ゆうぐれに向かってはしっている
かえっているのに
だんだん離れてゆくようで

君がならすおんがく
私のみみをこじあけて
はいるよ乱暴にむねのなか
せつなさをきざんでる

なにか後悔さ ....
雪の原理は知ってても
ききたくなる

お前はどこからきたのと
ちかい空からも
ふってくる
舞ってくる

わたしのうえにも
みたくないものにも
だいじなうえにも
わけへだてなく
 ....
お月さんが真上にいたら
あたしはもう逃げらんない

持ってる紙コーヒーの中にだって
はいってくるんだもの

白状するとしんどいわ
だけどまいったな
欠けながらだって
びかびかしてる
 ....
正しいことってどうして
こんなにも傷つける道具になるの

間違い探しを習った
学校のせいにしたい

みんなとは別の方向が
いきたい場所だと決めて
歩けば勇気にかわると信じた
あの頃の ....
カラスみたいに
どこにいても不思議じゃなくて
どこにいてもかまわれなくて
嫌われてても
黒でいることをゆるされている

そんなお前がうらやましいと
こっそりいつも
思っている私がいるこ ....
人の気持ちになんか
なれるわけないじゃん

なのに
雨がふると反省の気分になる

浄化されそうです
うちがわのドロドロなんて
ほおっておいてと
いいたいけど 少し心地よかったり

 ....
好きなことしよう

ミニサイズだけど
大きな心になりたい

好きなことは
小さいことだけど
大切な時間になる
紅茶だったり
緑茶だったり
ウーロン茶だったり

君と飲みたいものは
その時々で違って
正解があるのかすらわからないけど

丁寧に淹れる
きっと
その行為がすきなんだと
こんな夜 ....
鍵をたくさんもっているのに
何番目かを忘れてしまった
それが生きることで
それを探すことが目的

そうだとしたら
鍵穴は逃げないね

それを早く知っていたなら
でもね
回り道が必要 ....
大きくなったら
自分以外の自分になれるとおもっていた

逆さにしたって
ぽろりとおちてくるのは自分だった

裏返しにしてみたのは夢の中で
それでも
やっぱりくるりと自分がこぼれてきた
 ....
あるページには
私のすきな言葉がかかれてる
ひらけばいつも
それはそこにある

そんな風にあなたの言葉を
ずっとずっとあたためている

私が綴る言葉たちも
そんな栞になってればいいな ....
すきな歌詞を
心の中でなぞってみる
あの歌手の口元を
思い浮かべながらなぞってみる

うたはなにも
音でなくてもきけるものです

風が冷たい今
だれかを想って歩きます
不思議とそれ ....
今年ももう
一週間も過ぎました

なんてこんな風に
過ぎた時間ばかり思うのはやめようと
それも前の目標でした

お前は後ろに目がついているのか
そう言ったのは中学のときの先生

そ ....
何者かが
地球を破壊しにくる夢をみた

それは人間だった
それは私の愛しい人の顔をしていた

私は
戦う決心をしていた
それが一番 今 悲しい
すっげえ詩をよんだら

かきたいとおもったり
かけないとおもったり
それほどでもないとおもおうとしたり
でもさ

やっぱり

すっげえ詩ってあるんだよね
自分が ごまかせないほど
 ....
涙はあたたかいのに
人はそれにきづかない

自分の悲しみに夢中だから
人はそれにきづかない

犬も
猫もそれを知っていて
ないて涙をなめている
幸せってなんだっけ
なんてCM懐かしい

たこあげしている親子がいる
空にきりこんでゆくたこは
ふらりふらり
頼りない

きりりとした目のむすめの先に
おとうさんのひきぎみの腰

 ....
おじいさんもね
おばあさんもね
昔は若かったんだよ

昔っていつ
五十年ぐらい前かな

五十年ってどれぐらい
年輪五本ぐらいかな
花が十回生まれ変わるぐらいかな

おじいさんもね ....
私の中の詩を探しつつ
冷たい風の中を歩く
鳥が鳴いて
水が流れて

そんな道を歩きながら
私は私の内側しかみていない
いつもなにか隠している
私のポケットは
私の手を隠してる

ほんとうのことって
だいたい残酷
綺麗な嘘でラッピングしても
すきまからみえてしまって
かえって傷をつける

不器用な人 ....
古いうたのような
夢をみていた

めざめのときは
薄い舌を何枚も層にしたような手触り

嘘も重ねて
私はいます

今日も
生きねばならない
おっくうだと
思う自分に
冬の空気 ....
君はピザ屋のサンタクロース
君がたくさんの人を
子供を
笑顔にできると思うんだ

冷たい風の中
注文チェック
そっと応援したくなる

君の後ろに見える
あたたかな景色は
私の理想 ....
指で伝える言葉は
私のほんとうの想い
だけど
嘘もほんとうも
ほんとはないの

書ききれない想いまで
伝えたいけど
真っ暗な空に放つ
星よ知ってくれと

そんな想いがとびかって
 ....
一番目のゆず 丸いまま

二番目のゆず ひびはいる

三番 はんぶん
四で くずれ

一番最後はしわしわだ

みんな自分がかわいかろ
ゆずはしぼりとられて
知らん顔

冬至の ....
キャッチボールがヘタだから
うまく投げれなくて
うまく受けれなくて

届かなかったり
違う方向へいったりで
じれったくてたまらない

そういう時に限って
  いつもかな
相手からは ....
別に と
どっちでも
とだけ言っていた頃は
どこからみても子供だったけど
今よりずっとなんでも見えていた

待ちの姿勢のまま
何時間でも耐えることができていた

ともだちという言葉で ....
いい人なんて目指してない
どうせなれないってわかってるから

なのに
嫌われたくないなんて
どういうことなんだろ

空気みたいに
って
いい意味?
悪い意味?

ほんとうにズル ....
半熟玉子みたいにさ
ぷるぷるしちゃって

ふれることもできないよ
みつめてるだけ
たべたいけどね
みつめてるだけ

あつかいにくいのに
ちょっとひかれるね
味は知ってる
つもりだ ....
私は脳内で
鼻歌をうたっているが
これはなんていうのだろう
脳歌とでもいうのか

音符と
ことばと
色つきのうたで
いろんなところに行ける気がする

平和な気持ち
ただだれとも共 ....
砂をみるような静けさに
私の遺体をころがして

明日へゆけ
明日へゆけゆけと
祈ります

神でなく
鍵になるよな言葉だけ
書き記すことが
私の祈り
朧月(1707)
タイトル カテゴリ Point 日付
ゆうぐれの音自由詩913/1/20 18:42
白い生命自由詩313/1/18 17:06
真上の月自由詩613/1/17 17:52
正しい法則自由詩213/1/15 23:25
空に近いカラス自由詩813/1/15 15:38
雨がもたらすもの自由詩213/1/14 8:21
羽はみんな持っている自由詩213/1/13 23:08
夜の飲み物自由詩213/1/12 22:38
たぶんあれが君自由詩813/1/11 22:29
道しるべ自由詩513/1/10 21:28
温かい栞自由詩413/1/10 13:20
冬の散歩自由詩413/1/8 22:39
いつかのひかり自由詩613/1/7 23:09
悲しい夢自由詩613/1/6 8:23
基本自由詩613/1/5 8:26
小さなぬくもり自由詩313/1/3 23:18
たこあげ自由詩413/1/2 10:08
ゆるやかに時は流れて自由詩513/1/1 22:16
冬のおと自由詩412/12/31 8:24
ふたつのポケット自由詩412/12/28 8:27
古いうたの夢自由詩212/12/27 8:20
君はピザ屋のサンタクロース自由詩312/12/24 16:20
12月の星自由詩512/12/23 22:30
ゆず家族自由詩312/12/22 16:23
キャッチボール自由詩412/12/21 22:51
あの頃自由詩212/12/20 10:17
ずるい言葉自由詩212/12/20 9:31
半熟な人自由詩312/12/19 21:02
歌う脳自由詩3+12/12/15 16:37
砂をみる夜自由詩412/12/13 23:57

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