うな垂れたまま空にカメラを向けた
屋上から見えるのはいつも
真っ赤な夕日

今日が晴れだった ....

【Vermilion】

熱帯夜
切れ切れに見た


それは鮮やかな
 ....
 おそらく万人にとって、「恋」とは薔薇の花や輝きに例えられるものなのだろうが、私にとって恋とはときと ....  
1.小説

彼は読む
本の向こうから
呼ぶ声が聞こえる

空に栞がさしこまれ
訪 ....


{引用=



「人間はね、言葉の海で泳いでいるんだって。」

「言葉の海?」
 ....
みっかのつき というか指先
が 孕んだ 玄関には誰か立っていたのか 風
ばかりまいて
重機のエ ....
一月ももう終いだ
二月三月四月など無いも同じだし
五月になれば立派な夏だから
今宵は雪がちらつ ....
小さな振幅
揺れている私
過去の夢を見ながら
たまに少しだけ腕を伸ばす

いつも語 ....
淘汰されない言葉で頭はいっぱい
いつだって寝覚めの悪い顔
無知を薄情で誤魔化せば随分楽に居ら ....

独りきりで来た
ありがとう
誰もいない
誰もいないから
泣いてしまいそうにな ....
パソコンは行間に
椅子のない背もたれを 普及させた

鉛筆とは違って
垂直に線が 交わるかも ....


  毒にも薬にもならないポップソング
  手垢まみれのアイ・ラブ・ユー
  皮と芯だけに ....
私のリアルって何だろう

隠れ家カフェ
見下ろす町並み
マンションに囲まれた空間に
古いア ....
雨があいにくと決めているのは
晴天が洗濯日和と決めているのは
なぜだろうと思う人々が歩いてく
 ....
 
神様が死んだ夢を見た
酷く寒い朝で
私の瞳は涙ではりついた
 
窓際からさす日は
い ....
あなたに
君のセックスの意味が分からないと
意味の分からない質問をされて
質問という言葉の意味 ....
もし、ね
あのとき 僕が君の手を掴んでいたら
もし、ね
あのとき 僕が君の名前を呼んでいたら
 ....
女は生きるのが恐いと言った

俺はこんど裏切ったら殺すと言った

女はふるえながら俺のしたで ....
うん、
わたしも
ほんとはもう好きじゃなかったの
もう嫌いだったの
ぜんぜん好きじゃないの
 ....
今日
他界した父の
初めての
誕生日がやってきた

昭和
何年だったか
いつまでたって ....



待ち合わせ場所はどこかの曇り空ばかりが続く駅かバス停



大波が小波を飲み込む ....
めぐる

メリーゴーランド

そばにいて

夕日も見えない

孤独は動詞のようで

めぐる

メリー ....

一度口にした言葉 やり直しがきかない
発した言葉には それなりの真実

勢いにまかせた言葉 ....
夏の森 名前も知らない木の下でキス ぼくらは陸のゴールドフィッシュ


懐かしき結び目ほどき触 ....



空つかめ空つかめよと叫ぶ声かたむけるたび赤く咲く声



ふいに鳴る{ルビ雷=い ....
布教の旅の終わりが近づいていた頃でした。
ある夜、私たち使徒は喜びの宴を開いていました。
長く辛 ....
水色の空を
たこ焼き機で焼く
君は大阪人
光沢の揺れる液体を
凹む鉄板に注ぐ

一口サイ ....
幸せになる決意をしなさい

幸せになりたかったら
決意しなさい

心の底のその奥で
幸せ ....





バスにもたれて揺られていると
なつかしいひとが乗り込んできて
私のすぐ後ろの ....
のたりくらりのらくらり
朝はまだ明けぬ
霜柱の立つ冷たい風
コケの生すまに

時はのろのろ ....
美味しそう

でも
偽物なの

あなたの気持ちも
そんなものかな
母に貰った十字架
久しぶりに
つけてみようか

誰もが信者であるわけでもないけど
背負わさ ....
隣の学級ではもう
朝の会が始まったらしいが
今朝の彼は
いっぱいにしかめた顔で
着替えをこば ....
「 2月14日あけておいてね 」

期待しちゃうじゃない チョコレートとか

平日で仕事も忙 ....
水の泡
ぷかぷかぷかり
魚たちの鼓動
波のオーロラ

逃げろや逃げろ
人間がやってくる
 ....
郵便ポスト、その赤

狭い歩道、低い街路樹

助手席から、眺めている


くんっ

 ....
おんなから

そんなこと言われりゃ

逆ギレするしかないわけで

逆ギレしたところで
 ....




呼びさえしなければ
知らずにすんだ苦しみを
あやまることしか思いつかず
ただ  ....
右手が滑らかな風を受けて心地よい気持ちがする
道端の葉が陽の光を反射して右手が暖かい気がした

 ....
おまえは
虚空に
なにを探す
道を失った子供の眸して
どこを見つめ
なにを思い
そして
 ....

あの夏休み
部屋に引きこもっていた私を
あの童話が飲み込んだ

友人が大切にしていた全集 ....
北風吹き荒ぶ
真冬のさなか

小さく可憐に咲く
色とりどりのバラ

あまりにも
眩しく ....
息白し流行の歌を口ずさむ

ラグビーのルールも知らず文句言う

残雪に残る足跡水になる
電子レンジでチンしたごはんは
つめたい感じがする

せんせいの がんばれは
つめたい感じがす ....
肉まんをほお張る夫の雪だるま




雪兎踊るは妻の腹の中
彼女は彷徨する
宇宙のもっとも昏い場所で
輝度分布と力学的質量分布の不一致を求めて
五次元を通 ....
時と場所を同じにすることで私たちは同じような体験をすることができます。一緒に学校に通った、一緒に映画 .... 耳に入った雑言をまとめて返す力に長けても
何も無い虚空から世界を創ることは出来ない
ほころびかけ ....

その坂の上は外人墓地になっていて
少しだけ風がそよぐ。
港町を見下ろすその場所で、
土の上 ....
たとえば外が見渡す限りの草原で
はるか遠い地平線のうえ
まろやかな月が重たげに光っているなら
 ....
こころにとまった鍵盤が
偶然、泣きたい気持ち

降ればいいのに
アスファルトの上
からころ ....
呼ぶ声がするので
窓を開ける
小さな庭に
いつものように
日が差しこんでいた
午後

 ....
だってそうさ
いつか消えちまうものを
積み重ねて 思い出して
明日もまた繰り返すことに疲れたん ....
バリバリと板チョコ食へば冬の夜腿の辺りが寒く感じぬ
静脈注射が流れこむ
静脈注射が流れこむ
静脈注射が流れこむ
吐瀉物に塗れたベッドルーム
次は ....
ウィルソンチャックな丘の上
あいつをバラシに駆けつけよう
幼い二人が騒ぐ時
虹色螺子が弛みだす ....


愛しさを連れて 君と湯町
乾いた太陽の熱が嫉妬を増幅させる
君の唇から小さな白い吐息と ....
 
 
 
消えないように、
残しておきたいの。

消えないように、
伝えさせてよ。
 ....
突き放して欲しい
抱き締めて欲しい
云って欲しい
云って欲しい
たった一言でいい
云って欲 ....
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2008年1月20日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪の日湖月自由詩4*08-1-20 23:38
*Vermilion*サバオ*自由詩308-1-20 23:30
麻生ゆり散文(批評...2*08-1-20 23:10
ケータイ小説の岸辺で小川 葉自由詩108-1-20 22:51
the sea.エチカ自由詩6*08-1-20 22:37
夜(駆する)縞田みやぎ自由詩4*08-1-20 22:16
夏が来るA-29自由詩1*08-1-20 22:01
「そして私は瞼を開いた」菊尾自由詩0*08-1-20 21:56
「root」自由詩0*08-1-20 21:48
ひとり絶望caleha自由詩7*08-1-20 21:22
チクチクするね佐々木妖精自由詩8+*08-1-20 21:20
消え行くI Love You草野春心自由詩008-1-20 21:07
フェイクmayaco自由詩1*08-1-20 20:45
黒い羽純太自由詩008-1-20 20:44
涙と朝ゆるこ自由詩208-1-20 20:33
テロリストの恋狩心自由詩3*08-1-20 20:18
If,具壱言自由詩2*08-1-20 20:02
何処へ吉岡ペペロ自由詩108-1-20 19:48
あなたなんかいらない風音自由詩2*08-1-20 19:42
死者の生まれuminek...自由詩6*08-1-20 19:27
連綿不在本木はじめ短歌7*08-1-20 18:38
メリーゴーランド吉岡ペペロ携帯写真+...408-1-20 18:20
やり直せないこといねむり猫自由詩2*08-1-20 18:11
goldfish春日短歌1*08-1-20 17:48
冬と声木立 悟短歌3*08-1-20 17:40
St. Devaケンディ散文(批評...0*08-1-20 17:17
飴玉が降るのは君のおかげ木屋 亞万自由詩1*08-1-20 17:02
幸福への意志相良ゆう自由詩1*08-1-20 16:47
バスが桜の木をのせてふたば自由詩208-1-20 16:18
日本の心ペポパンプ自由詩6*08-1-20 16:12
フェイク風音携帯写真+...4*08-1-20 15:55
cross携帯写真+...4*08-1-20 15:52
降る縞田みやぎ自由詩4*08-1-20 14:49
2月14日、お引っ越し北大路京介自由詩8*08-1-20 13:46
この鐘を鳴らすのは誰ペポパンプ自由詩6*08-1-20 13:13
くんっくんっくんって、春が来る吉岡ペペロ自由詩108-1-20 12:08
あそんでくれてありがとう自由詩108-1-20 12:04
祈りと呼ぶ砂木自由詩7*08-1-20 11:13
たけ いたけ自由詩308-1-20 11:07
みちこ草野大悟自由詩508-1-20 10:40
童話いねむり猫自由詩108-1-20 9:43
手折る風音携帯写真+...3*08-1-20 8:27
息白し夏川ゆう俳句108-1-20 7:29
つめたい熱haniwa自由詩208-1-20 4:33
夫婦哀歌相良ゆう川柳108-1-20 4:14
Dark matter, Black Hole佐々宝砂自由詩108-1-20 3:33
体験の共有相良ゆう散文(批評...0*08-1-20 3:21
[砂嵐]東雲 李葉自由詩1*08-1-20 3:16
ありし天文所の休暇もも うさぎ自由詩28*08-1-20 3:15
外は月夜で佐々宝砂自由詩2*08-1-20 2:39
みずたまの気持ちかのこ自由詩408-1-20 2:08
失恋小川 葉自由詩208-1-20 1:58
arterial000自由詩108-1-20 1:49
夜のチョコレートA-29短歌2*08-1-20 1:11
venous000自由詩008-1-20 1:02
小旅行秋也自由詩1*08-1-20 0:50
明後日の君と今日の僕純太自由詩208-1-20 0:35
Not Found.hope自由詩208-1-20 0:17
REAL000自由詩108-1-20 0:00

加筆訂正:
モスク幻想 宝石のまなざし/いねむり猫[23:30]
大幅に修正しました  
ポエトリーリーディング(1)/れつら[00:45]
誤字修正。すみませんでした。
59rows, 1.08sec.