夕暮れに
帰りたいような
帰りたくないような

大人の顔で過ぎてゆく
あれはどこ行きの電車なのだろう

オレンジ色のバスの灯に
すいよせられて明日へ行く

斜めの頂点
十二時の山 ....
100%の果汁は苦い
知っているのにほしくなる
ホンモノにこだわる
私は偽物

ほんとうの私を
探してる/今夜も

ないないない
とおもいたい
あきらめて

グラスの中のオレン ....
雨がよろいをとかす
ぴしり 心がひび割れる

雨の中歩いているのは
まるで自分ひとりみたいに

傘は
シェルターのように隠す
それぞれの顔を
背景を

雨はどこからきたんだろう
 ....
自分の星座は知っている
それを決めた人の
心は知らないけど

同じよに見上げた
星は変わらずいるのか
いくらながめても
過去はみえない

どうしてみえない後ろ側が
そんなに気になる ....
わからなくていいことが
多すぎる気がする
わかったふりするだけで
一日が終わる

ふる首よりも
うなずくほうが楽でしょ
異論唱えて空気変われば
どっちへぶつかるか
予想できない

 ....
君は努力してるよ
それをあたしは知っている
成果がでない努力は無駄じゃない
そんな言葉を呑み込んでいる

丸くなって君は
涙も流さず耐えている
君の努力の足跡が
さらさらと消えてゆくの ....
朝の風は向かい風
少し冷たい風
襟元きゅっとしめて
歩かないと飛んで行きそう
(飛びたいけど)

帰りの風は
追い風 背中を押す
薄い太陽の光さえ
満たされる心の中
(顔をあげてる ....
後悔なんて
してるにきまってる夜に
あなたの涙が流れて
いないかだけが気になる

泣かないで
なんて言う資格も
ない私だから泣かない

寒いとき
寒いねって
言えることが幸せなん ....
否定する
あわてて 否定する
まるでなにかを隠すよに

愛想笑いだけ上手で
上手って思ってるの自分だけで

悲しい時余計に笑う
どこからももれないように

いやな気持ってきっとうつ ....
悩んで
迷って
ぐるぐる ぐるぐる
でも結局なんにも捨てられない

なら
楽しんじゃえばいいじゃん

ぜんぶまぜちゃうジュースみたいに
そのうちきっと
お腹ん中で消化されるでしょ
 ....
どこいくの

あたしききたいけど
君の
背中に書いてある

ひとりにしてほしい
肩に影

なんにも
言えなくなっちゃった
言ったって傷が
深くなるよ

互いの
傷をかえ ....
青空には
嘘だってとけている

綺麗だとおもったのなら/君が
手を伸ばせばいい

逃げたいのなら
真一文字に切り開け
この空を
真ん中を

こぼれた光りに
僕も吸い込まれよう
 ....
幽霊みたいな愛情を
信じて
夢みて
こわがって

あるとおもえばあるんだなんて
迷信なんでしょう?

でも
嘘だとおもいたくないの

私次第で
いつまでもそばにいるよね
愛しても
愛さなくても

愛せなくても

自分は自分のまま
だれが認めなくても
悲しいぐらいに変わらない

なら
変われないままでゆこうよ
この道を

戻れ ....
五十音を並べ替え
キモチはあらわになりますか
だれのものでもない文字は
私のものでもないけれど

心の模様を
伝える手段をもたない鳥は
とぶだけ
とんで
ひっそりと鳴く
はじけるから雨なんだね

ぽたり

静かな夜に

ぽたり

私の心にも

おちてこい

どうして

瞳が濡れるの
失いながら朝がくる
おびえながら
いっぽいっぽいっぽ
支えるものなんかない
そんなことを考えるなと
君はいう
同じいっぽをだしながら
死ぬって
いなくなるってことなんやね
もうあえない
あえるうちに
あいにいけばよかった
これからあたしは
何度そう思うんかな
なにがあたしをひきとめたのか
風にきく
太陽にきく
こ ....
傷ついてるあなたには
なにをいっても無駄で
私の言葉が刃物みたいに
あなたを切ってゆく

拒絶する風が吹き荒れて
それでもしがみついて
言いたくないのにとめられないの

わかって
 ....
探し物をしている
今朝の気がかり
思い出せない名前

探し物をしている
ゆっくりそれでいて少し
あせりながら
だって今日がまた
終わってしまうから

見つけ出せずにいるのは
小さ ....
私は必要ですか
私はだれかにとって

そうです
というこたえがほしい

意味を知りたい
いつかのために生きるのではなく

だれもが知りたいこの言葉を
声にならない声で叫ぶ
秋になったのに
秋を受け入れられなくて
半袖の腕を
抱きしめて立っている

もうそこに
真っ白な季節をみてしまい
ゆれる木々の
変化すらみていない

まだこない季節でばかり
過ご ....
よくみられたい
よくおもわれたい
少なくとも嫌われたくない
そんな鎧は
いったん着てしまったら
脱げないよ

いらなかったのに
そんな鎧をいつから
着てたんだろう
重いのに
脱げ ....
アイスクリームは

こんなに冷たいのに優しい
甘い

すぐに消えてしまうのに
変わってしまうのに

甘くて

言葉の通じない
子供の笑顔もひきだしてしまう

冷たいのに

 ....
どこから生まれてきたのか
どこまでゆくのか

なにが正しいのか
間違っているのか

なにをしていればいいのか
なにをしなくていいのか

だれも知らないのに
どうしてあせるんだろう
 ....
人の上に人はいない
とか言っても

上司もいれば
先生もいるし
先輩もいれば
会長だっているね

肩書きをひきはがしたら
同じなんだろうけど

くるくるくるまってると
上とか下 ....
何を恐れているの?
明日を恐れているの

今日はまだ終わらないのに
今日より明日がこわいの

今日起こったいろいろなことは
今日のあたしが乗り越えたから

でも
今のあたしがまた
 ....
今日もだめだって
うつむかないでいいよ

許そうよ自分を
甘えるななんて
強がりの
人の真似しないで

どんな人も
どんな性の人も
歳の人も

甘えたいの
許されたいの
許 ....
つまびくように
ひとつひとつ言葉を追うの
奏でられたら
いいなあなたへの
文字を音符にかえて

うたはうたえない
音楽もうめない
明るいひかりも
つくることができないよ

あたし ....
切ない声も
切ないうたも
簡単に胸をしめつける

音 全部なくしたとしたら
あたし切なさなくすの?

文字は残るけど
温度 感じない
君が残してくれた永遠って文字は
何度触れても乾 ....
朧月(1707)
タイトル カテゴリ Point 日付
十二時の山自由詩311/10/17 20:37
100%の真実自由詩311/10/15 22:49
自由詩711/10/14 7:42
星は何色自由詩111/10/11 23:18
理解しません自由詩211/10/6 22:20
再生自由詩211/10/5 21:40
風のふく道自由詩211/10/4 22:44
冬かもしれない自由詩211/10/4 8:22
殻の中の心自由詩211/10/1 21:04
ミックス自由詩211/9/29 8:31
月はそこにいる自由詩311/9/25 21:33
どこまでも一緒に自由詩111/9/24 9:59
愛情おばけ自由詩111/9/23 16:09
まっすぐ自由詩211/9/19 23:46
鳥が鳴く自由詩411/9/19 11:41
自由詩3+11/9/16 22:46
あゆみ自由詩111/9/16 9:06
いつもの場所にいない君自由詩111/9/15 11:55
傷ついた鳥自由詩311/9/14 8:26
見つけたいもの自由詩211/9/13 22:24
だいじなひと自由詩211/9/11 17:27
自由詩311/9/11 10:10
あたしのまま自由詩811/9/10 14:36
あたたかいアイス自由詩211/9/9 23:24
だれも知らない自由詩111/9/8 22:10
肩書き自由詩111/9/7 20:16
明日自由詩011/9/6 23:05
女神の祝福自由詩011/9/5 10:56
ズットイッショ自由詩111/9/4 13:15
無音自由詩211/9/3 23:44

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