目隠しの結び目緩んで飛び出す林檎

透明な神の座高を月まで登る

奪われて泣くかわりにけばだつ土

白果実注視する反逆者

木めきめき伸びる岸辺が綺麗な行

水打ち寄せて貝残る佳境 ....
きのうのじぶんと重なりにゆく彼岸まで

落ちた空の木片踏んであげる悲鳴

そんなに脇腹を痛めなくてもいいよお別れだ

旅の終わりより先に鳥居見えてくぐる

過去へ戻る ゼロはもう閉じて ....
ヴェニチをべにちとよんだわたし
コートは羽織るもの
ヒルは這うもの
ひねもすとはそういう
生き物のことだと思っていた
ひねもす考える
ひねもすのことを
それはビヒモスやモルヒネ
ヒルネ ....

スクエアーズ

□□
ああ、

□□□
それはみた

□□□□
うっとうしい造形

□□□□□
片目を閉じよ。

□□□□□□
わたしのもの

□□ ....
こんこんと水のまま鴨の口から

亜人の腕輪を交換しに行く砂漠のバザー

抹茶薄い皿に永遠に落ちてくる

突如生えた角で広場に十字刻む

火のないところの煙は目印卵を産む

灰色の空 ....
喪でつながる距離を冷たい指先まで這う

クッキーの型から皿へくるしみぬく

盲点へ脳傾けてビー玉吐く

窓に干してあるさそり揺れる殴られて

散らばる石に祈る冥福もあるだろうか

 ....
冷たくして固めた水を氷と呼ばないまま二年が過ぎようとしている無人島で筏を作っては流していた
ある朝砂浜の砂が舞い上がったと思ったら濯がれていてまるでコップの底のようであった砂浜が当然砂浜であり続ける ....
フードに雨ふりくるしくなる息

手の鳴る方へゆけば故郷が遠ざかる

草の燭台と書けば美しき火災

帽子肩にかけ競技場に頭部もちよる

血の気引く手あまたといえようツンドラ地帯

夜 ....
ノイローゼという言葉から取り出した慰労で会合をするために動くバスを動かす透明な人力を知らない断崖のきりりと反り返るまた返り立つ自供が聞こえてくるトランジスタラジオをほのめかすわずかな燃料を皿に溜めて燃 .... 気をつけられない花畑いっそ錯乱し

器に火を銀は狢にわたくしども

踏切残せ孫の代まで枯れ野原

葬式行われていたうちの近くコンビニできて

ガムの包みに花の種どちらさまの遺品

 ....
三脚に遺品くくりつけて昼食

不要論飛びかう机上にロケットの窓

笑う距離だ 爆発しながら

風の広場と石に書かれて内部は土だらけ

足音浸って錆びる線路を無空の車輪

頬伝う飛び ....
家族『ミクシー』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=65545



 アブストラクト<->コンクリート

 ぼくたちは今何がした ....
座りまた座る部屋には食卓しかない

町から町へ 村が遠くなる踊り

人気のない場所から奇術機押されてくる

海も没する大穴多重に囲む筏

噴花というべき自然のわざ降り続く花粉

他 ....
火の波を挟んで無名の巡査と撃ち合う

花に占いを頼まれて謝る

意識まで跳ね飛ばされて街に着く

頁めくるごとにはっきり血を採られ

刺された腹部からほとばしる林はやく

静かに張 ....
kim「詩人を攻撃してるわけじゃありません。」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=71718



 今、日記を書いている。日記を書いている最中に ....
帰りを待ちめきめき蔦めくこと五年

痩せた男くるぶし以外は売り払う

血を引く白い手紙を浮かび上がる女

脳そっくりの汚い雲が頭上にある

城偽りに思い出し多情の発火点

岩が季節 ....
突端優れている庭地下は声だらけ

黄いろい夕方の目的を記しておく

今朝とれた野菜くすくすくすぶる食卓

粉持ち歩く助手自身既に粉の一部

引っ越し終わるまず峠を箱から出し掛ける

 ....
家が軋んだ。霊感を持pigaったひとなら騒ぐとこpigaろだ。わたしはただそpigaの出来事をノートにつpigaける。ノートは日記代pigaわりに使う場合と授業pigaに持っていくことがあpigaる。 .... 炎は活発にぱっと燃え上がりましたが、原因のようなものが見られないセンター
はセンターの田の中心です。
手と足がそうであるRoutitiが汚れるとき、昔、それのバイオリンは回りました、
田がある ....
頭を掴まれ続けて朝誰もいない寝室

耳を鳴らす 孤独がそうしたように

茶を淹れて飲んで踊って余命コトリ

みどりと鳴くにはみどりを知らなさすぎて飛行

さえずる器具を指に取り付け空か ....
kim『溶ける』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=67708



 おれが批評のじぶんのなかでのやりかたやらありかたやら考えてご飯を食べて寝て ....
くちびるで囁く竹林内部の神主

白い粉かぶった故郷に無傷の女体

霊が来るんだ次の次の駅緑地公園

溺れてるみたいでしょう追い風なんです

庫内の傘やがて遺跡の足を濡らす

父ら夜 ....
真ん中に炎が盛んに燃え上がっていたが火種のようなものは見えなかった
真ん中とは田の真ん中
田とは手や足の汚い老父が昔いじくり回していたところ
ウィンドウズ
窓のことだったらもういくつも開いてい ....
鬱蒼と茂るポシェットの中身と紐で繋がる

天秤を常に傾ける神だのみ

朝令嬢の笑顔見た窓から銃が引っ込む

信者といた部屋蒸し上がって襖ひらく

虫の色捨て切れず這い回る宿主

シ ....
かなしいことがあったのだ
飼い猫が死んだ
という話をするように
家の柱が折れたことを話し始めた
ひとりの男
孤独で
今にも折れそうなぐらい痩せ細り
帰る家もなく
行くべき場所もないと
 ....
かたいあるじと手をつなぐ空の犬小屋まで

浅い海で輪ゴム飛ばしあう劣化して

青空を刺し上げる丘だ隠れようがない

愛した子に顔を傾けくすぶる藁

コップに入れて置いてある妹の色水
 ....
どれほど彼らには 彼らにはどれほど という感覚が今 取引されるのを見ている遠くの近くの飄然としたたたずまいの縦の直線の隙間の 次に足が見えている残された 卵白のように打ちひしがれたものたちの影をどれだ .... 田代深子『猿精』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=65958



 ぜんかい嘘だという書き出しで書いたらしこたま怒られたので今回は嫌いだとでも ....
第七弦未決『oldsoup氏は秘技を知らない ― 問題提起として』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=68018


 別にじぶんの批評文に説明書を ....
切り貼りの貼りの部分でくたばる依代

喉から手が出るほど近い火星

葉脈から抜いた腕どっちの青だ

別れ話の窓辺に砂州が現れ始めていた

鞠のような雲、雲のような都で落ち合う

鳥 ....
黒川排除 (oldsoup)(384)
タイトル カテゴリ Point 日付
放送図川柳106/7/8 13:48
おとといは過去だ川柳306/7/3 21:34
ヴェニチ・コート・ヒル自由詩306/7/1 0:11
ルーズリーフ自由詩006/6/25 0:24
ハンマーによる抽出実験川柳206/6/20 13:24
このくれやみ川柳306/6/11 11:55
島の自由のひとりのわたしの誰?自由詩106/6/10 1:32
ワンピース・チェアー・モノローグ川柳306/6/3 0:19
灰色自由詩006/5/28 23:44
ネイチャー川柳306/5/24 13:53
病中病後川柳406/5/22 13:02
批評ギ 家族『ミクシー』散文(批評 ...106/5/22 2:00
コの字結社川柳206/5/9 10:09
グリーンランド川柳406/4/28 14:54
しかし詩人はまわりこんできた散文(批評 ...606/4/20 2:10
合法投棄川柳2*06/4/19 4:29
残業火事川柳106/4/15 0:12
pig a自由詩106/4/10 23:25
平行な夜自由詩006/4/9 17:20
ストレンジャーズギブミーズ川柳306/4/9 0:00
批ギ kim『溶ける』散文(批評 ...006/4/8 0:08
ファンタノイズ川柳506/4/1 21:15
そっちからこい自由詩406/3/30 3:07
征服川柳306/3/26 2:01
猫はきらいですか自由詩106/3/23 4:43
風底五目川柳406/3/17 4:26
スチーム自由詩106/3/17 2:56
批ギ 田代深子「猿精」散文(批評 ...1+*06/3/16 1:54
oldsoup氏は電車の乗り方も知らない — ×欠席します散文(批評 ...0*06/3/11 8:45
火曜下垂体川柳306/3/10 22:54

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