ライトゴロを後逸した野球部員のその後
花火大会の最後の1分
河川敷にたくさんの人が集まり歓声をあげる
ワワワワワワワワ
足の爪にマニキュアを塗った浴衣の女
川ぞいに建てられた特別養護老人ホー ....
伝えたい想いがあるから描くのです
届けたい想いがあるから描くのです
この想いが、この世界のどこかの片隅に
たったひとり たったひとりの誰かに
拾い上げてほしいから描くのです
....
誰かの作った世界で
見ざる言わざる聞かざる
飼い慣らされて
俯いて取りこぼした夢
言われるままに行進する
息を殺したまま
三猿たちの断末魔の足音
かつて某猿が摘んだ花だけが
上を向 ....
捻れながら転がり落ち、原形を留めぬほどになった今日の自我を、洗面台で沿った髭と一緒に水に流した、血が混じっていたのはカミソリのせいなのか、それとも何か他に原因があったのか?鏡で入念に調べてみたけれど傷 ....
光の
深い
いつくしみに
影の私は
満たされる
・
銀河の先には
星々の
海光り
光の波音
歌っている
夏の
残り火に
照らされて
じんじんじんわりとする
思い出
・
さようならは
言わないよ
またね だ
あなたの優しさを
忘れないよ ピース
自分について多くを語ることは、自分を隠す一つの手段でもありうる。
(ニーチェ『善悪の彼岸』竹山道雄訳)
人は、気のきいたことをいおうとすると、なんとな ....
お客さん、焼きましょうか?
それとも煮ましょうか?
、そのままで
夢を食べる人がいる
お腹がふくらんでいつも放屁ばかりしてる
愛を食べる人もいる
少し物足りないので自分を傷つけ ....
背番号10番が攻めてくる
守りを固める近づいてくるにつれて
巨漢であることがわかってくる
ディフェンダーは薙ぎ倒された
次はどう来るのか
ゴールキーパーは震えていた
~choriさんへ捧ぐ~
・
ふくろうさんが
お歌を
歌っている
この夜に
この詩集を拝読した
・
詩集『chori』の
詩たちは
たしかに
この世に
存在して ....
あの日のことはえっと
断片的にしか覚えていないんです
午前中の授業が終わって
みんなで給食の準備をしていました
マイちゃんとメイちゃんがいないことに
あたしたちは誰も気づいてませ ....
1
深い森の奥で
いまあのひとは旅立とうとしている
黄金の光を身に纏い
短い一生を駆け抜けて
いまあのひとは旅立とうとしている
低い空に在る
赤い大きな月が
あのひとの ....
淋しさとは
消えゆく炎の眩しさです と先日聞いた
ひとの言葉を思い出す
七輪で
ひとり肉片を炙っている
網のすき間から
火が時にやわらかく伸びるのを見ているが
すぐに消え ....
人魚の住む海底に
一枚の絵が落ちて来ました
それは人魚のいる瑠璃色の海と空
絵は溶けかけていましたが
人魚の心を打ちその絵を宝のように思いました
ある日人魚が海から顔を出すと
岸辺で絵 ....
静かに剥げ落ちていく現実はリアルとはまた違う、思想が現実に根差していることはリアリズムではない、それはただ現実的というだけのものだ、短絡的に周囲の価値観に日和るだけのものはイズムではない、十円玉を ....
こういう時も
書くしかない
いのちの衝動を
熱く
鉛筆をにぎり
・
みんみんぜみが
一所懸命に
愛の歌を
歌っているのを
ただ聞いている私
・
どの道
最後を ....
待ち合わせのカフェで読みかけの文庫本を読む。
雨の日の本の紙は水分を含んでかすかにしっとりしていた。
まるで息をしているかのように。
そうこうしているうち、まつげちゃんが現れた。
久しぶり ....
セックス
世界が変わるとき
一人と一人の世界が終わり
あたらしい世界が生まれる
ラポール
貴方を認めるとき
乱暴もネグレクトも精に成り
深きゆえ また我を忘れる
....
夏の日に
僕等は少しだけ詩的になる
降り注ぐ太陽は殺意とともに肌をじりじりと焼いて
そんな苦役さえも受け入れて
僕等は夏を楽しむのだが
夏の日に
僕等は少しだけ何かを予感する
この喧 ....
フラスコの洗浄
柔らかな
ガラスと午後の触感
他には何も無い音と
別の日
満員電車で吊革に掴まっていると
かなかなかな
隣にいる男の人が
ヒグラシの鳴き真似を始めた
夏が終わ ....
「冷やし中華はじめました」、それは夏を大まかに括っていた、水色の一枚の暦のように、町中華の古びたガラス製の開き戸に貼られていた、その水色の張り紙を、店主のおっさんの手がゆっくりとひき剥がしてゆく、ぽっ ....
カレンダーを眺めると
夏はもうすぐ終わり
隅っこに秋が待機している
ここまであっという間
この先もあっという間
どこに流されていくか
影が差し込んでくる
毎日の明日への不安
そ ....
もう、何がなんだかワケワカメ
物静かな人妻のパンティを脱がせたら愛の嵐でワケワカメ
中折れし、拳で殴られ鼻から垂れたワケワカメ
冷蔵庫の中で賞味期限の切れた深い悲しみのワケワカメ
入居 ....
私の母親の両親は どちらも良家の生まれだったらしく
蔵をいくつも持っているような村一番のドン百姓だった
祖母の家は代々蚕を育て 絹糸を紡いでいる家だったらしい
祖父の家も詳しくは知らないが ....
酷暑の最中だったが、脳髄に氷水が流し込まれているみたいに冷めていた、体温や体調のせいなんかじゃない、俺がそこにどんな感情をも持ち込むことが出来ないせいだ、必要最小限の自分への命令、下手糞な機械の模 ....
犬も食わない喧嘩
荒れている間は
まるでこの世の終わり
周りにいる者に
最大限の気を使わせる
翌日になると
あれは何だったのか
というくらい平常運転
ノリ遅れてあたふた
使おうと ....
米米米米 米米米米
買いにいけども
米が無い 米が無い
米の棚にはインスタントラーメン
米の棚にはインスタントラーメン
米が無くても生きていけるけど
心の底辺に流れる不安
インス ....
何度も寝返りを打ったのに結局眠ることは諦めた、ノーステッチのブラックジーンズ掃いて真夜中に繰り出す、目的を失った連中たちがダンゴムシのようにビルの影で丸まっている、落伍者たち、でも快楽で帳消しにな ....
生まれた時からバッハもピカソもあった訳です
赤ん坊の私がそれらに気づくまでの長い距離は
何かの原型でありそうだなと推察し終え
当時の感覚まで思い出されていたのです
座卓には抽斗がついており
....
捨て鉢な好意
汽車が眠る場所
優しい巨人の愛撫
想像力の山と谷を
土地柄が考慮されたブレーメン
変動しない順位
誰かのおばあちゃん
物語を消毒されないためにも
明日までの措置
電球の ....
レタスさんのおすすめリスト
(4157)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花火大会の最後の1分
-
松岡宮
自由詩
8
24-8-31
ギブ_&_テイク
-
涙(ルイ ...
自由詩
3
24-8-30
三猿の行進
-
海
自由詩
8*
24-8-30
いつのまにか滲んだ血でさえ流したあとには忘れている
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
24-8-30
※五行歌_二首「銀河の先には_星々の_海光り」
-
こしごえ
自由詩
5*
24-8-30
※五行歌_二首「ピース」
-
こしごえ
自由詩
7*
24-8-30
聖なる館─A_Porno_Theater_Frequente ...
-
田中宏輔
自由詩
12*
24-8-29
詩を食う人
-
アラガイ ...
自由詩
11+*
24-8-29
ゴールキーパー
-
海
自由詩
3
24-8-29
※五行歌_三首「choriさんとの思い出など」
-
こしごえ
自由詩
3*
24-8-29
目撃証言
-
涙(ルイ ...
自由詩
2
24-8-29
ゆめなかの夢
-
秋葉竹
自由詩
2
24-8-29
「淋しさとは」
-
形代 律
自由詩
4
24-8-28
瑠璃色の鱗
-
海
自由詩
3
24-8-28
腹を決めろよ、もしもその先に行きたいのならば
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
24-8-28
※五行歌_六首「いのちと共に在るだけ」
-
こしごえ
自由詩
6*
24-8-28
まにまにダイアリー④まつげちゃんとデジャブ
-
そらの珊 ...
自由詩
4*
24-8-28
シジンとヤッたら終われる
-
足立らど ...
自由詩
6
24-8-28
夏の日に
-
岡部淳太 ...
自由詩
10
24-8-28
終わっていく
-
たもつ
自由詩
5
24-8-28
「冷やし中華_終わりました」
-
本田憲嵩
自由詩
12
24-8-27
次の季節
-
海
自由詩
4
24-8-27
ワケワカメがワケワカメなワケワカメ
-
atsuchan69
自由詩
10*
24-8-27
三つ子のたましいって本当なのかね
-
涙(ルイ ...
自由詩
4
24-8-27
噛みつきたいのなら牙をまず綺麗に研いでおくこと、そして迷いな ...
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
24-8-26
犬も食わない喧嘩
-
海
自由詩
3
24-8-26
米が無い
-
海
自由詩
5*
24-8-25
ロスト・チャイルドは未知なる世界の為に変異種的な成人をする
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
24-8-25
ふりかえる生長
-
soft_machine
自由詩
10
24-8-25
等し好みに
-
なけま、 ...
自由詩
4
24-8-25
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139