ひとりよがりだった
Wasabi

親友だと思っていた友人に
押し付けだと散々な言葉で
床に投げられた

当たっているのか

おもいやりとおせっかい
相手の気持ちに無知で
ひび割れたおせっかい

本気で話すことをためらう
始めから「あなたと私は違うの」
もう心から笑い合うこともない異国のひと
甘えることも無くなった

人間愛に富む彼女は
自分の窮地に
人間愛に乏しい病人を
許せなかった
それが事実だった
どうにもならなかった

「私の人生は比較級じゃない」

こころが狭いのはどちらか
そんなことはどうでもいい
ことのようだった



自由詩 ひとりよがりだった Copyright Wasabi  2010-12-02 03:21:32
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