古いうたの夢
朧月

古いうたのような
夢をみていた

めざめのときは
薄い舌を何枚も層にしたような手触り

嘘も重ねて
私はいます

今日も
生きねばならない
おっくうだと
思う自分に
冬の空気は冷たく


自由詩 古いうたの夢 Copyright 朧月 2012-12-27 08:20:29
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