どこかで 「最期の賭け」を していたような感覚
そうしなければ 居られなかった 今までの わたし。 ....
終わりの見えない森の
奥の奥の方に
澄んだ水を湛えた泉があって
木漏れ日が緩やかに落ちる中に
....
スクランブル交差点
気流に乗って
目が 耳が
わたしの身体が
ばらばらになっ ....
蛍光灯 涙 ため息 白くけぶる
なにもないから星みてあるく
すれちがったトラックには
零れるほどのいのちが
ひしめいていた
通勤車 ....
僕は白い光に守られた戦士
守るべきものはないが
守りたいものはある
理不尽な怪獣なんか ....
わくを滑り こめられてた隙間を
さらして 含んでいた ガラス落下
飛んでいけない底から
落 ....
ひとはあんな道あるいただけで
聖人にもなれるみたいだけれど
そこに僕はじぶん重ねられない ....
ぼくは41年間、
彼女ができたことがないが、
デートをしたことや、
ふられたことや、
風俗で ....
昇った月
真円の月
紅に染まった木々
紅に染まった頬…
淡い月の光が
雲と絡んで微かに ....
かわいた雨がはりついて
ふるいノートは空のまま
そろえた靴をふみつけて
はだしの猫がおどる ....
十二月の今宵、それは生まれる
光りを放つ発光体さながら
何かの対価としてではなく
忘れていたす ....
心の病で
眠り続ける君へ
すきなパンを届ける
細い目がパンをとらえた瞬間に
あがる口角と ....
月をさがしたけれど
いまどこらへんなのか分からない
年増のアイドルみたい
そんな振 ....
規定
十年後の自分への詩、または散文、手紙である事
誹謗中傷をしない事
参 ....
自分、行きとるか
真面目に働いとるか
まあ、僕の事やから
きっと転職してるんやろう
今の仕事 ....
おひがらよく
ぬるいひとなみ
さらわれ
みかん
かたい心臓のうえ
あまくなれない
....
トム・ヨークのリリックと遊ぼうか
あちら側に行ってしまった私には
今は 傍観する事し ....
さざなみと待ち合わせの時間だった
薄くなってゆく空とおおいかぶさる雲
淡い紫色とオレンジ色
....
幸福なんだ。
煩いをすべて忘れて、
精神からことごとく消してしまうことが
どうしても ....
普通ってなんだ?
私は知らない
たくさんいたら それが普通なのかな
当たり前ってなにが?
....
ぼくの背後で
どれくらいの回数を
太陽と月が交互に
未だに頼りげな
ぼくの背中を
....
当たり前 疑問ももたず 当たり前
悲しみの 一方通行 不条理に
明けし年 後悔だけに 染 ....
崩れそうな自分を見つめる私
震える体を音楽にぶつける
孤独感が降り積もり雪崩をを起こしそうだ
....
冷蔵庫 冷やしたいから 冷やしてる
洗濯機 洗いたいから 洗ってる
....
クリスマスソングばかりがらーめん屋で流れている
そこにいてひたすらにらーめんを啜っている
あ ....
親友だと思っていた友人に
押し付けだと散々な言葉で
床に投げられた
当たっているのか
....
今日もとても疲れた体で
私は たき火に 当たっている
たき火に 体は 当てられていた
たき ....
逆光の色など美しいわけがないと、
絵画を見つめながら私は呟く。
私の絵画が目の前には実体とし ....
死が意識を秘密にするなら
たとえ月のように欠けても
生きて
足掻らって
君の前に現れたい
* 立山に 積もる氷河か 哀しみか
日々癒されている景色 立山連峰に
日本発の氷河か
そん ....
(さ)
さかなが
さ、のじをなくして
かなさんになってしまった
きしへあ ....
つま先で色ずく花を踏みつける 散りゆく前にあとかたもなく
「もういいよ」笑っていったら安堵する ....
血の気の多い奴は
肉が好きだ。
気の長い奴は
魚が好きだ。
私の唯一の欠点は
すぐ怒る ....
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