すべてのおすすめ
走り出してから 周りを見つめたら
同じ速度のタイヤが 話しかけてくれるかも 知れない

止まっていた頃には 見えなかった 回転軸が
妙に 面白くて
互いに 笑いながら 進めるのかも知れない
 ....
わたしたち、から
あなたたち。へと
いってしまった
わたしが結った白糸も
頼りないまま意味をなさずに

陽射しがまぶしくて目が眩むの
黒い裾が砂を飲むのよ
どうしたってここは昼間で
 ....
陽は沈み
わたしも 想いに沈んでゆく
白かった あの少女のワンピースに
色を重ねるみたいに

  おとなの
  ぬりえ
  おひとつ
  いかが

決して 一概に、一途だったとは云 ....
最後の猫が死んだ
冬の夜に

耐え切れなかったのだ
冬の孤独に

私は春の真似事をして紙吹雪でとむらう
おまえにみせてやりたかったよ

桜が舞う空を
せめてこの世の美しい絵空事を
 ....
尽きない想いに眩暈して
それでもいつかは尽きるいのち
燃やし尽くし
願い尽くす

夜も更け
この秋も発ってしまう
待たれていたころを偲ぶ
影ひとつ

過ぎて愛想尽かされ
厄介者
 ....
君がいなきゃ
醤油さしがどこにあるかわからない


君がいなきゃ
大好物の中トロもさほどおいしくない


君がいなきゃ
窓の花もそんなに綺麗と思えない


君がいな ....
魚編の漢字が好きだ
目から鱗という言葉が好きだ
逆鱗に触れるという言葉が好きだ
そして わたしの言葉を読んでくれるだろう そんな あなたが好きだ

回遊する魚のように
 ....
生きていくために身体を壊す 飼い犬になりたくてネクタイを締める 雨音で起きる朝

ひんやり冷たい水族館にひとりいる

水槽には何もいない

雨音だけが響いている

水槽に手をあてると飴細工のように

脆く崩れて

雨が横殴りのように降ってく ....
始発のホームに立ち竦んで

イヤフォンからは柔らかい歌

夜明け前の空はどこまでも暗く

寝不足の目に痛い蛍光灯

私は一体何を切り売りすれば

世界と繋がっていられますか
愛している、
とつぶやく以外に愛しかたをしらない僕たちは、
結ぶための両腕を身を守ることばかりに使っている。
(獣であれば射精だけで終われたのに)
ポエムを書くうちは、獣の愛しかたをしらない
 ....
笑顔色の街の中で 屋根の下独りきり
椅子に座って 本を広げては 心孤独 三年前の冬

思いどおりの春じゃなくて
壊れていると思っていた爪先の向きを決めるコンパス
買い換えようと思っていたけど ....
詩が祈りであるなら
わたしたちは

「」

人間であるという
薄っぺらさ

生きている
という曖昧さ

そんなものが
祈りだというのなら


わたしたちは
静かに
口 ....
心のなかに埋まっている この磁石が 
引き寄せる

たとえばそれが砂漠に転がっている石ころだろうとも
たとえばそれが海を漂う明日をも知れぬ泡だろうとも
たとえばそれが誰も見向きもしないような ....
きらきら
きらきら

流星が夜を駆け抜ける

きらきら
きらきら

願い事を聞く前に消えていく

それは涙の様で

「消えないで」

静寂に包まれた深い闇に
流星は私を一 ....
「いろでもいい あやでもいい」

凍った花弁に 想いを寄せて
人肌が恋しくなる程の 凍てつく夜

「ああ、もうこの夜は寒いなあ」

夜空は澄んだ 点が黒に細々と浮かんでるだけ
波打 ....
空虚なものに従って
たとえば
破廉恥な太陽に風
カモメおよび唇
宇宙人との清潔な議論
あなたはただ一つの人
静かに聞く大酒飲み放浪者
街角の人々にアンケートする哲学者のマークシートの評価 ....
カンヴァスに描いた静物画に
わたしは真っ赤な色を置く
油絵を描く時は
その目に映るものの色と
正反対の色 ....
静かな場所で純化された記憶を

再生すれば大きくなる重い塊

忘却するために

身を委ねそうになるタクト

終わることのない伝言ゲーム

とりあえずの否定形がぞんざいに連鎖し

 ....
ふりだしはかろやかにはじまる

 雫が落ちてきた
 まどろんだ鼓膜の扉をたたく音
 あれは雨の歌
 いたづらに
 たのしげに
 むてっぽうに
 今日というちっぽけな空洞を響かせる

 ....
西日に向かって
歩いてく

まぶしい光に
眼を伏せる

道の上に
日の残像

進むゆくさき
人しれず



明日が背後から
やってくる

肩をたたかれ
振り返る ....
みんなで
思い出の中にひたっていられていると 思っていた
みんな
私の思い込みだった
私だけの 空想だった

ずっと同じでいられると思っていた
行く場所も戻る場所もみんなと一緒だと
思 ....
まどろみのカレイドスコープの中で
アリスとウェンディが交錯する
白ウサギを追いかけてワンダーランドを駆けるウェンディ
ピーター・パンを追ってネヴァーランドを飛ぶアリス

少女たちは追いかける ....
泣きたくなると
勝手にやって来て

何をしに来たのか
ひとりで本を読んでいたり
携帯をいじったりしている



「飯作れ」

言う訳でもないから

わたしも
 ....
私を傷つけたあの人は
結局私の人生にとって
大切な人じゃなかった

3年かかって
やっとそのことに気づいた

仮に今 あなたが
誰かに傷つけられたと思っているとしたら
あなたにはもっ ....
雲が風に流されていく 
流されて雲は形を変えていく 
変わることなど私は怖くない 
変わっていく私もあなたもきっと 
変わることがないものをただ1つ 
ただ1つを 
守れると信じているから
届かない手紙を書いた
誰のためでもない 自分のために
朝起きると雨が降っていたら
ただそれだけで
心が浮力を失くしてしまう
{引用=
お元気ですか?
今日はあなたの嫌いな雨になりました
 ....
ささやく言葉

あちらからこちらへ

風が吹き抜けてどきりとする

カーテンを閉じたように

夕闇がやってきて戸惑う

灯りが

ぽいんぽいんと

映しだされる笑顔

 ....
            121116



 出生率が下がってるから、若者の人手不足といわれていても
若者にも厳しい職場しかないのです とため息をつかれた
わりかし給与が好くて働きがい ....
元親 ミッドさんの自由詩おすすめリスト(581)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
タイヤと一緒なら- 藤鈴呼自由詩5*12-11-23
海へよせて- 高瀬自由詩312-11-23
おとなのぬりえとシュレッダーとの相性- もっぷ自由詩712-11-23
絵空事- そらの珊 ...自由詩1712-11-23
いのち- もっぷ自由詩512-11-23
君がいなきゃ- komasen333自由詩1+*12-11-23
ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで- るるりら自由詩23*12-11-23
生きていくために身体を壊す- 北大路京 ...自由詩15*12-11-23
飼い犬になりたくてネクタイを締める- 北大路京 ...自由詩412-11-23
雨音- 灰泥軽茶自由詩9*12-11-23
明けない- Mélodie自由詩312-11-23
ラブポエム- とりかご自由詩212-11-23
誰が指折り願う日に- 邦秋自由詩2*12-11-21
詩が祈りであるなら- 佐藤伊織自由詩212-11-21
磁石- そらの珊 ...自由詩21*12-11-21
流星- 柊 蒼衣自由詩4*12-11-20
言葉の彩- 黒ヱ自由詩2*12-11-20
白い衣類の紳士- 和田カマ ...自由詩3*12-11-20
『流血』- あおい満 ...自由詩14*12-11-20
拒絶する- 深水遊脚自由詩4*12-11-20
雨粒- そらの珊 ...自由詩1212-11-20
西日- シホ.N自由詩812-11-19
繋がり- 加藤自由詩512-11-18
少女カレイドスコープ- 塔野夏子自由詩6*12-11-17
泣きたくなると- 鵜飼千代 ...自由詩13*12-11-17
エール- 夏美かを ...自由詩15*12-11-17
風と雲- 文字綴り ...自由詩4*12-11-17
【_——できなかった人へ_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-11-17
夜のはじまり- 灰泥軽茶自由詩5*12-11-17
個と場- あおば自由詩7*12-11-16

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