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ぼくの時計は1500円だ

安いから買ったわけではなくて極端に軽いから買った

まえの時計は5250円だった

これも極端に軽いから買った

でも安い時計はだいたい一年くらいしかもたない


時計をは ....
十年ぶりに会おうが

なんにもかわってないような

そんな気がするのは

たぶん

きっと

お互いのあのときが

まだ消えずにあるからだろう

十年てそんなもんだ
ショートカットのお姉さんのように前髪をクリップで留めたり、わたしのカチューシャをしたりしているので、アッキーを美容院に行かせた 「短めに切ってもらってね」「短めってどれくらい?」「大学に入学す .... 高台から 見下ろせば
雲が唸りをあげている
雲を突き抜けようとする 音がする
街の灯りは 木々の間からも見える
サイレンが パトカーが 消防車が 甲高い音が
地を這う

まだ ....
海は青く大きくて

波はいい波ま白い飛沫

海は暗く明るくて

分厚い意味も光り輝く

おーい海、海よ、

風化させじと俺は行く


惨事の爪痕

整えられて

風化させじ

と俺は行く

校舎の張替 ....
本日のメイン
アサリの皆さんです


お命
お美しく戴きました



合掌
冬の祖国から君はやって来た

ぼくは君にサーフィンを教えた

君はぼくに祖国の秋の美しさと

命を使うということを教えた


君は祖国に殉ずる

冬の祖国から来た君に殉ずる

ぼくは君に殉ずる


冬 ....
顔を上げて元気を出せ!
独りぼっちで淋しのか…
「路上で突然ですが、
果物買ってくれませんか?」
「さっきまで
そこで売っていたのですが、
少し残っちゃって」



立川駅の歩道橋の下で
前を歩いていた人に袖にされた、 ....
小春は 咲いていた
いたいけな木枯らしに とまどいながらも 
茨の木も葉を落として
生まれた詩たちが 真っ裸になる この秋空に  あなたは

腹を満たすために
寒さから身をまもる ....
青い水いろの空

公園からはみ出たさくら木

電信柱と電線が

拮抗しながら騒がしかった


世界はじっとしていない

何通りもの風景を

何通りもの異世界を

僕らはただ

奇跡のなかに浮かんで

 ....
常温で液体の金属である水銀
調合し身体の永遠を祈り水銀
を呑んだ皇帝や時の権力者も
現在の人々もしている事は同じ
自らの羽を喰らうヘルメスの鳥
だとしたら 
ことば に できな ....
ぼくは知っている

場所が

今ないことの

口惜しさを

得意であるのに

その場所が

今ないことの

不安を

ぼくは知っている


知っているだけでは

足りない

時間がない

悔しいぞ

 ....
まだ紅葉の見られない

山々に囲まれて箱根でゴルフをした

のんびりと適当に球を打った

一緒にまわるひとや

キャディーさんとの

人間関係を積みかさねながら

何かを我慢しながら

何かは主張しな ....
気持ちが沈み込む日には
煮込み料理を
作るに限る

強すぎる想いは
香味野菜と一緒に束ね
鍋で煮込んでしまえばいい

「生野菜で出されたら
たまったものじゃありません」

 ....
好きだから好きになると

いずれ好きでなくなるのかな

嫌いだから嫌いを通していると

いずれ嫌いでなくなるのかな


永遠とよく似た言葉を探しています

どれだけ僕だけが大切にしたかったのか

逃げ ....
明日はきっとある?

明日がなければお金なんてただの紙切れ

明日はきっともっとよくなる?

明日からどんどん悪くなってゆくなら

信仰心なんてただの哀しい気休め


夢や希望はどこだろう

目のまえ ....
そうだ

ぼくじゃないだけさ

それだけのことさ


永遠など存在しない、その理由が

続きゆく時間にある、という矛盾


慈しむ

ぼくじゃないだけさ

それだけのことさ
あの頃を思い出す

おならって

ウンコの叫びなんだと気づいたあの頃

35年ほどまえの秋は

もっとしっかりと秋だった

伊東四郎と小松政夫のコント番組を見ていたら

宿題やりなさい、

そう言って ....
欲望が希薄なら

欲望のイメージで

代替えしてみる

どうにかこうにか

そんなこんなで

生きながらえてる


天気は良好

飛行機雲かすむ

愛してる

じぶんが大好き

泣いてみる


欲望が ....
想像力だけで生きるなんて悲し く 
それでも あらんかぎりの言葉をめぐらして 書く
かんがえて かんがえてを くりかえすほどに
言葉は みじかく ほんの一行で事足りる
あんまりといえば ....
田舎だからといって
素敵な虹が出ないわけではない

田舎だからといって夢がないわけでもない

田舎だからといって人っ子ひとりいないわけでもないのだ

田舎の虹が素敵なように田舎の恋 ....
うさぎは寝る



















*うさぎ毛糸ぬいぐるみは白糸雅樹さんよりいただいた手作り作品・絵はJEAN・MICEL・BASQUIAT
天高く馬肥ゆる秋の日

吹かれても踏まれても

見つけたひとを喜ばす

野に咲く花のような心

今日誕生せり誕生せり


じっとしているから澄んでいるような人生など望みはしない

揺らされてもなにされ ....
犬走ってる




玉葱のうすっぺらなかわのうえ





犬は知ってる





かなしくて泣いていることがばれずにすむことばもへらへら走ってるってことごとくうっかりうっちゃりなげきなげしちゃえ ....
わたくしが地上に降りようとしていたとき
まっすぐに地をめざしているとき
宇宙の先にある青い星を目指すことは
それは まるで 円錐の底から円錐の先を 目指すようでございました
空間は細ら ....
神様なんでぼくばっかり

願い事を叶えてくれるの

ぼくがなにをしたって言うの?

神様なんでぼくばっかり

生命力を与えてくれるの

ぼくがなにをしたって言うの?


ぴかぴかに磨かれた

ぼくはま ....
ファミレスを出ると

夜空に月を探していた

月明かりのそばで

いくつかの星が鳴いていた


車に乗り込み目を閉じた

あなたが眠る窓辺にも

秋の虫たちの鳴き声が

楽しく響いているだろう


フ ....
健康に関する悩みごとは

当事者にしか分からない

それが悔しくて

ぼくは共に苦しもうと思って

この中秋の月をながめていた


あの輝きが

共に苦しもうとしている姿に

思えたのだ


健康に関 ....
目の前いがいが暗くなる

だから前しか見れなくなっている

暗くなるまえ

目の前いがいが緑色に蝕まれる

緑色は

やがて真っ暗い

闇になって

ありがとう、あなたの声を聞いていた


あなたしか ....
芦沢 恵さんの携帯写真+詩おすすめリスト(213)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくの時計- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-12-31
十年ぶりに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-12-31
虎刈り- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...12*12-12-23
一本のガランス- るるりら携帯写真+ ...9*12-12-19
海よ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...7*12-12-11
ボンゴレビヤンコ- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...10*12-11-29
冬の祖国- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-11-29
自分へ- ぎへいじ携帯写真+ ...5*12-11-23
路上の野菜売り- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...17*12-11-22
動機- るるりら携帯写真+ ...11*12-11-20
騒がしい秋- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-11-20
ことばに_できない- るるりら携帯写真+ ...12*12-11-10
時間がない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-11-6
のんびりと適当に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-11-4
ブーケガルニに束ねたら- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...15*12-11-3
色欲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-11-1
銭勘定と信仰心- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-10-31
矛盾- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-10-30
35年ほどまえの秋- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-10-25
欲望のイメージ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-10-24
『く_の_人』- るるりら携帯写真+ ...18*12-10-22
田舎の虹- 梅昆布茶携帯写真+ ...1512-10-20
うさぎはねる- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*12-10-20
今日誕生せり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-10-20
いぬはしってる- 阿ト理恵携帯写真+ ...5*12-10-20
浄土の鳥- るるりら携帯写真+ ...10*12-10-17
とげだらけの人生に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-10-9
いくつかの星と秋の虫たち- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-10-8
あの輝きが- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-10-1
暗闇のなかで- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-9-30

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