荒涼とした
この地に独り立ち
おまえの仄白い足を洗う

地獄にも似た静寂が辺りを覆い
暴威の呪う様な異邦の声が響く

冷えた原色の広がり、渦巻く虚空の大気

おまえは仄か微笑む
い ....
水滴、溜まりに輪を描く
今日は雨降り
里の童たち、
押し入れの秘密基地で
遥か遠い夢をみる
白い道、
白い未知、
走る死人、
消失する時、

混沌の途
根源の未知

実在する
ヒビキのソンザイの
有り難さは
神々の流出する
熱、思考、感情、意志
意識の位相 変化し続 ....
硝子細工の汚れが気になって仕方が無いが触れると壊してしまいそうな気がして手を出せないままでいる、世界は今日もそんな類の平穏で満ちていた、十五年は前の歌ばかりうたいながらシンクに転がっていた皿を片付 .... 熱、戻って来る
じんわり
この肉体、
熱 充たされ

分子の運動でない
それは実体、
神霊から流れ出た

私は実感する、

神経障害性疼痛という
冷え切った肉体に熱、戻り

 ....
空へと続く道の
純粋な絵かき歌は
世間の下でもがく
僕ら何もかも分かったふりをして
分からないふりをする様に
成ってしまった
あの日の声は輝いていたのかと
つまらない顔をして
冗談のよ ....
人見知りなもぐらの迷宮と

誰かのてのひら


根暗な抒情とねずみ根性

僕の取り柄


風の切れ間に

そんなことを思って


貴女が笑えばいいと

願いを込めて
タイムマシーンみたいな夜の覚醒
ふんわりした羽布団のその感触
また逢いたい人の柔らかな熱

利己主義の反対、利他主義
愛を注いでアイを注いで
資本主義、
何が飛び出すか分からないぞ
市 ....
冬が去り
いまから春だという朝は
空いちめんに
やさしいほほえみ

溶けだした
ソフトな氷の色に似て
ふふふとわらう
ななしょくのゆめ

恥じらいの
朱色の頬を想いだ ....
○「独り言集」

*肺気腫になっても
ぷかぷか
煙草を吸っている友人あり

*買い物と病院通いが
年々大変になる

*ある宗教団体に入ると
老後でも結婚できると
同級生がいう
 ....
○「自治会花見」
4年ぶりの自治会花見があった
青空に映える満開の桜を眺めながら
僕たちの中学時代の思い出のいっぱいつまった
旧中学校跡地でグランドゴルフを楽しんだ後
桜の花のもとにブルーシ ....
  


柿が落ちてきて、
そこに蟻がたかり出して
もう寒いかなと想いながら
軽めのジャケット羽織って
庭に出たんだよ。

あたし、
アリさんのひたむきさが
好きだわ。

 ....
 
 月の出の頃
 舗道が西へ向って遠遠とのびていた
 この途 にも果はあるのか?

 あれは人気観光スポットの側にあるカプセルホテルの様な
 街路樹の一本
 椋鳥が まるで人の心もおど ....
時間の界から
永遠の界へ
移行する
時の高まりに
人は生き

足許の亀裂、
轟く雷鳴、
開く大輪の花、
時軸の横滑り、

反復される瞬間!

捉える視界を
道端の小花揺れ
 ....
平行線がある
それは、
見えない地平線だ
彼は言う、
此処が全てだと

死は霧のなか、
死は厳粛な移行、

愛する扉は開いている
凍結した大地はひび割れ
流され行く氷山の上の肉体 ....
傷付いたら
雨より細かく泣いて

出口を知らない涙だけが
途切れなく流れている

終わったはずの事なのに
思い出に秒針をあげて
ずっと回り続けようとした

嫌われても
避けられて ....
春風や梢の雪のとける音


薫風や私は私でいてもいい


チャウダーの夢あしたの歌ほととぎす


私とは思うところの全て春


日輪の君と私と春の猫


探されたい猫が吾 ....
船に乗る
あなたの影、
月の光に運ばれて

白々と
伸びる途、
開ける未知

流動し 精妙に輝く造形に
非物質の神聖 響きわたる



船に乗る
あなたの姿、
月の光に導 ....
春の遠くに薄雷が鳴って
さみしい とか
かなしい とか
形容しても詮なく
雨は降り
菫の花を濡らし

己が
いともたやすく傷つく
ということに
また傷つきながら春の長雨

形容 ....
  

ひかり降る
わが家に今朝は帰ろうか
緑の濡れてる明るいゆめなか



幼き日
あぜみち歩き帰るころ
キラキラ夕日が田園染めてた



山際へ
陽は消え ....
フローリングに寝転がり
燃え盛る太陽を浴びる
降って来る光の洪水は
世界のすべてを受け容れ
温め熱し燃やし尽くす

 否、否、否
 肯、肯、肯
 越えて超えて!

気の揺れ動きに苦 ....
 真四角の建物の谷間
 冷たい雨が、
 寄り所ないコンクリートの壁に爪を立てて
 のぼり始める
 赤く黒く
 その身をやき尽くそうとして
 一足一足いらだたしげに登り始める
 
 どこ ....
何処行こうとしてたの?
返事もなしに行っちゃった
さっきまで泣いてたような目をしてさ
真っ直ぐ前を見て

気になって振り向いたけど
もう見えなくなっていた
きっと時代が連れ去った
 ....
新生姜も好きだけど
普通の生姜も食べたいの

ひとときの柔らかさ 夏の思い出
それにかまけて忘れないで

いつも笑っていたいけど
人生 楽しいことばかりじゃないから

沈みがちな顔  ....
あどけなかった悲しみを
いついつまでも癒せずに
あどけなかった悲しみに
こころを閉ざす夢をみる

あどけなかった悲しみに
幼いころなら気づけたが
あどけなかった悲しみを
い ....
あのひとに
やさしくしてほしいから

そんなやさしさなんて
ただの同情だと
わかりながら
じぶんの弱さが嫌だけど

かわいそうになりたい

深夜
ひとはどうしてこんなにか ....
空中にばら撒かれた葉脈のような物体が痙攣のように蠢いている、そんな幻を見つめているうちにいつの間にか数時間が経過していた…数時間が―右手の人差指の爪で目の脇を掻いたら細かい傷がついた、血すら滲んで .... いつのまにか日が暮れた帰り道
ダウン症をもつ周を乗せた
デイサービスの送迎車の到着に
間に合うよう、早足で歩く 

前方には、小刻みに歩く青年が
重そうなビニール袋をぶら下げて
ゆっくり ....
風の吹いて
涼やかに歌い

葉のゆらぎ、
緑はながれ
葉のささやき、
緑はそよぎ

風の吹いて
涼やかに語り

「幼年、成年、老年
過ごし過ぎて過ぎ越し

今日、生きて 風 ....
 ベランダ打ちつける雨音
 レースのカーテン越し鳴り響くものが
 西の空も
 東の空も
 緋色 噴き上げ
 花火の様に開いていた
 湖に ぴかっと光った一線が在るだろう
 そこに連なる峰 ....
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