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雪がうすく残っているのは日陰のせいだ

絶対いない

キック!

手を合わせる

キック!

抱きしめたくなる

キック!

泣きそうなる

キック!

絶対いない ....
いちにちに八十回くらいあのばしょを思います帰ります

オレンジのひかり月のひかり花火のひかり

みどり電車のおと落ちてるセロファン系お惣菜やお料理


愛がたくさんつまっています

 ....
月のまわりにちいさな虹が

そのおおきな横をヒコーキ雲が

夜空もぼくらを許していたよ

夜空もぼくらを応援していたよ


つぎはぎだらけの愛のことば

なんか聞いてほしかったん ....
太陽が見えなくなると黒くなった川面からたつ川の匂いが確かになった。
風が吹いてもそれはどこへも去らずただ辺りを湿らせ懐かしがらせ暗くさせ刹那の思いに姿を変えたりもした。

普段聞かない音が川の匂 ....
ぼくは馬鹿だった

ぼくは天才だった

感じていたのは無力さではなかった

じぶんの有害性を感じていたのだった

ひととはうまく交われなかった

それがぼくを

強くもしていた ....
いろんな事情があるのだ

いろんな切実があるのだ

賞味期限ぎれの調味料にも

フローリングのペットの毛にも

散らばったコンビニの袋にも

飲みかけの缶ビールにも


やさ ....
ヒッグス粒子の

その存在を

つかまえようと研究しているひとがいる

証拠とアリバイを突き合わせてゆく

その仮説は

書きはじめられたミステリー小説のようだ

動機なき殺人 ....
過去は変えられないけれど未来は変えられる

そんな箴言を吐く奴はうそつきだ

過去は変えられるし

過去を変えなければ未来は変えられない


あらゆる過去を変えるために

ひとは宇宙のあちこちで

あ ....
理不尽よ

瓦礫のなかに誘われて

ぼくらは死者と対面する

あらゆる執着を

与えて奪い去った

理不尽よ

あなたはぼくらを全否定した


そこを真面目にさ迷った
 ....
だれもが仏様になれる

種みたいなもんを持っている

一切悉有仏性とは

そんな意味の仏教用語だ


いろんな争いごとや美談を見るたび

一切悉有仏性を思い出す

争いごとも ....
高原に吹く風が

レーザービームみたいに

追憶に照射され

旅の終わりに描きかけた

一枚が完成する


白樺は動物の皮革のようだ

誰かの故郷が傷ついている

歌手が風邪をひけないのと

おなじく ....
ぼくらは求め合う純粋だ

ぼくらは最初から永遠だ


服と重さが触れ合うから

隙間にキスをしてしまう


ぼくらは求め合う純粋だ

ぼくらは最初から永遠だ
あなたは親戚やお母さんといると

やわらかい顔になる

とろんとした夢見がちな笑顔になる

オレの出る幕などなくなるくらい

でもたぶんそれは

オレが親戚やお母さんに溶け込んでい ....
歩道をわたる

小鳥がさえずる

三日月の見えないところを見つめている

見てないだろ

こころの目で見つめている


首が心配だ

足首が心配だ

フェイスブックで探してしまう

銀いろに波紋がさざ ....
睡眠もそう

食事もそう

人間関係も

得意も失意も

喜びや悲しみも

利他やエゴも

愛も嫉妬も

なにものかへと向かってゆくには揚力がいる

この揚力をコントロールすることが必要不可欠


た ....
雨が降る

そこは傘をさせる場所になる

悲しみがある

でもぼくにはもう

感情をあらわせるひとはいない

雨が降る

そこは傘をさせる場所になる
俺?

俺はぼろぼろになってあの街から追放されたんだ

え、泣いてやしないよ

この泥があるからこそ蓮の花も咲くらしいから、大丈夫だよ


こころの問題じゃない

脳の問題だ
 ....
島よ

別れの夕よ

爽やかな別れの夕よ

島よ

巡り会えた

爽やかな出会いの日々よ


夕日が照らす

海の向こうでは

朝日となって


島よ

別れの朝よ

爽やかな別れの朝よ

島よ

巡 ....
町を歩く

暑くて疲れたら

喫茶に入る

寂しくて暴れそうなら

ビルを見る

線路を見る

セシウムさんかあ

ストロンチウムさんかあ

この光のなかにもいるのだろう
ちいさな命たちが

炭素でできた液体で

ながれ星

そう書きあげた半紙が飾られていた

ちいさな命たち

彼らもまた宇宙の炭素なのだ
百日紅の咲かない夏という小説を読みながら

ことしの蝉は鳴かないことに思いあたった

鳴かないどころかぼたぼたと地面に落ちている


地震のせいなのだろうか

それとも放射能だろうか ....
プーさんはだれだったのか

おとなのぼくが思い出す

こどもの頃のぼくは

プーさんの頃のぼくだった

ロビンとぼくをプーさんが見つめていた


ぼくはロビンではなかった

プーさんだった

心象風景 ....
何万人死んだって種としては生きながらえている

だからこれは種としての悲しみとは言えない

種の悲しみというものがあるとするならばそれは

生き残った種たちの妄想にすぎない

だから何 ....
風がほどける

追いかける

光がくずれる

ふくれだす

水っぽいぬくみよ

おまえはどこにゆくのだ


ほんとうの目的地とはいつも

突然あらわれたかのようなふりをす ....
この糸のさきを

だれもが放してしまった

糸のかわりに

だれもは棒で突いてきた

棒を糸だとつかんでみても

からだは痣だらけになるばかり

この糸に風が吹くのを

じ ....
うすくつもった無音

じゃれあう轍

だれかオレに

うまい珈琲をいれてくれないか

きょう傷ついたことなども

香ばしくてすっきりとした

あったかな気持ちにかえてくれないか

うすくつもった無音
 ....
伊達直人がホテルをでて朝の商店街を歩いていた

四方に広がるせまい空

雲ひとつない水色をながしていた

まだ冷たい商店街

異国の山麓に広がるバザールのようだ

路地には猫がにら ....
きみがいのる

はんせいのために

すくわれのために

ちからをさずかるために

だれかのしあわせのために

きづかれなくてもいい


そんざいを

なんどもコピーして
 ....
青の敷布には

愛し愛されるふたりによって

波もようができていた

それはまるで

遠くから眺める海のようだった


波は変化してやまないはずなのに

青い革にできた皺を見 ....
学生のころ

留年すれすれだった彼女と試験期間中

ラブホテルに十連泊した

ゼミイチだったから

ぼくには後期試験は関係がなかった

フラ語を教え、経済原論を教え、

商業簿 ....
るるりらさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(81)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キック!- 吉岡ペペ ...自由詩613-2-9
ぼくのやすらぐばしょ様- 吉岡ペペ ...自由詩613-2-6
夜のヒコーキ雲- 吉岡ペペ ...自由詩813-2-1
川の匂いの告白- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-5
だれにも心配かけたくなかった- 吉岡ペペ ...自由詩1112-9-1
いろんな切実- 吉岡ペペ ...自由詩412-8-12
素粒子たちの夏- 吉岡ペペ ...自由詩1012-7-11
ありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1912-4-15
破壊の限りのそのよこで- 吉岡ペペ ...自由詩812-3-7
一切悉有仏性- 吉岡ペペ ...自由詩212-3-6
松原湖高原にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...5+12-1-2
隙間の約束- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...5+12-1-1
- 吉岡ペペ ...自由詩5+12-1-1
波紋- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-10-30
揚力- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-9-19
雨が降る- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-27
この泥あるからこそ咲け蓮の花- 吉岡ペペ ...自由詩1611-8-24
島よ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-21
セシウムさん- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-8-7
宇宙の炭素- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-26
蝉の鳴かない夏- 吉岡ペペ ...自由詩511-7-26
プーさんだった- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-4-18
この悲しみは- 吉岡ペペ ...自由詩311-3-28
春の歌- 吉岡ペペ ...自由詩311-3-7
この糸のさきを- 吉岡ペペ ...自由詩711-3-2
珈琲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-1-18
ニッポンの空- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-15
きみがいのる- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-11
青波- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-30
ラブホテル- 吉岡ペペ ...自由詩5+10-9-29

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