風が泣いている 凍りつくような音をたてて泣いている
真冬と言う 洞窟の中で叫んでいる かのように

フロントガラスのバームクーヘン
スターターの理由など 間に合う筈がない諦め半分 必 ....
緩やかな坂を上って行くように
これまでを振り返る

いつの間にか
父や母の半分の歩幅で辿り着いてしまった
気がする

お前って・・と言われる

肩を並べて歩くことにしただけなのに ....
永遠と続く時の
流れ惜しむ かのように
空を装い
見つめている
あなたの ・・

言葉は思いを打ち消す
それ と言うことを知っているから
あなたは
それでもを届けてくれる

 ....
そうだったから
それだけのことで
それだけの
ことだから が いつでもの
僕のシャツの端っこを
引っぱっている
ある日 の

そうだったから が
ふと 尋ねてみたくなった
それだ ....
夕焼け お日さまが沈むのを みていた。

ひさしく お会いしていなかったの?
大きな お月さまになって 西の空を染めた まま 落ちていったよ。

長い針が 文字盤をぐるっと巡って重なった ....
木立を駈け抜ける風のように ゆく

雲になった ぬうのへ

いつか また おなじ空の旅で遇いましょう

ながく伸びた端っこが消えて ゆく

大きく手をふったなら 手紙に したため ....
そこに すっくと 立っている

ばらけた もくへん

積み上げてみたり 繋げてみたり

ふたたびの

夢を はぐしてる
日長の夕暮れ
優しい風が吹いている
すやすや

泊まり木の 揺れる
若葉は しっとり
シロツメの葉に ひしゃく星の

ぽつり
君にまかせて 風は吹くよ
ままに まに まに
ここに にここに
おいてけぼり なの でも
ままに まに まに

ふくよ




*



ときおり 吹く風はまかせまかせ  ....
縦の譜面に奏でられて
しゅ〜る こっとん こと こっとん

太陽の揺らぎ 草木の葉おと
きらきら

草原の かがやき

一枚のぬうの
でんしん柱の先っちょに
ちゃっかり乗っかっている あおい

あしたデートしようね

待ち合わせは・・


あおい あおい たまり
雲間の空の向こうの海には
大きな大陸があるのだと言うけれど
わたしは知らない

おひよりに きみは
「やぁ〜 ! 元気だったかい? ・・ 」
なんて 声を掛けてきたのか
どぉだか知ら ....
しゃりしゃり 音をたてて
ぼくらの素足は歩いてゆくから
つま先で輪を描いた。

どこからか流れ着いた
すかすかの
流木の端っこ「のぞいてごらん?」って
言うから 見てみたら
 ....
たった
一つの愛しみを
抱いて
思うところを
見つめ
寄りそう人の
片時


ほほ笑んで
いる
貴女の
握りしめた
左の手の
小さな 小さな
種に
なりた
 ....
陽だまり

長い 長い眠りから まだ 覚めていないような
ここちを指の先で触れてみた ふかふか お布団のようだった。
ふわふわ そっと っと 。.

あと少し まだ 眠たい.。 そんな風 ....
揚々昇り立つ煙り 山より下るは
吐く息の ちぎれるも 薄れ
野に流るる かぎろい 四季の はじまり

卯月

甘い 春の来


*

そろり そろりと やって来たのは 糖蜜の ....
そう 霙って言うのかもしれない.。

それがね
ふわふわっ とした 大きな雪のかたまりとなって
空から すぅ〜 っと 落ちてきたの

足もとに ぽた ぽた って 落ちては消えた。

な ....
ひと折り ふた折り 届くと いいな・・

だれかのためなんだけど
だれのためでもなくて たぶん あたしの

折り返しては 悩んでみたり
振り返っては 折り成してゆくよ

あたしに

 ....
誰かを信じるには短すぎるくらいの残された時を

新しい季節へ見送る わたしを 新しい季節を迎える あなたは

ありがとう を足りないくらいに


いいえ それは わたしの感じているだけ ....
いまは
忘れたい
記憶

きのう見た
きみの胸の中を吹いていた
風が

きょうは
わたしの中を通り過ぎて
行った

折れてしまった膝を
触ってみたり 摩ってみたり
も ....
ふるびた日記の片隅に残した言葉を 忘れても
わたしの中の心の片隅に残した言葉は 忘れない

雪が解けるように消えていった
それだけの時間と それだけの思い出なのに

どれだけの気持を綴 ....
このまま ずっと このまま
ときおり 雪わり草 待つように
道草の花の 夢をみました。

このまま ずっとこのまま
それでも このまま
春 渡り行く風も
窓辺に もたれて居り ....
春なのね って 雨が降る
まだ冬よ って 雪が降る
ゆらゆら 解けかけて また 凍る
悲しくて 悲しくて
雨が降る
きらきらり と
ゆらゆら と
眠れない夜が明けて
何かが起きている事を誰もが気付かない
けれども
遅い窓辺のカーテンが開く時
ぷりん ぺらん と
あなたに 呼ばれた。

胸の明かりも 波打つ鼓動も
流れる 水の ....
ぼくらの道は まがりまっすぐ
ときにはハンドルを取られ
側溝へタイヤを落としそうになる.。

横転しなくて良かったね。

心が小さく小さく震えた。

もっと素直に もっとゆっくり
僕 ....
荒れ狂う心のように叩きつけた
怖ろしさも 明け方の空には敵わない と
逃げて行った

BLIZZARD


それほどの心にも伝っていたのね 窓で解けて
固まっている 忘れ物

 ....
いつまでも 大切にしまっていたかった
けど もういいかな って 思ったんだ
冬の明けない 西の空の蜜柑色した 思い出
雲の過ぎ行くを裾野にみては
ため息の理由
この胸の辺りまた今日も零れ落ちてゆく
明日くるを忘れさせた 空
一人 風に触れることもなく過ぎていった 午後
お漬け物と繕い物と ひなたぼっこ
だんだんと 昼陽の短くなって
朝な 夕に かじかむ手
はぁ って 息かけるんだけど
なんだか やっぱり 冬が来るんだなぁって
お寒いのは お好き?

お日さまも昇れば 暖かな部屋
少 ....
ひより(170)
タイトル カテゴリ Point 日付
シバレテフユ自由詩110/12/9 0:04
思いのほか自由詩310/12/7 22:02
くぅ自由詩110/11/16 0:58
あるひ の自由詩4*09/7/26 7:49
ユウヅキヤマ自由詩2*09/7/25 20:18
更紗雲自由詩4*09/7/4 21:30
もくへん自由詩3*09/7/4 8:38
うつら うつら自由詩5*09/5/29 22:39
ままに まに自由詩9*09/4/29 6:57
コトコットン自由詩6*08/8/18 20:27
アシタノコト自由詩4*08/8/18 20:14
まぼろしの大陸自由詩13*08/6/6 12:59
らくがき自由詩11*08/5/24 7:00
むすんで ひらいて 春の陽よ自由詩18*08/4/21 23:15
素肌の ここち自由詩10*08/4/17 23:13
卯月自由詩9*08/4/7 8:08
春の ぽたぽた自由詩7*08/4/6 11:52
おりがみ自由詩9*08/4/2 23:42
そつぎょう までの・・自由詩10*08/3/11 10:55
しゃもじのあとの自由詩6+*08/3/9 16:29
わすれない自由詩6*08/3/4 22:01
日和自由詩4*08/3/3 7:16
冬の雨自由詩4*08/2/26 7:37
ぷりん ぺらん自由詩1*08/2/16 21:01
道草の花自由詩4*08/2/16 9:22
BLIZZARD自由詩0*08/2/15 7:30
それは自由詩3*07/12/2 8:23
遠鳴り自由詩0*07/12/2 8:22
窓の外は冬もとけ自由詩1*07/12/2 8:17
お寒いのは お好き?自由詩5*07/10/5 7:58

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