いくつもの断片 ただ繋げてみただけ
意味があるなんて いつも後づけで
どんなに探しても先がわかるわけではない



でもほら よくできているだろう そんな気になって
もっとほら 見てもら ....
3本に見える親父のしわも
近づいて見ると
土星の環のように
たくさん見えてくるのだろう



でも近づき難い威厳がある
物忘れが多くなったけど
柔らかくなっていく眼差しで
威厳を保 ....
何を乗せて走ろうか 
ちょっとした旅へ出よう 
通り過ぎる思い出が 
バックミラーに入りきらない 



赤信号で止まるたびに追いついてくる 
振り切れるほどのアクセル踏む勇気もない  ....
君が僕のこと 興味をもって 
どんなことも知りたくなったら 
僕の育った町へ行って 
君の知らない 話をしよう 


なんて言っても 自然に囲まれた 
 ....
新しい季節は いくつかの出来事を
思い出に変えていく 流れつづける川のように
流れない肉体を持て余し 大切だったもの
手を伸ばしても 届かなくなっていくばかり


言葉にできる言い ....
朧月照らされる君カスミソウ 君に夢中
いつも 胸の奥
じんじんと痛み出すような
どこかハレてるのかな

東の空から陽が射す頃
まだ閉じた瞳の中では
どんな場面でも僕のそばに
ナンバーワンの君がいる
毎朝目覚める ....
忘れてしまいたいことと

覚えておきたいことが

どうでもいいことに紛れ込み

記憶という空を駆け回る



いつの日か あなたが作ってくれた

栞を探してみたけれど ....
君のこころに届く かも知れない雲は

今日も青空を泳いでいます



どれを基準にしても 小さく見える僕だけど

はかりきれないこころと共に



昨日までのことを繰り ....
恋する君が好きで 喉に刺さったままの思いを

上手く言えない言い訳 にして 君を見守る



僕はいいひと 君にとって 何でも話せて

あのひとのことを何かと聞いてくる

 ....
誘った君が突然「まだ早い」と

引き返して行った 扉は開いたまま



君の言葉の意味を確かめられないまま

日々を重ねた今でも 思い出せるだけ



溢れる涙も 打ち ....
紙屑にはできなくて

飛行機で飛ばそうとして

すでに折れてしまった翼じゃ

真っ直ぐに落ちてゆくだけ

そんな時 いつだって

拾いあげて

広げたら 濡れていて


 ....
澄んだ空 霞がかる頃

蕾は次々と押し出され

揺れるまだ冷たい北風

自然と近づき合った 間もなく



また明日ね と迎える未来から

また今度ね と迎える未来へと

 ....
静かな朝六時東の空から

水平線から色づいていく

まばらな客乗せた一番列車

誰ひとりこの瞬間を

眺めようとしないで

この美しさも彼らにとっていつものことなのだろう

コ ....
真夜中が近づいてきて

瞬きするたびに 目はでっかく

早く寝なさいと 怒られては

小遣いで買った 片耳イヤホン



枕元に置いた

録音できるラジオ

今日こそ 最後 ....
暦ではもう春になったらしい

それでもどこかで雪は降っていて

今日歩いてきた足跡も

夜が明ける頃には真っさらに戻っているのだろう

きっと繰り返す旅の途中下車 いつものように立ち止 ....
あなたを思い浮かべてみました

幾つになっても忘れられないもので

流れ離れ遠くなるばかりの

あなたを思い浮かべてみました



二度と戻らないと思える今でも

明日もきっと ....
讃岐どん兵衛(17)
タイトル カテゴリ Point 日付
スライドショー自由詩3*17/6/20 0:39
親父自由詩1*17/6/12 1:36
おぼろ雲自由詩2*17/5/23 23:45
ギフト自由詩2*17/5/8 2:44
フール・オン・ザ・ヒル自由詩6*17/4/30 0:15
朧月夜俳句1+*17/4/23 1:45
I meet You自由詩1*17/4/16 21:18
栞(しおり)自由詩4*17/4/11 0:14
青空自由詩3*17/4/3 0:50
ピエロ自由詩1*17/3/25 1:32
自由詩2*17/3/18 0:38
紙ひこうき自由詩4*17/3/11 1:00
春~graduation~自由詩2*17/3/4 1:55
一番列車自由詩4*17/2/25 0:35
深夜ラジオ自由詩1*17/2/18 2:36
リピート自由詩2*17/2/11 1:52
昨日 今日 きっと明日も自由詩2*17/2/4 0:50

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