「きっと」
菊尾

きみは気づいていないだけで
既に、もう持っているだろう。
欲しいって言っていたもの
たくさん持ってんじゃん。
零れるくらいにさ。

何に対しても、怖がることなんてないんだ。
手段が分からないなら、お手本を見せるよ。

日常での小さな幸せ。
それはとても些細なこと。
そんな事の連続でぼくときみは成り立っている。
なんて錯覚を覚えて
また、後で笑うんだよ。


悲しい顔を見た。
見た事ない顔だった。
そんな時ちょっとだけ、時間が止まる。
なんにも聞こえなくなる。
心臓の音も、遠くなるんだ。


伝えるよ。
きみには、きっと。
変わっていくよ。
ぼくも、きみも。
飽きるくらいに
無邪気なままで。


自由詩 「きっと」 Copyright 菊尾 2007-11-16 18:17:17
notebook Home 戻る  過去 未来