雨が降るので家の中にいる
猫は寝てばかりいる
雨が降らなくても寝ているが
雨が降るとよけいに寝てばかりいる
猫は役に立たないと思う
思うが
冷静に考えれば役に立っているのだろう
と思 ....
たくさんの花を枯らした
サボテンやアロエも枯らしたし
ケフィアやカスピ海ヨーグルトも駄目にした
それでも命は大切にしなければならないからと
小さな虫はその形や色が嫌いでも
なるべく殺さず ....
「わかる」ということについて考察してみよう。人は本当に言語を理解しているのだろうか?こういうことを言うと、何を言っているのか、と思われるかもしれない。しかし、結論から言うと、極言すれば、人は、言語を理 ....
今私は、記憶障害の副作用のある薬を服用した上でこれを書いている。文体の癖が現れやすい状態だ。自覚している癖はいくつかあるが、特に嫌になるのは馬から落ちて落馬しちゃう癖だ。だらだら書くとよくそうなる。レ ....
長距離トラックの爆音と
パトカーのサイレンで夜は塗り潰されていって
そのわずかな隙間を縫うように加速して
おれたちはスピードそのものになる
昨日の夜テレビで見た
水銀灯に群がるアルミの蝶 ....
粗雑に書いてみようと思う。何も調べずに、なるべく何も考えずに。こんなことをするのは、もしかしたら私はものを粗雑に書けないのではないかと不安になったからだ。現実の私はかなりデタラメでいい加減だが、文章上 ....
カスタマイズとカスタマイズの狭間を携帯で埋める
仕事の休憩時間に俺が詰め所にいなくて公園にいることを俺の子どもが見たらどう思うだろうか
意味のわからない言葉を言ってわらって-
世界の路上では ....
教室に戻ると、
机がなくなっていた。
みんなぼくに背中を向けて、
くすくすと笑っている。
すごく笑っている。
いつもの光景。
誰かが振り向いた。
なに ....
別れの時刻を知ったとき
ひとは優しくなる
すなおには
明かせなかったこころをもって
朝はかならず来るのだと
ようやく夢は
ここから
近く
ありがとう ....
ほんのわずか 2キロメートル
そう わずかに三十分も歩けば
この身体はそこにたどりつくのだ
あなたのいる場所に
小綺麗なだけの安っぽいアパートの一室に
まるでラブホテルみたいに
....
草花が咲いて
古いバラの木がアーチに寄りかかり
向かい合った椅子には
誰も座っていないのに
まるで
それで満足しているかのように
風に吹かれている
花かんむり
シロツメクサの匂い
透明色
ソーダ水の水面の波紋
むせ返る夏を
不器用に泳いで
よろめいた夕暮れ時に涙
びーだま、の
陽炎のアスファルトで
かなしい音を立 ....
私は基本的にバカバカしいことをするのが好きだ。この場合、バカバカしいことというのは、やってる本人にだけ意味があって他の人には全く無意味なバカバカしいことを指す。他の人に迷惑なバカバカしいことは避けたい ....
やってみたいことはたくさんある けれど、
やっておきたかったことも、たくさんあった
高く、空に流れていった最後の校歌と
旅立ちの、握りしめたら少しだけ痛い
金釦のような歌
それらをいいわ ....
?.
この絵、あんたにそっくりね
そういっておまえが笑った絵は
リオハのお城みたいなワイン美術館にあって
おまえが指差して笑った絵は
赤ん坊のバッカスが
ワインをラッパ ....
あの人
昨日の真夜中に
「ここではないどこか」に
行ってしまった
展示品現品処分19800円で買った
ちょっぴり傷のついてるセミダブルのベッドに
私一人を置き去りにして
煙が消える ....
僕は男だから
産む痛みを知らない
同じくらいに
産まない痛みを知らない
痛みなんて知らない
ここは戦地ではないから
僕はあなたではないから
幸せになる方法を知らない
幸せにする ....
今、踏んだ、枯れ枝
その中に眠っていた想い
遠ざかってゆく
永遠に
今、放った、貝殻
僕の手のひらの温度を引いて
遠ざかってゆく
永遠に
雲は遠くの水平線に砕け
....
たぶん、ここの現役さんのなかで投稿された作品を一番読んでいるのは、ぴ@じゃないのかなと思っています。お名前を勝手に出して申し訳無いのですが、ここでの古参のおひとり、たもつさんが4187ポイント出して ....
大きくてごつごつした 彼の手
左手にいつもしている時計の他に
ブレスとか
指輪をひとつだけ
飾ってみたいと思った
きっとよく似合う
今日、
ハンドル握った左手に
初めて銀のブレスを ....
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た
だから早くそれを出せばいい
そう言いながら手を傷つけて血を流しながら
貝殻を握りつぶしている友達を笑って見ている
俺たちはライトアップ ....
完璧な春の下を
僕らはゆっくり歩いている
見慣れたはずの駅が今
妙によそよそしく見える
空は青くて風も澄んでいて
光もくっきり射している
でも僕の体の中 ....
池袋とか新宿とか
そんな
詩みたいにきれいな響きを持った名前の街は
おれたちの暮らす街にはないので
とりあえずできることといえば
コンビニの前にたむろしている若者にビクビクしながら
そいつ ....
詩、という漢字一文字に込められる思い、意味は様々だ。
またどういうものを“詩”というか、捕らえ方も人それぞれだと思われる。
絶対的な定義はあるのかもしれないが、ここでは私自身の書く詩、またこれから ....
ムンムンだ もう
狭い山道に俺はいま 立っている
工房からの帰り
ひとりひとり
ぶつかりそうに
すれ違いながら
笑って
ほほえんで
あいさつする
俺も同じよう ....
独裁者についてった時代を
その時代の人々を今振り返ってどうかしてたんじゃないかと思うように
百年二百年たったら
俺たちのことを
俺たちの時代をどうかしてたと思うのか
船はずっと北を目 ....
伊勢の南島町
漁師の友達の両親
おばさんは嫁いでから
一度も休みがない
その息子 親友 純 日本人 世界中を回って
ハワイにたどり着いた波乗り くらげに襲われて
....
ファスナーあいてるぜ
ビーズのドレス
子羊は
オーストラリアで死んで凍えて
この白い皿に乗って
おれたちの血肉になる
あたたかいから
おいしいから
たくさん ....
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った
あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで
子供の頃によ ....
季節はもう冬支度なのに
たんぽぽの綿毛になるんだと
あなたは言った
過ぎ去った日々を惜しむかのように
ひとびとは
大きな樅の木の下に集いだす
そんな季節に
たんぽぽの綿毛になるんだと
....
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