都会に住みはじめ一番変わったのは
靴が汚れなくなったこと
母に駅まで長靴持ってきてと頼んだのは
....
花言葉
名付けし人の
恋路などを
思って寄り添う
車道の縁
甘さに酔えるほど
少女になりきれず
熟しを待つ肌を整えては
苦さに慣れていくばかり
照明に浮かぶ ....
地震は誰が起こす
世界中の男と女が一緒に揺れたら揺れるさ
世界中の母親が息子の旅立ちにさ ....
誰も悪くはないのだけど。
僕はあなたを好きになれない。
好きになるには、あまりにも。
あま ....
儚い 儚い
儚くて 儚くて
すごく儚い
触れたら溶けそうに儚い
無いのと ....
去ラネバナラヌ
サレド風ハ吹カヌ
自ラ去ルタメ
言葉ヲ吐コウ
サヨナラ サヨナラ
僕の手を握って窓に連れ出して 白い朝の君は魔法使い
確信犯的な雪の ....
闇にうまれた水滴
。
。
。
。
....
ペットボトルのゴミ箱に貼り紙一枚
「ラベルははがしてすててください」
点線に沿い
び ....
自分から目を離すことができない
離した瞬間
時間が粉砕されバラバラの破片となり
その今という破 ....
このまま行けば
東北だけど
宇都宮で降りてしまった
理由はない
餃子が食べたかったわけじゃな ....
木琴が鳴る
放つことなく
受けとめるまま
木琴は鳴る 木琴は鳴る
明けて ....
野ばらが咲いてる歌の中に
彼の命が咲いています
楽譜が詠まれ盤に刻まれ
蓄積された ....
とうとう 見つけられてしまった
うつ伏せに寝ているわたしの
左足のつけね
紋章のようなかたち
....
ピアノは好きだけど嫌いだった。
鍵盤が硬かった。
嫌いで嫌いで
ハーモニカを習った。
お ....
{引用=夢を見た。}
夢の国に行ったら神様はいなかったけど
ミッキーマウスがいた。
「みん ....
ほーかい崩壊
放火学会
メラメラ燃えろ メラ燃えろ
メラギラギガ
ギガンテス
鉄
窒 ....
潜ってみるよ
どこまでもどこまでも
柔らかく軋んでくるから
ぎゅって大きい手で掴まれたみ ....
きみは気づいていないだけで
既に、もう持っているだろう。
欲しいって言っていたもの
たく ....
螺旋状に渦巻く蝶の群れ
一切の{ルビ躊躇=とまど}いも無く舞い上がる
空に蜜があるかのように ....
何の変哲もない
小さな町の
小さな踏切が
いきなりニュースに登場したから
びっくりだ
....
「ブリザード」
梢吠え闇の怒りと共鳴し生を償う旅路震わす
零℃切るなみだ ....
モノクロの…という言葉が
夢の中での出来事の暗喩だと
生まれて随分経ってから知らされた
そうい ....
食べかけたクッキー
呼ばれて
振り返って
そのまま
テーブルに置いて2時間
続きのクッキーは
....
初恋の甘酸っぱさは青林檎
オリオンの輝きだけは目立ってる
雲ひとつない空染めるオリオンよ
遠浅の君の背中を泳ぎたい
やさしい舌で湿った方まで
放課後の残照/レモン/青い皮 ....
恋の壊れる音を
はじめて
私は聞いた
恋は
すがるしかなかったのだ
制度に
ある ....
ささやかな
息づかいさえ
聞こえそうな
初めて
ふたりきりの夜
言葉があふれそうで ....
あの森のむこうに
あのひとがいるなら
わたしは森を抜けて
あのひとに会いに行こう
きっと途中で出 ....
冷たい風が吹く夜には
つめたい星空が空を照らしている
烏たちが飛んでいく夕暮れは
茜色の夢 ....
手を伸ばしながら
肌色の陰影を儚く思って
昨日の出来事や
消えない火傷の跡を想って ....
{引用=
ねぇ
あぁ
なんでもない
ホント なんでもないんだ
やましいこと ....
霧のかかった情景の中に
あたかもそれは当たり前のように
あなたの姿を見つけられなかっ ....
ほっ とするのはどんなとき?
あったかいお茶を飲んだとき?
それはHOTするときです
....
イタイイタイは垂直になってどうぞこのまま硝子の塔に
前戯だけして帰るなら切り裂いて君の不穏 ....
ぼくにビールをくれないか
嘘もへったくれもないカタルシスなんだ
爆音イット・セルフの洪水の渦中な ....
真っ昼間から夜中まで
入り浸ったよストリップ
あの世もこの世もありません
ミラーボールに照らさ ....
愛なんてものはなかったので
今ここで
書くべき言葉が
ありません。
今まで私が
食べて ....
糞阿婆擦れに騙されている
アイツはカッコつけてるだけで空っぽさ
欺瞞に満ちているんだ
幻 ....
あの世界が朽ち果てて
廃墟の様な世界
いつからだったのだろう
思い出せない
いつから ....
前世なんて信じやしないし
死後の世界なんて見たこともない
天国も地獄もこの世にしかないから
そ ....
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