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女が買ってきた猫は
目を覚ますことがない
エサも食べず水も呑まず
常に丸まって眠っている
置物ではないかと
怪しんで触れてみると
確かに呼吸をしている
手触りも生き物のそれである
何し ....
一羽の鳥が
世界の果てを見に行った
そして
泣きながら帰ってきた

飼い主は訳を尋ねたが
何も言わなかった
いや
言えなかったのだ

そのかわり
鳥の羽毛は青く変わっていた
日 ....
悲しまないか
青いマントにくるまって
月明かりを頼りに
この世から逸れていかないか
喜びなんぞ
どこかのだれかにくれてやる
悲しみの中でこそ
きみはすっかり美しい
ぼくのことばもぎらり ....
眠れない 
夜の遊びは一つだけ 
寂しい沼地 
孤独な塔 
幸せ探し 
夜更かし
ここは海の底 
アパートのすぐ傍を 
誰か横切るよ 
とても大きなもの 
じゃらじゃらと 
宝石 ....
 夜 地球の上を這う 目的地は 一軒の家屋 家畜のように 這いつくばった 小さな平屋
 爪が土を削り しっぽが草花をなぎ倒す 下着をすっかり 汚してしまう 何でも捨てる まだまだ捨てる 俺は一番 固 ....
 悲しみをとぼとぼ辿っていくと、駅のホームに辿り着いていた。なんだ、もう一度出発なんだ。そう気付いた時には、もう旅人の顔をしている。ホームには、自分以外の人影は見えない。柱に繋がれた雑種犬と、自愛に余 .... 素敵な比喩が思いついたと
受話器にむかってささやこう

部屋を出る
大義名分ができた

僕たちは不自由な生き物

理由がないと
自由に街を歩けない

街は雨

雲からワインが ....
都市の背中に
星の刺青
何処かに
自分の星座があるだろう
誰そ彼は
笑い泣き
彼は誰か
泣き笑い
内ポケットに
タバコと明日
遠ざかる黒い猫
何時かは
他人の星座と会うだろう
 ....
まーつんさんのやまうちあつしさんおすすめリスト(68)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠り猫- やまうち ...自由詩214-7-30
青空の起源- やまうち ...自由詩2*14-7-29
悲しまないか- やまうち ...自由詩214-7-26
夜更かし- やまうち ...自由詩5*14-7-25
夜這い- やまうち ...自由詩3*14-7-24
哺乳類の絶滅- やまうち ...自由詩4*14-7-23
詩人の恋- やまうち ...自由詩414-7-22
都市伝説- やまうち ...自由詩214-7-20

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