いつまでも治らない風邪が悪いのか
風邪を治せないこの世の仕組みが悪いのか
喉の痛みも
鈍い頭痛 ....
「冬へ」
波の立つ浜で声を待っている 強くなる匂い 「わたしはここよ」
「神話 ?」 ....
塊を握り締める
指の間からはちきれた渦
おろし器を経て屑になっていくわた ....
冬の日に、自宅へ帰ると彼女がいたので
それから彼女と生活をするようになった
彼女はハチミツが ....
きみは
花のみるゆめ
よりも
冷酷さ
けれど
くちびるが
とじられると
小 ....
冬の青い空を眺めて
見えたのは
光の粒子だった
きらきらと光るその粒は
純粋な希望の輝き
....
永劫の「時空」を甘受しているかように
風雨に耐えながら
並木 ....
私の中で歌っていた
リズムはもう死んで
あとには振子とぜんまいが
解体 ....
夜の舞い
地の藍と 空の紫に
染まり
踊り続ける かりそめに
はるは さくらのおちるそくどでやはり
おちていく
はるに かぜをまとった やどなしびとと ....
夜の母校に忍び込んで
安い酒を飲みながら
グラスを窓から落として割る
黒板 ....
ひとつの恋の終わりは、
ひとつの音楽とひとつの香りを残す―――
....
唇についた生クリームと
コーラの泡を
知らないふりで、だからにやにやした
帰り ....
人生を18きっぷで旅したい心はいつも青春のまま
がらんとしたうさぎ小屋には
冬の一等星みたく
赤いまなこが
ひかっている
かなあみに近づ ....
窓際に
置かれた
書棚
その窓はすりガラスで
鉄線が格子状にガラスの中に張り巡らされて ....
ニルヴァ漸々と
永劫に点在せぬ珠玉
ひろがりと
点犀を
一色後らせ
壊殘の聳世 ....
劣等感は持つだけ無駄だった
てか
これ以上は持てないのだ
表面張力で
あふれる寸前のコップみ ....
紅を差そう
朱色の布をまとわせただけの軽い体を起こして
襖の向こうでは三味線と声
硬い布団 ....
朝のラッシュ
車窓から空を見ている
空を隠す建物が透明になって
オレンジ色の光がまぶたの奥に沈 ....
メガトンハンマー持って
彼氏を追いかけるあの子
素直な気持ちになれなくて
ハイハットのペダルロ ....
空をみあげた。星が光ってた。ずいぶんとこうして空をみあげてる。
毎日同じ空を同じ場所を ....
いつも 無 をこころがける
そうすれば 何 も感じずに
せかいは すすんでいくと
....
腰のまがったひとが
夜のとばりに 星をうえていた
しんぼうづよく ことばを
なくす過程が 大切 ....
読みかけの雑誌を開いたまま あのひとが
透明なルリルになってしまった
笑みもそのまま ときめ ....
俺は決して希望を捨てない
どんなに苦しい立場でも
俺は決して夢を諦めない
どんなに ....
公園に散歩に行くと
楽しげに飛び回る犬を横目に
足下のシロツメクサを見つめてしまう
あ、も ....
洗濯物を取り込む音が
二階のベランダから聞こえてくる
言い争うことも無く
君はもう産まない ....
某有名サイトのパクリです。(笑)
「死ぬかと思った」経験を自慢しましょう!
肉体的、精神的なんで ....
めをふせたまま
ぐったりしたきみ
りかいできない
あいことばをいって
いちじく ....
部屋の隅に蹲り、彼女が一人泣いている。
瞳から零れ落ちた涙は頬を伝って
コロリ
....
人肌のぬめり
満ち足りた舌
極彩色が
降り来る
清涼な 愛
濃密な 霧
金色の ....
ネコ語解読本、満を持してついに発売!!
1.ニャーゴ≒おはよう
※読者 ....
ふと
目を覚ます
ふと
であらねばならなかった
次の日も
次の日も
ロンドン
飢え ....
οわだい
すべての話題を鮮やかに
祖父の話へと導き
帰結する
この人はた ....
生み落とされた
四畳半
明けの明星
宵の明星
明星チャルメラ
しーそーしーそー
ゆーらゆら
片側僕が乗っていて
向こうに子猫の幼い姿
しーそーしー ....
兄ちゃんのヘタクソなギターを思い出す
12月、寒い夜
妹は彼氏が出来たとはしゃいでた ....
エンジンはフルに入ったこの身体(ボディ) 愛の火花が欲しいこの頃
メーターはとうの昔に振り切っ ....
私が心貧しく荒れていたとき、
あの娘は拳を包んで ....
起きもせず、眠りもせず
顔の前の空気を、音 ....
厚い胸に抱かれる安らぎを、
強い腕に抱かれる安らぎを、
あなたから教わりました。
恐れ ....
冷たい風は
そのまま冷たくて
ぼくの身体を凍えさせてゆくけれど
この寒さを乗り越えなくてはと
....
少し 太陽を見る。
言語破壊後
それは大阪に住んでいるM(人)です
ANARU処女
40年来の重量老化 ....
世界の果てって行ったことあるかい?
先週もソコに行ってきたんだ
家族連れやらなんやらで
....
「好き」という言葉に
飽きたとしても
君を見て ピンッと動く気持ちの方向は 変わらな ....
{ルビ銅=あかゞね}の地に影なす禿げ山は峙ち
ひと足もふた足も早く夜を ....
霧のかかった幻のなかで
俺は一人佇んで
通り過ぎ行く人や車や季節を
ぼんやり眺めている ....
うまくいかない毎日に
うんざりしながらも
今日も煙を吐きながら
最前線へ向う
....
それでも、あたしのブライアンは
はっ、はっ、はっ、はっ
なん ....
死にたいと
言えば自分が悲しくて
せめてシャワーにまぎれて週末
我が命幾千億の転生を
過ごしおりしか銀河輝き
転生を重ね重ねて積みし骨 ....
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