鼻をつまんだ 息ができないよ
そうだ 口で息をすれば良いんだ
鼻と口を塞いだ
そうだ 耳で息を ....
みなさん、まず次の文章を読んでみてください。
{引用=
なみだは
にんげんのつくることので ....
どこに誠実さを置くかによって、そのエゴイズムも変わってしまう。
昨夜泣いた数多の人々の涙が 今朝の雨を 激しく降らせた
ため息は 雨雲を 次々に 運んでくる
....
現実に醒め
撓(しな)い返りながら
春の終わるのを待っている
あなた
....
線路脇に建つ家に生まれて
ずいぶんと長い間 そこで暮らしたせいか
今でも 5分おきに
からだを ....
手が二つ入る背広のポケットに 父は誰をや隠したりけん
夜泣きする猫抱き上げて窮屈に 慰められず ....
きりすとが赤くきれいに咲いている
きりすとが青々と茂っている
一本の樹齢二千年の木のように
立 ....
どうやら電池が切れました
充電器はどこかへいきました
いっそこのまま
ひとおも ....
空があんまりひくいので
きりんのくびは
つい空から突き出してしまった
そして見たくないもの ....
原の終わりを示す石標
頬を照らす風に押されて
廃屋は花に沈む
空は地の午後へ近 ....
ふざけすぎた自分
はしゃぎすぎた君
「もう終わりかな」
落ち葉舞う頃に出会い
落ち葉舞う頃に ....
黄昏時
君を探すは幾日
追い越してゆく自転車が
花弁を散らして
去っていった
取り ....
つぶやいた名が深く響く
空は{ルビ鈍色=にびいろ}をして時を孕む
いらっしゃい必然的本体
....
怒っては いないのよ
ちょこっとだけ 悲しいの
アナタが 浮気を したことにじゃなく
....
くすぐったいと
言えずに{ルビ母=あなた}は
くくくったい。
まぁ ちょっと そこに座って聞いておくれよ
あー・・・こらこら、そのニボシはオイラの夕飯だからっ、 ....
俺は犬になりたくない
誰かに仕えたくないんだ
たとえそれが幸せなのだとしても
なりたくない
....
幼いころ ダンゴ虫をくるっと丸めて
小さい 小さい指で ぴんっと 弾かせて
ぐしゃっと 潰れ ....
ものくろの
ばくが
ひとり
つきのね
を
はんでいる
口吻は
たゆまず
....
仮面を被って
背伸びをしてたら
見栄を張って
演技をしてたら
本音を乗せた
飛行機が
....
いつもと変わらない
思い込みだと思いたかった
あなたと一言交わす度
確信に近づいていく予感
....
二人の人間が死ぬと、一匹の猫が生まれる。だから
猫の目は 時々 左右 色が違 ....
ぼくがつきをみると
つきもぼくをみる
かみさまつきをおまもりください
か ....
細やかな雨が
降り続いて
冷えきった体を
温かな
獣の匂いのする
優しさで ....
僕のお金を知りませんか?行方不明になりました!
煙草に珈琲、飯代と、どんどん消えてゆく。
います ....
東京タワー
クライスラービル
テレビ塔
天辺からばら撒いて
呟く
「見ろ。下界はゴミの ....
土に埋められて
ただただ餌を与えられる
1ミリたりとも動いてはいけないんだ
脂肪が逃げてしまう ....
すらすらペンを走らせれば
紙の上にハトを飛ばすこともできる
あるときは灼熱の雪を降らせ
またあると ....
おやすみの挨拶に
朝目覚めた時に
会社へ出かける前に
君は僕に言って欲しいらしい
機 ....
切られた地形図を渡された。その地図を貼りあわせて目的の場所行くようにといわれた。それは計算によっ ....
蝶の軌跡は有刺鉄線か
剥れゆく皮膚を剥れるままに
見るもの見るもの
瞼を伏せ、視線を逸らし、
....
作り物の笑顔は 醜くて
陰のことばが 醜くて
どんなに仮面が美しくても
どんな良いことば ....
永遠に続いてくはず。不確かなふたりの日々を疑いもせず
真夜中の“着信あり”は君からの聞きたくも ....
{引用=
君の
口から
言い出されず
殺されたコトバが
垂れ下がって
いる
....
溶けゆく闇に 身をうずめ
骨の芯から 温まる
夢か現か 幻か
....
あたまの中で鈍く響く痛みは
踝を舐めたところで終わった
まわる真実は唾液で溶けて
それでも解り ....
涙をふいた手を見つめて
胸を締める
責める
世間は
冷たいものだ
わたしが哀し ....
あの子がとっても憎いのは
真っ赤なリボンが似合っているから。
「パパとママに買ってもらったのよ」 ....
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