すべてのおすすめ
嘘はついていない答えだ 何も始まらない日々

何も終わらない日々

お風呂の水滴

ぽちゃりぽちゃり

吐き出す日々の空しさ

ごぼごぼごぼご

お風呂は空っぽ

玄関にはスニーカー

一足ひ ....
コロコロココロコロガッテ

何処かへ行きたくて

誰かと出会いたくて

コロコロココロコロガッテ

新しい匂いを吸い込んでみたり

柔らかな生まれたての感触を

頬にあててみた ....
お好み焼きや焼きそばを食べるとき
ちょっとご飯をひとくちふたくち
甘い粒々がほこほこ踊る
毎日食べているのにびっくり咀嚼する

私はものぐさなので
精米技術の進歩
お米はすすぐだけ
ボ ....
コートの下からにょきっと生えた

細長い煉瓦の色をした

煙突を背負った男は

大きな麦藁帽子を被っているので影のようだ

軍手にした鉤状の蔓で

雑木林をほじくりながら何かを探し ....
この夜道をいつも緩やかに漕いでいると
鼻の穴から嬉しそうにメロディが
街灯も少ない住宅街に響いてゆく

今日は紅色夜月の下小雨も降って
うっすら花粉が舞っているのに
紅色提灯垂らした石焼き ....
扉をひらけば

ほら穴ほっ

暗くて狭い

身体がすっぽり

温かい柔らかい

流れる瞑想

包まれて包まれて

日々の連続

お腹を満たして可愛いあの娘

ゆっく ....
ほぼ毎日私は朝ご飯に

納豆を食べる

その為には青葱が必要だから

新鮮な青葱を買い置き

食べる前に刻む

できるだけ細かく刻む

ザクとザクとザクザクと

五感は刻ま ....
列車の暖かいシートに座ると

向こう側のガラスの奥には

半透明な私が少し微笑んでいて

疲れて座っている

暗闇にうっすらと光り浮いている私は

ゼラチン質のように柔らかで他人の ....
 


メインカルチャーに
迫害されて逃れた先の
サブカルチャーに
首を絞められる

あたしはあたしで
あたしじゃなくて
あなたはあなたで
あなたじゃなくて
あいつはあいつで
 ....
詩に関節技をかけられる
ギブアップして時代に媚びたと白状する

詩に投げ飛ばされる
天地回転 ものの見方がひっくり返る

詩に首を絞められる
反則も何もありゃしない
ついには殺されてし ....
気の利いた嘘がつけないでいる ミス車内を選んでいる せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて

翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
私はずっと犬が飼いたかったのだけれど
今でも犬の散歩などをみると
羨望の眼差しで見てしまうのだけれど
いつも家には猫が居た

だいたい野良猫がそのまま居ついて
或る日ふといなくなったり
 ....
押してないのに鳴った  



血が逆流すんだ
血が逆流すんだ
隣人は僕を知らない
隣人は僕の名を知らない!


血が逆流すんだ
血が逆流すんだ
親さえ僕を知らない
親は僕に名前を与えなかった!
 ....
森の向こうから音がする

ボールの蹴る音
グラウンドを走る音
かけ声に混じって吹奏楽の演奏が始まる
たくさんの若い息吹が一つになって
風に乗り
私の耳の奥まで響かせる
純粋で静かに心落 ....
カナヅチの眼が泳いでいる 澄みきった空

心は軽くトランポリン

つま先に少し力を入れさえすれば

宙に舞う舞うトランポリン

吐き出す息と手のひらバランス

もう少し先へトランポリン

ホイップみたい ....
よく吠えるハムスターに囲まれている 写真立て四角く咲いている サラサラと嘲りながら
指の隙間から
零れ落ちていったのは
砂で出来ているのを
忘れかけていた
いくつもの季節と朝焼け

パタパタと蔑みながら
手のひらから
飛び立っていったのは
 ....
      夏をたたむ
      両手でしわをのばし
      ていねいに
      色濃い影をおとした夏も
      洗濯され、たたまれると
      頼りないほど薄っぺらだ
 ....
来世も諦めることになった エプロンをつけたおじさんのような
がらがら声のおばさんのような
二人組が立ち止まり
暑いのか涼しいのかさっぱりわからないねえと
言っている横を

私はTシャツ一枚で通り過ぎていくのだが
 ....
チワワが痴話喧嘩してコンニチワとでも言うと思ったか 野良の黒豹にうちのキリンが噛みつかれている 蚊を叩いて折れた骨がある 寝て起きたら日常
faikさんの自由詩おすすめリスト(896)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
嘘はついていない答えだ- 北大路京 ...自由詩414-5-22
スニーカーを洗う- 灰泥軽茶自由詩1214-5-18
コロコロココロ- 灰泥軽茶自由詩714-4-3
ご飯を炊く- 灰泥軽茶自由詩1314-3-26
煙突男のはなし- 灰泥軽茶自由詩414-3-19
夜月と芋屋- 灰泥軽茶自由詩414-3-18
ほら穴ほっ- 灰泥軽茶自由詩614-1-23
納豆と青葱- 灰泥軽茶自由詩1214-1-21
もうひとりの私はゼラチン質のようだ- 灰泥軽茶自由詩1213-12-21
カルチャーショックアイデンティティ- 自転車に ...自由詩513-12-7
現代詩バーリトゥードフォーラム- ただのみ ...自由詩31*13-10-26
気の利いた嘘がつけないでいる- 北大路京 ...自由詩313-10-23
ミス車内を選んでいる- 北大路京 ...自由詩1113-10-23
フレンチロースト- ただのみ ...自由詩18*13-10-23
猫のあたま- 灰泥軽茶自由詩2013-10-22
押してないのに鳴った- 北大路京 ...自由詩513-10-21
王国- 自転車に ...自由詩2*13-10-20
森の音楽- 灰泥軽茶自由詩813-10-19
カナヅチの眼が泳いでいる- 北大路京 ...自由詩1013-10-17
トランポリン- 灰泥軽茶自由詩713-10-15
よく吠えるハムスターに囲まれている- 北大路京 ...自由詩413-10-14
写真立て四角く咲いている- 北大路京 ...自由詩1013-10-13
無力- nonya自由詩20*13-10-12
ながい夏- 石田とわ自由詩21*13-10-12
来世も諦めることになった- 北大路京 ...自由詩813-10-11
秋のはじまり- 灰泥軽茶自由詩1413-10-11
チワワが痴話喧嘩してコンニチワとでも言うと思ったか- 北大路京 ...自由詩513-10-10
野良の黒豹にうちのキリンが噛みつかれている- 北大路京 ...自由詩6*13-10-10
蚊を叩いて折れた骨がある- 北大路京 ...自由詩613-10-8
寝て起きたら日常- 北大路京 ...自由詩613-10-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30