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あしたのわたしへ宛て名を書いて
あした行き切符に切手を貼って
翼持つきみにそらの航路を頼んだら
届くだろうか夢にみる涯まで
続きは全部あしたにまかせて
きょうをおおよそ終える頃
眠る枕 ....
聴きたいのに凪いでいる夜
風よ
うたってよ
聞きたいのにきみの声
どこへ行ってしまったの
いつかの空の白煙に乗って
しん、としたまま白んでゆくのか
空
灰紺色の星のまばらな
....
陽は沈み
わたしも 想いに沈んでゆく
白かった あの少女のワンピースに
色を重ねるみたいに
おとなの
ぬりえ
おひとつ
いかが
決して 一概に、一途だったとは云 ....
尽きない想いに眩暈して
それでもいつかは尽きるいのち
燃やし尽くし
願い尽くす
夜も更け
この秋も発ってしまう
待たれていたころを偲ぶ
影ひとつ
過ぎて愛想尽かされ
厄介者
....