りりるらら春に聴いてたメロディを小声で歌う秋空のした
過ぎ去りし振り返らない思い出の顔を忘れた ....
あたしにも確固たる夢がほしい
誰に何を言われても揺るがない、
あたしだけの
夢
あたしに ....
お酒を飲むと
むかしは
食道から火がついたように流れ込み
身体じゅう燃えたようになったのに
....
バタークッキーと紅茶
で
夜のティータイム
星が紅茶に
ゆらりと落ちて
ちょっと熱 ....
日が暮れる 金魚の尾ヒレ 追いかけて
胸の奥にある涙の水琴窟よ
心でろ過された美しき純水よ
悪夢の源泉たる美味しい
ミネ ....
あの日
僕はいくつかの過ちをおかした
あの日
僕は過ちをおかしたのだ
秋風が吹く枯れ ....
動物園でペンギンを眺めていたら
一羽のペンギンが
小さい羽をぱたつかせ
しきりに何かをうったえ ....
冬の空に
オリオンが南中する頃
ベテルギウスは涙を零して
名 ....
バイバイ
言い放つ
ニッコリ笑って
鏡の前
コメカミ
銃
君を忘れる為に
バーン
....
しぃ、静かに
足音を消し
息を殺し
傘を持つ手が
微かに震える
雨音を丁寧に拾 ....
ライラックの関節
樹脂の花
石鹸の羽
咲き ....
小春の今日は
黄色い花びら
薫り立つ
※自由詩のカテゴリに投稿した『小春日 ....
嗚呼、
空駆ける鳥よ
見上げる僕は土の人
忘れていたね
空白を埋めずに
時は流れて
....
なにかたべたい。
なあにいかあたあべえたあい!
まんぷくぷくぷく
あのこのおなかは ....
そうじをしようと
思い立ち
先ず
掃除機を
そうじ した
真夜中の使者が愛の営みを始め
全ての気力を失い
マインドごと失速する
アメリカーナで遊ぼう ....
「すみません、オリジナリティは置いてますか」
「は?そんなものねぇよ。うちは15年コンビニやってっ ....
夢の中で僕らは
どこか田舎の景色の中を走る電車に乗っていて
君は何かを夢中になって話して ....
たとえば
あなた宛てにメールを出して
それが
行方不明にならない
しあわせ
....
わたくしより
美しいものをさがせ
さがせ どこまでも探し続けろ
この世でわたくしだけが ....
こっちは雨だよ
と、すこし憂欝そうな声
じゃあ明日はこっちも雨ね
と、窓か ....
君が
一本一本はねてくれる
ラスイチの
ブレーカー
ONにして
君が
消え ....
いつも
むねからこぼれた
うけとめられずに
そとからなげた
どんなボールも
うけとめたあの ....
冬が来る予感してきたこの時期は年中行事か熱をだす吾
“この風邪が君に{ルビ感染=うつ}りません ....
朝ひとりで目覚めると
皮肉なことに勃起に気がつく
妻のいないベッドのなかで
夢のなかでは
....
太陽にかざした
ビーカーの中に浮かんだ花びら
太陽光線に照らされ
薄桃色の水溶液の中に舞う
....
タドル。タドル。
あなたの綴った言葉の道・・
振り返ればそこには、いつの間に ....
或る朝 目覚めますと
偏頭痛に襲われまして
強迫観念から詩を書きました。
書き終えますと
....
眠りたくとも眠れません
時間をつぶす術を忘れてしまいました
眠りたくとも眠れませ ....
いちばんうつくしいものは
いきて うごいているもの ですが
つかれはて とまりはてて
くず ....
みなみのしまの もりのうえ
あたたかな 雨がふる
みちにまよって 雨やどり
トラの子が ないて ....
ぼくらは自分より遠くを歩きすぎれば疲れている。築数十年の日々の/ひびの入ったコンクリートの隙間に小さ ....
すべてを失いました ほんとうにすべてです
そこで手に入れたのは、ちっぽけなタネです
でも、信じて ....
今より少し争いが多くて
自分から吹飛ぶ人とか
きれいな焼け野原とかが
少しだけ増えていた
そ ....
集まり群れて
昇華されゆく時の中
足早に過ぎる回想の化石たち
ホームに駆けてゆく想いの数と ....
長い長い坂道を
あなたと手をつないで歩く
冬が終わりかけて
ぼんやりとした太陽が
あたし ....
溶けない絵の具で描くように
毎日が色を重ねていく
とうに恥じらいをほどいた僕には ....
ネットというこの希薄な大海の中で それでもそれなりに存在するものを
見失いつつもわたしは信じている ....
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