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消灯の厠

陽光指して

満ちる光子に

身震え
ケーキ屋のサンタクロースは眠れずに 家族と過ごす26日

酒を飲み不平不満をぶちまけて それでも明日はやってくるのだ

「仕事と家庭のどちらが大事なの?」 やや食い気味に「君だ」と答え

 ....
女の股に両の手を挟んで暖をとる冬 さよならの時期を知らない振りをして私あなたを殺していたのね

もう二度と愛に傷付かないように私あなたと心中します

気移りをしたなら行って構わない影だけ私に残してください

味噌汁 ....
ふたりしてつくっていたのは絵ではなくかたちでもなく額縁だった 下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている 願い事叶えるための流れ星何度も流す飽きがくるまで 2次会で始まる喧嘩待っている酒と満月人狂わせる 死を拾う 空に斧振り上げたまま腹見せて転がっている

詩を拾う 弔いもなく涙なく乾いて虫の命逝く夏
沖に出てあおむけに視るこんなにも空の広さがおしよせてくる

優しげな名前とは裏腹に盆過ぎて泳ぐ子 戒める海月

光る波ひとつふたつと三角の硝子の意志が増殖してく

足裏の次第に砂がさらわれ ....
からっぽをからっぽで埋めからっぽで蓋をしててもあふれるからっぽ 邪魔者がまさか僕とは思わずにふたりの間転がっていた ポケットに辛口の酒詰め込んで貨物列車に飛び乗って旅 君の眼に広がる花火真近くで見られる場所が最高の席 笑いかた曾孫を抱いて思い出す居間に流れる喜びの歌 勝負では強い男を演じきり弱い想いを陰に押し込む ムーミンを 見ながら洗濯 たたむ日々 
なってみたいな ムーミンママに
褒められし 叱られしこと 思いだす
深夜の病棟 祖父の横顔
条件は医師か弁護士クルマ付きマザコンはマジお断りです 美術館幾つもあって個性的それぞれの色惜しみなく出す

スーパーが次々出来る古い町値下げ合戦いつまで続く

介護する介護士の人微笑んだ老人たちのアイドルになった

落ち葉見てこれから何処へ進 ....
しかたなく押したボタンの副作用 瀕死のコイの心臓波うつ  妻と居て

 秋の日の午後3時に妻と居て今日は彼女がきれいに見える

 窓越しのゴーヤは枯れて涼しい日空気は清く部屋は静かな

 九月より妻は黒髪あきらめて白髪を抜かずともよしと言う
潮騒を聞いてあなたを見ていたのあなたはずっと海を見ていた 錆びたチェーン 剥げた塗装と 積もる塵 空気の抜けた タイヤ、十年


伸びた腕 煉瓦色の肌 高い声 母のうでから 抜け出る十年


深くなる シワも記憶も愛もみな 未来だけが 淡 ....
ビキニ着て
必死で
ボール追いかける
自分自身に
疑問を抱け




ロンドンの
空港で
エロ本を買う
ベン・ジョンソンに
誰も気付かず
おとしぶみと言う虫に託す詩集ひとつ恋愛論のなれの果て

ストリートミュージシャンにあすを尋ねるどのコード進行で生きるかと

炎天下脳みそは妄想やめて夕涼みプラタナスの鈴の葉陰に

初音ミク ....
のみかけのコーヒーにまた水足して待つ午後の日差し

16分音符じゃ足りないと時間まで切り刻むピアノ白い指

白鍵と黒鍵は隣り合わせの不幸だねって笑うきみ

ドアをあけてから遠い時間をあ ....
トリセツをただの一度も読まずとも正しい呼吸の仕方はわかる

もともとはペアであった靴下も気づくと穴が片方だけに

色褪せたペエジをめくる緑風が塗り替え時期と付箋をつけた

強風でバタンッと ....
七人のこびとは元は八人で現在一人行方不明で

豆の木が大空高く伸びたけどただ伸びただけ雲乗れねぇし

あなただけ映していたいいつまでも私は鏡あなたの鏡

白鳥になったとはいえ醜さは変わ ....
刹那花ひらり乱れる春の風 脳裏かすめる君の幻影 

週末は桜吹雪になるのかな君の簪姿を見たい

桜散る頃に逝ければ葬式に付き合う子らも寒くなかろう  

満開の桜の下に捨てられる悪い ....
まーつんさんの短歌おすすめリスト(103)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「消灯の厠」- 宇野康平短歌113-12-11
働く人のうた- 中村 く ...短歌1113-12-8
「肉の冬」- 宇野康平短歌213-12-3
殺人狂時代- 永乃ゆち短歌11*13-10-6
額縁- はるな短歌313-10-2
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている- 北大路京 ...短歌613-9-30
願い事叶えるための流れ星何度も流す飽きがくるまで- 北大路京 ...短歌213-9-14
2次会で始まる喧嘩待っている酒と満月人狂わせる- 北大路京 ...短歌113-9-14
蟷螂- そらの珊 ...短歌17*13-8-24
夏の終わりに- そらの珊 ...短歌11*13-8-19
からっぽ- はるな短歌913-8-16
邪魔者がまさか僕とは思わずにふたりの間転がっていた- 北大路京 ...短歌513-6-26
ポケットに辛口の酒詰め込んで貨物列車に飛び乗って旅- 北大路京 ...短歌513-6-24
君の眼に広がる花火真近くで見られる場所が最高の席- 北大路京 ...短歌4*13-5-25
笑いかた曾孫を抱いて思い出す居間に流れる喜びの歌- 北大路京 ...短歌313-5-24
勝負では強い男を演じきり弱い想いを陰に押し込む- 北大路京 ...短歌413-5-9
ムーミンママ- 凪 ちひ ...短歌113-4-16
深夜の病棟- 凪 ちひ ...短歌413-3-22
条件- 北大路京 ...短歌413-3-3
個性的- 夏川ゆう短歌113-2-11
副作用- はるな短歌112-9-18
妻といて- 生田 稔短歌1012-9-4
「海辺」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌12*12-8-23
十年- やや短歌4*12-8-20
スポーツ短歌8- 花形新次短歌112-6-29
おはようサラダ- 梅昆布茶短歌1512-6-3
待つ- 梅昆布茶短歌1312-5-27
夕焼け心中- そらの珊 ...短歌1212-5-9
童話短歌- 北大路京 ...短歌19*12-5-4
桜散る2012- 北大路京 ...短歌13*12-4-23

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