上がりでもなく
何かに迷って見えるから
特に履歴書なんかは
曲がった生き方を
無理やり
まっすぐに見せかける作業で

でもいつの ....
荒地に花

荒心に愛

荒らしているのは

もちろんあなた
胸の上に重石がのってるみたい
重くて苦しい
息はできるのに

お人形、お人形
笑顔を忘れていますよ?
気をつけてくださいな

走ってる
走り回ってる
今すれ違った人 ....
「言葉」を書いてはいけない。

そう聞いたとき、私が一番恐れていたことが、今、起きてしまった。

「言葉」が書けない。

いままで、キーボードの前に来れば、私の指は知らず知らずの内に、キー ....
欲望のマシンガンで
星屑をまきちらして
束の間の銀河に溺れるのさ
自己陶酔の渦に沈んでもいい
ブイサイン作りながら、その間に温州蜜柑を挟んだ思い出
覚えているのは僕くらいだった

クラスのみんなは大人になってて
できちゃった、できちゃったとませた増産結果を報告してる

順番とはなに ....
一人待つ少女


恋人が遠くから手を振って
駆け寄って


笑顔で温かく迎える




そんな恋人たちのそばを通り抜けて
僕も笑顔になる


誰かが今日
どこかで ....
ちいさいころ熱が出ると

お母さんはよく桃の缶詰を開けてくれた

白くてやわらかい桃はもちろん

スプーンで飲ませてくれる甘いシロップも

冷たくてとてもおいしかった


お母さ ....
僕の鼻は齧り取られて
どこかに行ってしまった
僕は自分の鼻の形がとても嫌いだったから
無くなって少しほっとしながら
ひりひりする鼻のあった部分を撫でた

いいにおいや
おいし ....
笑う鳥を見たくて
空を見上げてみました
けれどもそこには
白い雲しかありませんでした

誰かが言っていました
笑う鳥は
うれしいときには鳴き
哀しいときに笑うのだと

だから
笑 ....
テレビの画面いっぱいに
モザイクがかかっている
娘は笑って見ているから
面白いアニメか何かなのだろう
低俗なものはきちんと排除され
僕らは安心を手に入れる
新聞の記事にもモザイクはかけられ ....
ベストオブにんじん色に選ばれた

「おめでとうございます!!!
あなたは、ベストオブにんじん色に選ばれました!!!」

という電話がかかってきたから間違いはない

学校へ行くと友達が
 ....
本を読む人の眼は
例外なく真っ黒い色をしている
それはもちろん
眼が活字のインキを吸収してしまうからである
本を読みすぎて
白眼まで真っ黒になってしまった人が
こちらを向い ....
駄洒落みたいに
ほっとけ、なんて
言えたなら
 
幸せ
なんだけれど
 
 
(この気持ちは)
 
(いかんせん、自己主張が激しいので)
 
 
ミックスにして
暖かくして ....
良い人たちが国を造った
とりあえずの法律と
良い人たちだけの政府を造った
僕らはその人たちに
従えばそれでいい

悪い人たちは
殺してしまえばいい
良い人たちは口をそろえ ....
たとえば 空に思う様 線を引くように
臭う 修正液で
東京の地図を買い込み線を引く
川崎の地図に新しい線を引く

真っ白の線は やがて 空と地を結ぶ

たとえば 地図に思う様 線を引くよ ....
あたしは一人がいい

その子はぶっきらぼうにそう言った

たしかにその子はひとりぼっちで いつも皆を眺めていた

なんで?

わたしは聞く

一人なら 傷つかなくていいもの

 ....
打て
打て

撃ち殺せ

死人の 群れが 大海を わたる時
隠避な 音色が
打て
打て

砂漠の 平穏
深海の 戯言

愚者たる およそ 全てに いたる
寂しさを 求めよ
 ....
空虚な腹部で
命と鳴いている
今日は夏だ
われんばかりの空だ
あぁ、こぼれてゆく

大地の精霊を
宿す
からだは
青空のもとで響く
首すじに光る雫を
ハンカチーフにすっと吸わせる ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
うつくしいものが見たい。

見せてください。わたしに。

身に余るしあわせ。

取りこぼす歌。

たくさんの世界を見せてください。

ただ、うつくしいものが見たい。

なにかう ....
僕らもいつか禿げて来る

禿げてくるから光るんだ

僕らはいつか禿げて来る

だからこんなに悲しいんだ

毛の艶を太陽に 掲げてみれば

見事にパサパサ 僕のキューティクル

 ....
自分の思うとおりにやってごらん、勇気を出して
 それでいい
 それが一番いい

自分の思うとおりにやってごらん、勇気を出して
 それでうまくいく
 それが一番うまくいく

自分の思うと ....
父が去っていく 
砂埃が舞い  少しずつ遠い物にしていく 
ずっと見つめ  目の痛み  
湖から立ち昇る幻想 

ああ 父よ ああ 父よ

数ヵ月後に来るはずだった暑すぎた夏
白いシャ ....
屋上から見える裏山の
天辺にかかった雲から
差し込んだ陽射しを眺めて
少しだけ休んでいこう

疲れきっている訳でもなく
悲しいって程じゃなくて
緩やかな風に煽られた隙間から
時どき覗い ....
僕の弱い声で残すさいご
遺言は誰に届くだろう

たとえば(さよならは)
僕ら(いたみ)

せかいは永久にみずいろ

僕がもえつきて灰になっても
それをさらう風が君であれば幸せ
夜のデパートの屋上に
つぶれた胎児
滑り台を
のろのろと
転がっていく
乳房にたどり着けなかった
液状のような未来像が
後から流れ落ちてきて
ライトアップのまばゆい光に ....
男は地図を見て 右へ行こう と言う
女は風景を眺めて 左へ行きたい と言う

「左は遠回りだ」
「見て あんな綺麗な猫見たことないわ」

「遅刻するよ」
「今この時は二度とないのよ」 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トワイライト- スウ自由詩308-12-14
【わたしの中の】- つむじま ...自由詩1*08-12-12
尻取り- m-rod自由詩2*08-12-12
荒心に愛- fuji自由詩108-12-10
手のなるほうへ。- wisteria自由詩1*08-7-10
スランプ- 愛心自由詩7*08-3-28
バスルームユニバース- azure_garden自由詩308-2-19
古い物を思い出すとき- フクロネ ...自由詩308-2-18
素敵な世界の片隅で- 瀬田行生自由詩1507-8-31
桃の缶詰- a/t自由詩1407-7-7
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笑う鳥- ぽえむ君自由詩8*07-5-31
モザイク- たもつ自由詩3107-4-30
ベストオブにんじん色- ふるる自由詩24*07-4-28
書店で働くということ- 吉田ぐん ...自由詩73*07-4-25
sweets(ホットケーキ)- 山中 烏 ...自由詩207-3-22
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僕は『自由に』頭の中で街をトレースする- アハウ自由詩6*06-12-1
ニンゲンずきのヒトぎらい- 朱桜天  ...自由詩306-11-1
混迷- 奥津 強自由詩206-9-24
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桃の匂い- ミゼット自由詩4*06-7-14
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自分の思うとおりにやってごらん、勇気を出して- nicebeauty自由詩106-7-14
単純な歴史には時間が掛かる- 狩心自由詩3*06-7-14
いつもそこに在るように- 松本 卓 ...自由詩5*06-7-14
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