濡れたアスファルトの上
過去も未来も流れていく
反射して見えたのは
あの日の
小さな ....
怖いと瞑る眠る夢それは瞼をつぬぐ瞼の己
気になって仕方がない 皆輪になって気がしかたがない
魔法より耳より
いいんだよ明日こそ平っ子 ....
言葉にすればもうすでに過去のこと
いいイメージも
どんなにステキな考えも
一体何をやってい ....
闇の随にGet It On 髪をかきあげ さぁ行こう
先頭に立つ超百鬼夜行 妖気溢れて しゃなり ....
荒地に花
荒心に愛
荒らしているのは
もちろんあなた
紅茶がぬるくて砂糖が溶けない
ぬるいままで わたしたち
ふわり ふわり
あなたのポ ....
地下鉄を乗り継いで煌めく世界へ
一年中冬が来ない賑やかな舞台へ
ここでは誰もが死んだ目をして ....
別れのない日などなかった
夢の覚めない日もなかった
真夜中の貨物列車の車輪の響きが
テ ....
灰色のメビウスを/ねじれるままにチリチリと燃やし
きょうぼくたちは焚き火をした
冬の ....
恋人への 贈り物を見にいった
実用品が 好きだから
筆記用具を 考えた
高そうに 見える安 ....
見た事も無い小石の集合体は
虹によって発展されたもの あるいは
雉によって提供された
石 ....
吹き渡る 初夏のかおりよ 青き空
風運ぶ 初夏のかおりよ 果てしなく
空いっぱい 初夏のか ....
貴方を殴り飛ばして泣いてしまおうと思う。
僕はもう何もいらないのだ
いや違う、あ ....
やわらかな花びらが
寄り添っていた
蕾の頃
切るような白い寒さも
まぶしすぎ ....
小さな 小さな世界
ふつうの羊に 恋のうわさが流れた お相手は 不細工なブタだった みんなが 腹を ....
昼寝から覚める夕刻に
酷く冷たい床に身を縮めて
温い膝に唇を当てた
ふぅと
吐きださ ....
愛する者よ
貴方は私を憎む
私が貴方を愛することを知らず
貴方は私を憎む
愛する者よ
....
原チャリで追い掛けて
陸橋を乗り越えて
時限爆弾を仕掛けて
メガホンで応戦
新撰組登場
....
体調がいつも悪くなるこの秋を今年も乗り越え喜びが湧く
雨をひらいて いくつもの声のその中へ
飛び込んでいければいいと思った
軒下からしたたる雫が はね ....
支流を11月が
まだらに照らしている
かたどられた舟は
庭を抜け小さな平原へ
ステレオタ ....
バス停をさかさまに読む
君のくちびるに冬がくる
片方の手袋を
置き忘れた日曜日
ぼく ....
1ページ目にあったのは
ぐちゃぐちゃの字で書いた目次で
そのページの下の方には
同 ....
星降る満天の夜
子供達が喜び
寂しさがつのる
顔に流れ星
もし私が...
今は...
....
あなたが見るあの人と、私が見るあの人とは違う人なの
体はひとつ
でも関係ないよ
だ ....
灰とむらさき
雨の上の火
かわいた光
海と曇
午後の髪
見つめる目
....
寝違えたらしい首が痛い。
喉がヤケに渇いていたけど、起き上がるのが億劫だったし、上手に左腕を引き抜 ....
このきもちを
あなたに伝えたい
なんて
これっぽっちもおもわない
消えてしまうまえに ....
心を投げた
思いっきり投げた
何度も何度も
あの人めがけて
投げ付けた
ぶ ....
露に濡れた車の窓に
髪のあとがうっすらとあって
遠くもない思い出をちくちく突く
真冬の明け方は ....
悠久のときはあった
はるか昔
それは 千年前か 百年前か
それより前か
....
雨が落ちてきた
それは今までのどんな雨よりも冷たくて
僕を体から冷やしていく
見渡すと ....
部屋に時計を掛けた
針はあの時から動かしていない
半ば諦めを含んだ空模様
まるで僕の心み ....
あ
とか
い
とか
え
とか
お
とか
全部
水色!
他 ....
きーぼーど
は
たた
かない よ
えんぴつは
けず ら
ない
....
僕から君へ
それは届かないかもしれないけれど
届いてしまったなら
ごめんなさい
僕 ....
ひとの顔を
覚えることができない
とくに好きになってしまった
ひとの顔など
ひ ....
日向
欠伸をしている わたしの
弛緩したくちびるに
消防士が侵入をする
繊細な内臓
大音量 ....
朝帰りの地下鉄のホームに
パジャマ姿のいい大人たちが
たくさんいた
卓上ガスコンロや電子レンジ ....
1 両手を前に差し出します。
2 人差指と親指でかぎかっこを作ります。
3 なるべく今の ....
君のことを描くたびに
ひとつずつ言葉を失っていった
すっかり軽くなった水彩箱には
たっ ....
人の事。
手のひらに咲く。
金色の花びら。
私の生命と
似ている。
....
毛布になついた匂いをかぐと
やさしくおもえる十二月
ふゆという名のまぼろしが
ふた ....
教室を静かにしたかったんだ。
教室の話し声
雑踏
ドアの閉まる音
机やイスが触れ合う音
黒 ....
ジーパンは死人の包帯
渇いた大腿部を
外灯が
曇り空の
なみだのように垂れて ....
送電塔の下のスフィンクス
草むらの中にペットボトル
少し目を 離した隙に
そこにあった意味
....
マーチ
のようなラプソディ鳴らして
この街から出てゆく
台風が
上陸するまえ ....
加筆訂正:- 雪の華/未有花[08:19]
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