まっ白いクリームの上で引き立てあう
イチゴとミントみたいになりたいのに
耳障りなノイズ
うるさくて飛び出した
まだ残っていた
ナチュラルな優しい音楽
マグリットの絵のような
不思議な鳥が飛んでいる
私の命なんて
永遠の中のほんの一瞬
でもこの一瞬が
永遠を支えている
白い鳥が
消えていく
永遠の彼方に
テレビの画面いっぱいに
モザイクがかかっている
娘は笑って見ているから
面白いアニメか何かなのだろう
低俗なものはきちんと排除され
僕らは安心を手に入れる
新聞の記事にもモザイクはかけられ ....
ベストオブにんじん色に選ばれた
「おめでとうございます!!!
あなたは、ベストオブにんじん色に選ばれました!!!」
という電話がかかってきたから間違いはない
学校へ行くと友達が
....
本を読む人の眼は
例外なく真っ黒い色をしている
それはもちろん
眼が活字のインキを吸収してしまうからである
本を読みすぎて
白眼まで真っ黒になってしまった人が
こちらを向い ....
駄洒落みたいに
ほっとけ、なんて
言えたなら
幸せ
なんだけれど
(この気持ちは)
(いかんせん、自己主張が激しいので)
ミックスにして
暖かくして ....
ごろごろしたっていいじゃない
だってこんなに暖かい休日なんだもん
良い人たちが国を造った
とりあえずの法律と
良い人たちだけの政府を造った
僕らはその人たちに
従えばそれでいい
悪い人たちは
殺してしまえばいい
良い人たちは口をそろえ ....
きみは
花のみるゆめ
よりも
冷酷さ
けれど
くちびるが
とじられると
小鳥が
鳴いてる
風が
吹いてる
きみは
ぼくの
好きなひと
そっと
やさ ....
たとえば 空に思う様 線を引くように
臭う 修正液で
東京の地図を買い込み線を引く
川崎の地図に新しい線を引く
真っ白の線は やがて 空と地を結ぶ
たとえば 地図に思う様 線を引くよ ....
いや、無理だと思うよ。
人を自分が追い詰めてるって自覚がないもの、加害者には。
集団でやってるからいくらでも言い訳できるし。
「皆がやってて恐くて逆らえなかった」
ハイ言い訳出来上がり ....
昨日、ちょっと心が晴れた。
いいことじゃなかったけど。
何だか、晴れた。
さぁ、新しい日々を始めようか。
あたしは一人がいい
その子はぶっきらぼうにそう言った
たしかにその子はひとりぼっちで いつも皆を眺めていた
なんで?
わたしは聞く
一人なら 傷つかなくていいもの
....
あめ、いつからふってるの?
めをとじてあなたのこえをきいてると
じかんのかんかくがくるってく
すきなしょぱんのあのきょくが
とおくからきこえてくる
ぱぱがむかしおしえてくれた
いどのおは ....
スーパーに詰まれた
無精卵のように
生まれる前に
あらかじめしっかり殺されている
それがわたしたちの生きる時代?
ことばですべてをあらわすことができないならば
ことばにたりないものはい ....
うろこ雲 大好きな音楽 それから愛車と ついでにあたし
お金を入れると声をだす自販機
久しぶりにみつけた一番好きな紅茶
いつか君が投げた質問に今答えよう
こんな時には幸せを感じるの
ほら、窓 ....
白がそよいで頬をいく
ちいさなちいさな記憶をひとつ
涙も流せない柔軟な弱さ
君の世界の一部でいたいだけなのに
打て
打て
撃ち殺せ
死人の 群れが 大海を わたる時
隠避な 音色が
打て
打て
砂漠の 平穏
深海の 戯言
愚者たる およそ 全てに いたる
寂しさを 求めよ
....
ごめん
あと五分だけ。。
なんてセリフ
想像したこともないよね
君の寝顔
無敵の寝顔
Men'sブリン
男の中の男たち、が
たどりつく増量の
たっぷり
とろ〜りクリームの
三拍子
とはなんだ
Men'sブリン
君の求める
男の中の男とは
たっぷり と
とろ ....
夏を飛び越えてゆく
あの雲を焼く
それは炎ではなく
蝉の声だったりするのだ
蝉よ焼き尽せ
雲を鳴き尽せ
足がぴょこんと、出てるよ?
気付かないのかな。
うん、それくらい暑くてくらくらなんかな。
夏は大変だね。
空虚な腹部で
命と鳴いている
今日は夏だ
われんばかりの空だ
あぁ、こぼれてゆく
大地の精霊を
宿す
からだは
青空のもとで響く
首すじに光る雫を
ハンカチーフにすっと吸わせる ....
やぁやぁ、
きみのかわいい トッティーだよ
おはよう、
じつに いいよるだ
おべんきょ、がんばってる?
やっぱアレだよね
ほらほら、
はなび なんて
やるもんじゃないってはなし
かぎ ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
爆発しそうなココロ。
同じココロ。
青々と
広がる蓮葉には
明け方の雨の
ひとつぶ、ふたつぶ
みつぶ、よつぶが
それは見事な玉を作り
ころころと
風にゆれながら
まるで生まれたての
宝石のよう
真っすぐのびた
....
うつくしいものが見たい。
見せてください。わたしに。
身に余るしあわせ。
取りこぼす歌。
たくさんの世界を見せてください。
ただ、うつくしいものが見たい。
なにかう ....
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