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彼は陽気で小柄で
食べたり飲んだりが大好きで
もちろん怠けるのがなにより好きで
でも
ある日気づいちゃった

お気に入りの緋色の帽子は
間違いなく血の色
馴染んだ翠の上着は
疑いなく ....
今の状況を冷静に考えてみよう。LEDが明るい白壁の部屋。家具はない。窓もない。恐ろしいことにはドアもない。唯一の出入口は床にぽっかり開いた暗い穴だ。穴から半身乗り出している人は、あれは人なのだろうか、 .... 無限大をよこちょにかぶって
生真面目な顔して散薬を調合する
あるいは坩堝をかきまわす
半分だけ金に変わった銅貨が
あなたの夢想を具現する

それが真実の化学の結婚で
あなたの欲するもので ....
最初に言っておかねばならない。私は経験を重要視するわけではないし、軽んじるわけでもない。私は経験について中途半端な考えを持っている。経験は重要な場合もあるし、そうじゃない場合もある。経験しなけりゃわか .... 自己欺瞞でも嘘でもアホでもうんこでもいいのである。はっきりいや不幸のどんぞこでもいいのだ。なんでもけっこう。鬱病失業借金に加えて、特定疾患の難病に逮捕、なんでもきやがれ(って正直なところ私にはその全部 .... 俺はあいつが嫌いだ
はらはら散る桜と同じくらい嫌いだ
もっとも俺は
ぼとんとみっともなく落ちる椿も嫌いだが
だって考えてくれ
生首に潔いもクソもあるか
ぼとんと落ちようが未練たらしく落ちよ ....
1.

高く掲げた手のさきには指がなかった
ただ丸い肉塊である手は
指を持たぬのに天を指さした
天下人と呼ばれた男は
その指のない肉人を
食えばよかったのに食わなかった
食われなかった ....
眉村卓の古い短編小説に「わがパキーネ」というのがある。私が最初にそれを読んだのは1982年。十四歳の夏だった。ヒマでたまらない十四歳の夏休み。自分自身の汗の臭いと、隣で飼ってる牛の悪臭と、それらをぐる .... いいトシこいて
朝の5時にヘロインなんか聴いてるわけだ
効いてるわけじゃないよ聴いてんのだ
おらおらおらおら口があんなら怒鳴れ
耳があんなら尖らせろよ
カエルどもが土から出てくるまえに
長 ....
雨が降るので家の中にいる
猫は寝てばかりいる
雨が降らなくても寝ているが
雨が降るとよけいに寝てばかりいる
猫は役に立たないと思う

思うが
冷静に考えれば役に立っているのだろう
と思 ....
今私は、記憶障害の副作用のある薬を服用した上でこれを書いている。文体の癖が現れやすい状態だ。自覚している癖はいくつかあるが、特に嫌になるのは馬から落ちて落馬しちゃう癖だ。だらだら書くとよくそうなる。レ .... 粗雑に書いてみようと思う。何も調べずに、なるべく何も考えずに。こんなことをするのは、もしかしたら私はものを粗雑に書けないのではないかと不安になったからだ。現実の私はかなりデタラメでいい加減だが、文章上 .... ほんのわずか 2キロメートル
そう わずかに三十分も歩けば
この身体はそこにたどりつくのだ
あなたのいる場所に
小綺麗なだけの安っぽいアパートの一室に
まるでラブホテルみたいに
 ....
私は基本的にバカバカしいことをするのが好きだ。この場合、バカバカしいことというのは、やってる本人にだけ意味があって他の人には全く無意味なバカバカしいことを指す。他の人に迷惑なバカバカしいことは避けたい .... 青黒い、
時と云ふ名の液体に沈み、
我々は進む、
一直線に、
戻ることも、
横切ることも、
かなはず、
唯真つ直ぐに。

流れゆくものは時、
さう思ふのは間違ひだ。

時は一切 ....
昨日チャットしながら書けない理由について考えていた。書けない理由は明白だ。書くと誰かを傷つける気がして怖くて、それで書けないんである。しかし何を書いても誰かを傷つける恐れは常にあり、単なる冗談書いても .... 1.

手紙は書きかけのままテーブルの上で黴びてゆく。
青黴、赤黴、黴の色ってそんなに単純だったかしら。
ふくりと黴が起きあがる、
まき散らされる胞子は常に薄い紫で、
私の部屋はすっかり煙 ....
歌舞伎役者は
立っているだけで美しい
その凛とした立ち姿は
長い鍛錬の賜物だ

私の言葉よ
おまえは立っているか?
インターネットの言葉の荒野で
おまえは立っているか?  ....
伊藤透雪さんの佐々宝砂さんおすすめリスト(18)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
タロットカードのれいばんめ【愚者】- 佐々宝砂自由詩6*25-12-29
濃緑のドア- 佐々宝砂散文(批評 ...1125-12-4
タロットカードのいちばんめ【魔術師】- 佐々宝砂自由詩4*14-12-12
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この際なんでも面白がれ!あるいはパレアナ症候群- 佐々宝砂散文(批評 ...8+*07-5-19
葉桜の下、一度きりの。- 佐々宝砂自由詩6*07-4-22
創書日和。縁_【世界の縁に立つ三つの肖像】- 佐々宝砂自由詩1207-4-17
彼の、パキーネ、異形の詩歴書番外- 佐々宝砂散文(批評 ...7+*07-3-28
自分自身への命令- 佐々宝砂自由詩5*07-3-25
Don't_give_up- 佐々宝砂自由詩9*07-3-24
癖とスタイル(親指1000字エッセイ)- 佐々宝砂散文(批評 ...107-3-8
粗雑に書く(親指1000字エッセイ)- 佐々宝砂散文(批評 ...1+*07-3-7
(わたしは千の風にならない)- 佐々宝砂自由詩607-3-5
バカバカしく人生を浪費せよ、私よ- 佐々宝砂散文(批評 ...5*07-3-5
創書日和。流_【Free_fall_flow,_river_ ...- 佐々宝砂自由詩706-10-17
書けない理由(mixiより転載)- 佐々宝砂散文(批評 ...9*06-6-10
姿見のうしろの物語- 佐々宝砂自由詩12*06-5-13
詩論以前- 佐々宝砂自由詩12+*06-5-5

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