その肌は月色に 氷のように透き通る
清く冷たく滑らかな白
その瞳は鯨色に 炎のように揺らめく
不思議を隠した群青色

少年は無造作にこちらに近寄り
「君のことならなんでも知ってるよ」
 ....
球体 陶器 木偶 海底 列柱 イオアンネス

肋骨 列柱 古代の不思議 肺臓学

喉笛骨 空洞発声 老婆 時限式 

四次元 箱家 ラピスラズリ 瞠目 手品
 
宮殿六角形 セミラ ....
愚かでみじめなトロージャンは
















最後にた ....
その昔








 ....
  まるでこの世の始まりから
  僕を待っていたように
  茶色い床に君の
  十二枚の写真が散らばっている
  秋の風が窓の外で
  穏やかにはためく午後
  僕はグラスに冷たい ....
世界は言葉で出来ている!

れんこんの泥沼で叫ぶ半裸の男

もしも彼の尻に痣があったら

似ているのではない。そのまま存在と本質である

隠然たるその鼻息は世界を凍らし

笑いと共 ....
太陽が光り輝いて見えるのは

私の内面が光り輝いているからだ

私の眼が外側に私の内なる光を見て

太陽は私の眼を通して私の内に差し込んでくる

どちらも明るいから"光&qu ....
ダンジョンから出られない










ぶっ壊しては再生し



再生してはぶっ壊して




 ....
雨降れば、君はそこに

風止めば、君はそこに

僕はどこにでもいる

君の中にも 僕の中にも

雨降れば、君はそこに

風止めば、君はそこに
ヨシミが自転車から転げ落ち

あのとき幻視したブルーは

ぼくが描いたことなのだから


イスラム圏のブルーもいずれ

ぼくが物語にととのえてあげるよ

そこかしこにブルーがあった

ブルーのことなら ....
 
 
毎朝なのかもしれない 
ぼくの指は豆腐に刺さって 
抜こうとすればするほど 
意味との距離が遠ざかっていく 
交番に住むアマガエルに 
おはようを言うきみの顔が 
今日もきれい ....
つやつやの爪いっぽんに一つずつそれを当然とおもうかなしさ

クッキーの箱に描かれたちょうちょたちくらいの不自由さなら欲しい
だんだんと
遠のき
やさしくなっていく
日々のなかを

発光するリボンが泳いでいる

なめらかに熱く
泡立って

注意深く生活する
わたしをからかうように
発光している
 ....
ペットボトルで汽笛を

「ボォーボォーボボッ」と

鳴らして街を走る

電信柱は少しずつ地中に沈んでいき

麒麟の首がにょきにょき生えてくる

色とりどりの紙飛行機が

空から ....
ざまぁないな














福島と言わず


東北と言わず




滋賀ぐらいから北は全部



が ....
甦り

























黄泉返り










 ....
警察が犯人を連れて現場に来ていた
私はそれも知らずに
突然走り出し綱を引きずりながら逃げる
飼い犬を追いかけていた
もうすぐ夏になろうかという
晴れた休日の正午

追いついた山の中の広場 ....
聖堂の夜会に踊りに行こうと、あなた以外の右手が誘い出して、音をたてて破裂した日の名残り。俯かせた顔の影絵。錆びた蛇口みたいに固まった猫が見つめ。
{引用=祈りとオリーブ色がまじった夜がゆらめき始まる ....
美し .... どす黒い流動体の官能的な変化だ、分類されなかったあらゆる感情を生のまま飲み込みながら、軟体動物の様なその姿を次第に巨大に膨らませ、中枢の重要なポイントに禍々しい液体で穴を開けようとする、欠 .... 鍋囲みワンランク上の肉使う味の余韻が微笑みを生む

夕闇に隠した恋は色褪せる一番星に発見される

セピア色した街並みが走り出す古き良き日は幻になる

艶のあるもぎたてトマトにかぶりつ ....
酔わせておくれよジャックダニエル
まっすぐにこの喉を焼ききって
酔わせておくれよジャックダニエル
朝はまだ遠くにあるはずさ
酔わせておくれよジャックダニエル
冷たい夜風も溶かしきって
酔わ ....
いつもの喫茶店
そこに座る。それは知っている。でも、正面きってだなんて話かけられないよ。
動きだしたい
したい-死体のような-この-こころ-----

作者不在の机を前に 作者不在の椅子に座 ....
ゴミ箱に


手を突っ込んだ事も無い





エデン育ちにゃ















負けない訳よ
 ....
洞窟の中は星が咲き乱れる秋だった。
呼吸を止めて止めて止めて、それでも息を飲んだ。
鳥が一羽また一羽と、架かっていく。破裂を含むように、孕むように。
断層の線を睨んで、暗い夜に、昼に ....
【青い鳥】

涙はない 思えば おもうほど 青い空しか
浮かばない
人は かならずしも 真正面から むきあうことで
力を その胸に宿すのではなく 
同じ方向に そっと居る
そ ....
いつの日にか 同じ道を歩いていた
あの頃と変わらぬ
人々の群れ
忙しく動くバス
排気ガスだらけのビルの谷間

いつか私が落とした心は
残っているのだろうか?

薄汚れた歩道橋の階段は ....
麗しい時代は終わって君も魔女になるのだろうか

いまでも充分怖いが


僕は亀仙人にでもなってやり過ごすとするか

ボブディランが時代は変わると歌った


僕は生命は変化だ ....
オタマジャクシが音符になって

俺にレクイエムやソナタを聞かせてくれる









腹のでっぷりと出たオッサンにはなり ....
 春はGじゃん。卒業生の賞状筒携へてときめく去りぎは、風も温みて、
毛織物など{ルビ藍=いんぢご}の内にこそ重ぬれば綿の膝丈{ルビ袴=すかーと}ひらめきたる。

 夏はのーすり。日頃の腕立てすれ ....
マーブルさんのおすすめリスト(278)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メシア- ゆべし自由詩311-11-26
- 高濱自由詩211-11-25
カモメの宝さがしの唄- TAT自由詩5*11-11-24
おまえはそこで乾いてゆけ- TAT短歌1*11-11-24
レンズ- 草野春心自由詩21*11-11-24
01_Ceremony.wma「哄笑の始末」- 非在の虹自由詩311-11-24
"光"- yamadahifumi自由詩111-11-24
ダンジョン・ブルース- TAT自由詩1+*11-11-23
君はそこに- yamadahifumi自由詩311-11-23
イスラムブルー- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-11-23
細々と- たもつ自由詩511-11-22
ちょうちょたち- はるな短歌111-11-22
発光する- はるな自由詩411-11-22
深夜の徘徊ポランスキー- 灰泥軽茶自由詩511-11-22
ざまぁないな- TAT自由詩1*11-11-21
フェニックス一輝- TAT短歌1*11-11-21
ある初夏の日の身震い- 相差 遠 ...自由詩5*11-11-21
川沿いの聖堂- コーリャ自由詩711-11-21
凍えそうな日に燃えあがりそうな夕焼けに呑まれながら- TAT短歌1*11-11-20
煤けた夜- ホロウ・ ...自由詩2+*11-11-20
余韻- 夏川ゆう短歌111-11-20
酔わせておくれよジャックダニエル- 只野亜峰自由詩3*11-11-20
ゆれる根- るるりら自由詩13*11-11-19
お前にゃ無理さ- TAT短歌2*11-11-18
みずうみの、- tomoaki.t自由詩11*11-11-17
青い鳥- るるりら自由詩9*11-11-17
記憶- 菜穂自由詩5*11-11-17
魔女の季節- 梅昆布茶自由詩411-11-17
ファントム・ペイン- TAT自由詩4*11-11-17
春はGじゃん- salco自由詩13*11-11-16

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