生まれてきたいと、彼女が望んだ。
まだ空一面が青色だった世界。
それはまるで、月の重力のよ ....
仕事から帰り
洗面台でうがいをする
ぶく ぶく ぺぇ
ぶく ぶく ぺぇ
まっしろ ....
％ の記号を書いて
○ で囲ったら
少し首を傾げた
｛ルビ埴輪＝はにわ｝の顔になった
....
もう何も語ることのない
骨壷に納まった君の前に
坐って両手を合わせた翌日
通勤電車に腰 ....
あ、ひねくれてきた。
ううん、ただそう思ったの。
きっと大人になるってこんな感じ ....
{dt}mille [0:25:00]{dd}もどりっ
{dt}こもん [0:25:04]{dd} ....
彼女は受けて入れて
くれる、運ばれて
いく
わたしたちの、
むかっていく先に夜が
....
いのちが灯る
こころが発する
ありがと
ありがとう
かれていっても
そこにあった
事 ....
雨の中での別れには密かな憧れを持っていた。
泣かないで、って言ってくれたけど。
私のためでな ....
降り散る花びらに
かさなる喪失の想い
追われるように生きて
空がみえない
降りそそぐ光に ....
四十万キロ越え視線を反射するあたしが決めたい月の満ち欠け
前髪がするりと頬をなぞり ....
生娘の桜のような唇を冒しがたくておでこにキスする
つきたての餅のごとくにふわふわの稚児の足 ....
笑うな
負けてるくせに
余裕ぶったり
開き直ったり
居直ったりして
悔しい思い ....
高くも低くもない空で
片肺のとりが最後まで
遠くの風を羽根で切る
音が確かに見えている
....
ありふれた日常に
埋もれている特別
※
午後の授業
雨が降ったり止んだり
不 ....
夢の中でキリンと友だちだった
野原や森を走り回って虫とりをした
僕の運転でドライブした
キリン ....
待ち合わせの丘
日だまり色のカーテン
この窓辺で
私は、煌 ....
答えなんてないのよ
赤い砂糖なんかに
どこへ行っても甘いといわれる
彼女の抱く塩っ ....
生きている事に
感謝
人の間に生きている
事に感謝
イカロスは
人の間から
出ていっ ....
４月ですね
本当に
あっという間だよね
家の近所の
小学校の
校庭に
桜の花が咲いて ....
乾いた瞳を泳がすと
水族館にいるウツボのように
底辺を這う
つややかな自分を思う
てら、てら ....
狂人のフリをしてみたけど 至って冷静だった
詩人のフリをしてみたけど あくまで現実的だった
幸せ ....
空が青いと死にたくなるので晴れた日もやっぱり室内
燦々と太陽光の降り注ぐこの季節
太陽は今日 ....
無数のまぼろしたち
紙を折り 飛ばし
しずく集め 飲み干す
無数のまぼろしたち ....
君が瞳を風に掠めて
雲が霞むを眺めるように
景色は目まぐるしく移りゆく
雨しとしとと降りゆ ....
痛みや
苦しみから
逃れられないで
突き進む
または
舞い戻り
....
海の上には
風があって
波が起きて
人間は海から
生まれていて
今もまだ
心の中に
感 ....
西瓜のように
まるい地球をぶらさげて
その人はやってきた
裸で生きるには
夏はあまり ....
俺は男だ
いちごポッキーが大好きだ
何かおかしいか？ 俺は胸を張って言うぞ
俺はいちごポッキー ....
己の小ささを知る
海よ
あなたの示す判断は
己が下した答えなのか
０８０４０４
コレでよい
コレで
ひとかけらの土塊を
脚 ....
長い階段上りきったその先に
僕のお墓が建った
鹿に蹴られて
冷たくなって死んでいたのさ
....
０８０４０４
マーニーなんてイイながら
テレビを見 ....
http://www.youtube.com/v/Sp2dnH5z4ew&hl=ja
海辺の
....
虹のようなところに
キャベツが生えている
抽選でもれなく
誰でも食べることができた ....
さくらが夜に潜んでいた
ぼくが夜に潜んでいた
さくらがこの世に潜んでいた
ぼくがこ ....
自分のいる時代を一番いい時代だと言えないのは
情けないことなのだろう
ぼくたちは評論家で ....
誰も彼もが分かったような顔をしたがる
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