この星にある夜の余白へ静かな星を書き足してった

気付いたときには気付いてたんだ無意識的に意識していた

生き物たちが暮らしてるからこの世界には声があるんだ
つま先で立つと地面が揺れて
あらゆる命が追い越してゆく

足音や虫の音が触れる場所で
上を向いたら広い空の端に
糸口があって傷を縫えるまで
花が咲いてると訊いてみたくなる

お願いだか ....
新しい季節を連れて来た風

明日は何処(いずこ)へ吹いてゆくのか



透明な唄が聴こえる

果てしのない遠くから

あれは知ってる唄

懐かしい声で歌ってる



新 ....
街は、君のことが好き。
しんけんに、
みあげればみえる
幾百億、幾千億の銀河系の
白いカタツムリ状の渦巻きたち
星雲と名乗る用意があるものたちです。

街の灯がなんだか深く
ア ....
きみといる羽毛布団のふかふかは天国よりもきっとふかふか ゆうらりゆらら
舟はゆく
生死の境をさ迷いながら
白波立てて
舟はゆく

ゆうらりゆらら
舟はゆく
無限の時に慄きなから
さざ波立てて
舟はゆく

ゆうらりゆらら
舟はゆく
 ....
際立つ一本の水銀柱が立ち
僕は眠りから目覚めた

曳航されていく純白のヨット
青い青い水平線

ここは何処だろう?
肝心の居場所がやはり見つからない
瞬きの瞬間に名前覚え
会うたびに癖を覚え
好きになった時の
あの心地よさと興奮は消えず

どうして忘れられようか
一度でも本気で愛したら
言葉の一文字さえ捕まえたい

嫌いになる ....
赤いキャンドルが
半分溶けて流れて
涙のように固まって
固まったまま泣いている

焦げた芯が
あの晩のまま
時間を止めている

二人で灯して
二人で息を吹いた
赤いキャンドルが
 ....
星が私を見ている
なぐさめてくれる

今日の終わりの中で
空耳のように
幾度と無く
宇宙から星の囁きが
降ってくる

宇宙が悲しみの
ため息を集めて
遠ざかってゆく

深 ....
つかれはて
このままいきてゆくほどの
希望もないからしにたくて
しぬのもこわくていきている

だけ。

おれのすむ
このまちじゃ
しびとがへいきではいかいしてるぜ

おれ ....
早朝に薄くかかった霧に町は静止しているようだ。ビニールハウスは無防備に丸みのある腹を見せて草木もわずかに頭を下げて眠っている。

狭霧の中を電車だけが走っていく。

この外に動くものなどない ....
負けちゃった
あの人はいつも
自分でいられる

何を言っても
誰を選んでも

どうしたらいい
比べるたびに
笑顔が減っていく

何を忘れても
誰を憎んでも

今日は許して
 ....
喚き散らすか痴情の縺れ 外でやらかす若さかな


奏でる風のグリッサンドに 音符くるくる降ってくる


風にカサコソ枯草語る 自慢じゃないが子沢山


箱を開ければびっしり絵本 親子 ....
人差し指の指紋、混み合う等圧線、嵐の予感。
絶対に押しちゃいけないスイッチ、押してしまえ。
真夜中のほたるのひかりまどのゆきお前のため生きてみたかった

頭痛薬溶かして狂うほど好きな人の命日を思い出せない

さみしさを二錠のピンクでととのえる愛されたくてしかたがなくて
はじまりの海は遠浅で
かなしむことをまだ知らない透明なさかなたち
約束したはずの場所を
ゆききする微熱の波
遠い遠い夢の話

記憶をいくつも交差させて
分かれ道をまどう
ひとりあそび
 ....
昨日、
貴方が遠いところへいってしまった事を知りました。
その事実は私の思考を過去へと連れていき、あの日の後悔を強く思い出す事に。
さようならの挨拶が出来なかった。あの時も今回も。
いつかは誰 ....
「生活習慣の改善」
捨てたのだ。躰を
鳴き声に眼が覚めて、土の魚は焼かれた。
そして人間は泡から生まれたと水はいう
それは泡に生まれ変わるのだともいう
気になるのは置いてきた框の景色
 ....
夜の時間が留まっている
静かに此処に留まっている
朝から昼へ、昼から夜へと
一直線に過ぎながら
今、夜陰へと差し掛かり
静かに此処に留まっている

やがて時間は柔らかに
未来から流れ込 ....
夕日は海の底で
赤いイヤリングになる

人魚がクラゲに
似合うかしらと聞く

誰かに見て欲しい
波を超えると妖精になり
星の浜を飛んでいった

裸の妖精は恥ずかしくて
森のド ....
冬の始まり秋の忘れ物

真っ赤な紅葉が
地面に寝そべり
手袋と間違われて
拾われる

掌に乗せる小さな芸術

手を温めるには
物足りないけど
目を休めるには
十分すぎる

 ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
ぼくの庭の死者たちがつぶやいている
《今年は雨が少ない……不作かも》
祖父かそれとも伯父か、まだ顔がある

死者たちはざわめく葉影のささやき
裸足で庭を歩けば確かに土は乾いていて
限られた ....
もうすぐ寒くなる
誓おうとして言いかけた
言葉を持ったまま
迷っている君が
好きだよ
いつまでも
言い終えないで
それがわたしの
永遠
傾けた心に
足りない言葉

底が抜けてる
ガラスのコップで
何をすくっても
こぼれしまう

ゼロに戻って
喉が渇いたな

きっと欲しいものが
あったはずだ

縁をなぞるだけ ....
いつかは枯れる花に

今日も水をあげる

いつかは枯れちゃうけど

今日は いまは

・・・生きているから
私たちは夜道を歩いてる
月明かりを頼りに

遠い世界から雷雨がやってきて
私の両耳をあなたが両手で塞いでくれる

夜中に目が覚める
部屋の中で風が吹いてる

私の髪はまだ濡れていて
 ....
幽霊、前世来世、

なんかはともかくとして

熱水鉱床に巣くう化学栄養細菌塊
ハオリムシ
共喰いし合うミズウオ
アンデス頂上に置き去りの少女のミイラ
一万メートル上空を漂う胞子雲
人 ....
明日のお陽さまが全くあてにならないように

明日のラッキーもあてにはならない

明日の不運の方がとても身近で

明日の雨降りの方がずっとずっと身近な秋

せめて傘だけでもあったらな
 ....
おぼろんさんのおすすめリスト(3588)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
明るい- 水宮うみ自由詩2*19-11-19
空中遊泳- ミナト ...自由詩4*19-11-19
季節風- もっぷ自由詩2*19-11-19
『幾百億、幾千億のうた』のうた- 秋葉竹自由詩519-11-19
ギフと。2019- もっぷ短歌119-11-18
ゆうらりゆらら(改訂)- ひだかた ...自由詩419-11-18
覚醒- ひだかた ...自由詩719-11-18
冬のセレナーデ- 丘白月自由詩219-11-18
赤いキャンドル- 丘白月自由詩319-11-18
あなたを感じた夜- 丘白月自由詩219-11-18
しのせかい- 秋葉竹自由詩519-11-17
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- ミナト ...自由詩219-11-16
エントロピーと鳥が鳴く_【都々逸】- ただのみ ...伝統定型各 ...2+*19-11-16
等圧線- クーヘン自由詩8*19-11-16
a- 星染短歌319-11-16
バースデイ- 橘あまね自由詩7+19-11-16
行き場の無い手紙- 卯月とわ ...自由詩3+19-11-16
覚醒家- アラガイ ...自由詩13*19-11-16
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冬珊瑚の妖精- 丘白月自由詩419-11-15
手袋- ミナト ...自由詩3+19-11-15
〈根源悪〉の原体験(改訂2)- ひだかた ...自由詩2*19-11-14
園庭- 帆場蔵人自由詩419-11-14
晩秋- はるな自由詩519-11-14
リバースエッジ- ミナト ...自由詩319-11-13
今日は生きているから- もっぷ自由詩3*19-11-13
距離とベル- mizunomadoka自由詩1119-11-12
いまさら、孤高の学者をなぞってみる- AB(な ...自由詩119-11-12
・・・- もっぷ自由詩2*19-11-12

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