死んじゃった星たちをながめて
李恵
空をみあげた。星が光ってた。ずいぶんとこうして空をみあげてる。
毎日同じ空を同じ場所を同じ時間にみあげているのに星はDon’t形状記憶。
空をみあげた。星が光ってた。今日は月が半月だった。
夜空にカヌーを浮かべて星の川を渡りたくなった。
「ねえ、夜空に浮かぶカヌーをつくろうよ」
「空に浮かぶカヌーなんて作れないよ」
「作れるよ!僕が思えば夜空はそこにあるんだ!」
ほら!そこには夜空の星ような蛍の光。
自由詩
死んじゃった星たちをながめて
Copyright
李恵
2006-12-02 19:00:28