ふるさとの母の手縫いのつるし雛 幾とせもの春のせてゆれてる

ひと夜の

ひと月の

いちねんの・・


同じ星が巡っているだけなの


深い ....
素股
 性風俗業界用語で、精神性を重視した男女交際のあり方を指す。禅で言う公案、
 フランス語で ....
木立には
そう、夕闇がたっている
じっとして
僕じゃないものが
僕よりも、もっと素晴らしい中身が。
 ....
桃かじる 熟すたびに 苦くなる 重ね重ねた 年齢の味


かくしごと 二人だけの 笑顔だよ あ ....
天には無数の星 またたく

地は暖かく 柔らかく 足の下に息づき

踏みしだく傍から 草の香 ....
今まで歩いて来た道の途中に
弱くなってきた自分がいる
山を越えてしまえば忘れてしまうはずなのに
 ....
 
 
 
 
 
  空に浮かぶ
 
  白い雲たちは
 
 
 
  地上 ....
肉に噛みつく
糸になり分裂する筋肉
絡め取る舌が捲るあからさまの白い現
尚も残る塩味の皮脂が依 ....
あんたの指だったらいつでもオッケーなの、とねえちゃんは言う
だってアタシは処女なんだから、あんたの ....

またひとつ
誰かがクシャミをする

ハナからハナへ
クラクラするよな黄色い粒子
シカイ ....
☆いつまでも飾るお雛様   

   独身の 理由を母に 転嫁する

       「おさめ ....
{引用=




深まる夕闇の中で
水底まで透きとおった
滑らかな黒の湖水に
斜めに ....
地下鉄
議題
青椒肉絲
山羊


便宜
陳謝
吊れ
無音

z
その一瞬,細胞は淡くぽたぽたとした音をたてる
途端,宇宙は消滅する
そうして,

いつも通り ....

心はいつも溢れる洪水の岸にあるけれど
この身は独りモロッコの砂丘にある。

鳥が落とした棒 ....





冬の欠片を舐めながら
消え去ってゆく一羽の鴉
数秒前までやつの止まり木だ ....
布越しに
同じように薄い板を鳴らす音がする

けして相容れぬ同じ背徳の音

そう、眠れない ....
見てみろや 踊るボニータ ディアブロが 肉削ぐ糸で 操ってやがる  光のカーテン開いて きらめく闇を後ろに受け

不動の窓は開かれるおぼろげな昨日に日差し注いで  ....

流し台の蛇口をひねると
背後で洗面所の蛇口が きぃん、と鳴る
どこかの管がおかしい


 ....


待ち人来ぬ。

いや
待ち人は私か。



外で叫んでる

“皆、嘘つきな ....
きみと浮気したいとか
もいちどキスしたいとか
そんなんじゃない

そんなんじゃない

ね ....
朝みた空が
あまりにも白かったから
空を突き抜けて太陽を殴りにゆきたかった
気持ちよく生きてこ ....

漆黒の闇を
手探りで進むように
もがき苦しむきみを見ることさえ
もう
今のぼくには堪えが ....
柔らかな日射しに包まれて
梅のほんのりと香る今日の良き日に
鳥となる準備は整った
目まぐるしい ....
朽ち果てた誰も訪れる者もいない廃園
寂れた石畳の道をひとり歩く
色褪せた花壇には花一輪すら咲いて ....

{ルビ辛夷=コブシ}の白い花が
ほころんでいました
図書館の前の小さな広場に
冬の終わりを ....
長いエスカレーターのようにため息は
いつか僕の心をデッドエンドに運ぶ
ためらいはいくつもの線を残 ....
てくてくと指先のぼるてんとう虫、よそ見してる間にどこか飛んでった 擬音ばかりの君の言葉は

私には理解不能だ

曖昧に認めて

適当に仄めかして

私 ....
 
 
はじめて
海水浴に行った

遠浅の海を
沖に向かって泳いだ

ふりかえると
 ....
{引用=
冷たいコールタールに沈んで
薄い唇を堅く閉ざせば
沈黙が真実さえも無に返して
上辺 ....
1

彼は血の繋がりもなく
知った人間もいない街で
自由のため自分の目を潰した

彼は爆 ....
母の手帳をめくっては
白いページに引かれた座標を見つめる
そこにある数字を
眺めている日曜日に ....
目黒駅から押し出されると
長い坂道を下り 目黒川を渡った
チケットの半券を握りしめた 僕は
汗 ....
春の水っぽい匂いがユキオにはなんだか他人事のようだった
グシャグシャにつぶされた空き缶が朝の風に音 ....
きのうの満月を空に探すのを忘れていた

期末が三月なので売上のサキヨミとその検証、P/Lのシミュ ....
 まだ寒い日の明け方。日が、万物への儀礼的な会釈を終えると、待ち構えていたように南風が私を捕まえた。 ....  リルは結婚することにした。悩んでいてもしょうがない。明日には明日の風がふく。半年も悩んで答えが出な .... ちゅんちゅんと
すずめたち
軽やかになったすずめたち
さえずっている
ちーちーぱっぱのちーぱ ....


気まぐれに
財布の中に余っている
一円玉を
四角い箱の中に
ごみを捨てるように投げ込 ....
ひとは詩を
いつから声に出して読まなくなったのだろうか

ひとは詩を
いつから紙に書くように ....
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2010年3月3日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つるしかざりことり ま菜短歌410-3-3 23:59
星の巡りの・・ゆびのおと自由詩210-3-3 22:46
サから始まる語義凡例・ス〜チsalco散文(批評...5+*10-3-3 22:44
胡桃クローバー自由詩3*10-3-3 22:35
桃祭り朱印短歌410-3-3 22:30
DAWNゆびのおと自由詩110-3-3 22:00
しんどう……とある蛙自由詩5*10-3-3 21:54
【 雲の傘 】豊嶋祐匠自由詩9*10-3-3 21:43
『骨を喰らう』あおい満月自由詩2*10-3-3 21:40
箏曲:ダニの半透明のボディーを通して見た家賃7万2千円 西日暮里編salco自由詩110-3-3 21:37
花粉症nonya自由詩6*10-3-3 21:14
雛の節句 三景逢坂桜短歌310-3-3 20:56
君のいる風景(4)まどろむ海月自由詩6*10-3-3 20:25
貘、または techreOz自由詩110-3-3 19:43
唾液[Lie]嘘而自由詩110-3-3 19:34
チェビ砂丘楽恵自由詩1010-3-3 19:12
錆びた三輪車は深いよどみの中へ走るホロウ・シカ...自由詩1*10-3-3 18:31
白の部屋神門みふい自由詩310-3-3 18:23
GIPSYハイドパーク短歌2*10-3-3 17:49
光のカーテン☆くるみ☆自由詩110-3-3 17:18
ダルマ探査スリーピィ・...自由詩110-3-3 16:02
仮名さんユダ自由詩010-3-3 15:55
片想いこころゆくま...自由詩3*10-3-3 14:21
大きな虹朧月自由詩510-3-3 13:41
復活祭寒雪自由詩110-3-3 11:16
卒業讃歌中原 那由多自由詩9*10-3-3 9:32
廃園未有花自由詩11*10-3-3 9:06
辛夷月乃助自由詩13*10-3-3 7:38
かなしみとすれ違う朝瀬崎 虎彦自由詩010-3-3 7:28
てんとう虫sh短歌1*10-3-3 6:12
夜風伽茶自由詩010-3-3 1:38
海水浴小川 葉自由詩110-3-3 1:35
Babylon高梁サトル自由詩9*10-3-3 1:34
生活コウ アキラ自由詩0+10-3-3 1:23
予備校生活番田 自由詩010-3-3 1:12
いつかの路地自由詩010-3-3 1:12
蛇つかいたちの行進吉岡ペペロ自由詩410-3-3 0:52
三月の夜自由詩510-3-3 0:28
3席2夜(春雷)まきび散文(批評...010-3-3 0:19
3席1夜(終話)散文(批評...010-3-3 0:16
ぽっぷあっぷポピー海里自由詩1*10-3-3 0:12
Pretender寒雪自由詩110-3-3 0:12
パピルスのポエム 海里自由詩210-3-3 0:07

加筆訂正:
サから始まる語義凡例・ス〜チ/salco[22:54]
行調整
消臭考/salco[00:47]
語句訂正
43rows, 1.02sec.