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僕たちはただ、夏のせいにして

激しく求め合い

そしてただ、夏のせいにして

激しく傷付け合った



総てはあの照り付ける

太陽のせいだと

思いたかった ....
毎晩3人の『子ども達』と一緒に寝る。

名前は

『ライオン丸』

『ライ次郎』

『うさこ』。

9年前にとある雑貨店、いや、『産婦人科』で

発見、いや、『出産』した。 ....
昨日夕方、あの人に偶然会いました。

表情も分からないくらい遠い距離だったけれど

大きく手を振ると

大きく手を振り返してくれました。

あの人は急いでいる風で

わたしは足 ....
空っぽの郵便受けと空っぽの着信履歴 あなたが居ない

晴れた朝あなたを想って泣きましたわたしわたし恋をしてます

夕立を追いかけるような恋でしたアスファルトだけ熱を残して

永遠と刹那の狭 ....
欲望が渦巻く午前三時過ぎ貴方の小指を私にください

人類が愛の為に生きるなら世界に核はいらないだろう

女とは誰しも心に毒薬を隠し持つもの愛ゆえの性

愛してるただそれだけの事でしょう(世 ....
路地裏に朝が来る


渇いた夜をすり抜けて朝が来る


湿った朝顔たちが顔を上げ始め


そうして恋が


そっと目を覚ます
誰か私をさらって下さい。


鼻緒が切れたことにして


立ち止まっているのです。


そんな嘘も聞き飽きましたか。



明日晴れたら白状します。


愛 ....
心灯火散り花火


夏が来て風が吹く

夜が来て明かりが灯る


心灯火散り花火


あなたが居て永久を願う

わたしが居て愛を示す


線香花火は悲しい色 ....
遂げられない想いを

今も抱えている。



この想いが成就することは

雑木林に薔薇が咲くようなものだ。
忘れられた歌

幼い日の

遠い記憶と

優しい嘘


軽い眩暈と

心臓の鉛


どこまで潜ってゆくの

どこまで走ってゆくの


世界は等しく朝を迎えるけれど ....
なないろのおもちゃのくにへつれてって いっしょう恋に傷付かないよう


つま先を並べたベッドに月明かり優しく熱を帯びてゆく夜


潔く決意することいきものは愛することで生きていること

 ....
目に見えて不幸そうなわたしを

演出しようとしたけれどできなかった。

総てに負けているなんて

認めたくないから。



髪を切る代わりに

きつく結い上げた。

溜息を ....
雨の日に

モンシロチョウは何思う。

どこでか弱い羽休め

どこで蜜を求めるの。


私は独り

傘の中。


蝶のようには飛べないし

蛙のように鳴けもせず

ただひたすらにあの人を

思って傘を ....
愛は金で買えないが

快楽なら金で買える

優しさは喜びをもたらすが

優しさに傷付くこともある



何が正しくて何が間違っているのか

誰かを愛した時はそんな線引きなど ....
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わたしは

何処へ行くのだろう。

足元だけを見て

歩いてきた。


行先なんて決まってなくて

ただひたすらに進 ....
{画像=120710105150.jpg}

小さい頃から

自分はいらない人間なんだと思ってきた。

いつもいつも、死にたいと思ってた。

そんな時はよく、空を眺めた。

広いな ....
目の中でゴロゴロしてる

グリーンのコンタクトをつけて

それだけでお姫様になれると思っていた


風に前髪がなびいている

ピンクの髪留めをつけて

それだけで少女になれると思 ....
真緑の水に素足を浸けているみたいだ


それは遠い日の御伽話


純粋だけで生きていけると思っていた頃


何にも縛られず


何からも独占されず


自由に ....
半分皮を剥がれた人体模型


ホルマリン漬けの胎児


『密会』と言う名がふさわしい場所


此処で総てが始まり、総てが終わった


もう二度と戻らない蜜月


 ....
千切れかけた夜に流れる月が未練する

  (月をハート型にくり抜いた夜貴方と)

君の面影が遠い空の飛行機雲に乗って

  (寄り添う私は無言の約束)

初恋は通り雨のように虹 ....
ばいばいアリス


叶わない夢はもう見ない事にしたの


ばいばいアリス


ウサギには到底追いつけなかったの


ばいばいアリス


わたし今日女になったの
 ....
あなたはまるで

サボテンに触れたように

優しくわたしを傷付けました


作った笑顔は見飽きたし

優しい嘘は聞き飽きました


あなたわたしを殴ってください

そし ....
母さんの前でうまく笑えない



母さんは昔、私の頬を往復ビンタした

母さんは昔、私を木に縛り付けた

母さんは昔、私の手の甲に煙草の火を押し付けた

何度も

 ....
それは冬のひどく雨の降る日の夕方




雲に隠されて夕日なんて見えなかった



私は独り車内に残されて



しわくちゃの一万円札を持たされていた



夜になる ....
その花は皆太陽を向いていてうつむく私をたしなめている

うつむいて歩き涙が零れ落ち愛した君の輪郭を消す

朝露を人差し指で払っては眼鏡を外した貴方を思う

雨上がり君の唇と ....
水の抜けたプールサイドで話してた言葉は夜に溶かしてしまえ

涙さえ夜の前では無機質で恋してたって今更気付く

友達のはずだった君 空メール 無意味に夜を蹴飛ばしていた

さよ ....
桃レンジャーになりたかったけど


いつも黄レンジャーだった。


悪の組織に捕えられる


か弱い女の子になりたかったけど



いつも立ち向かっていかなきゃいけな ....
毎日毎日よく雨の降る梅雨になりました。


独りよがりに恋をするのも疲れるとか


優しさの中には愛を見い出せないとか


あの人の肯定したこの想いが


肯定はされた ....
いつかみた夢が忘れられないでいる

酔い潰れてあの人の名前を叫んでいた

原風景は理想郷でしかない事実を知らないフリしてる

遠い遠い昔私はまだ純粋だったはずだ

夕立の後 ....
狐の嫁入りと言う言葉を聞いたのは中学生の頃


何故か白い狐の面を被った白無垢のお嫁さんを思い描いた


林の中をひっそりと進む行列が雨に濡れて哀しく思えた


何故狐の面な ....
梅昆布茶さんの永乃ゆちさんおすすめリスト(73)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕たちはただ- 永乃ゆち自由詩3*12-8-8
『子ども達』- 永乃ゆち自由詩9*12-8-4
昨日夕方、- 永乃ゆち自由詩8*12-8-1
夏が来ている- 永乃ゆち短歌4+*12-7-31
恋愛論- 永乃ゆち短歌1+*12-7-31
路地裏に朝が来る- 永乃ゆち自由詩5*12-7-30
白状します。- 永乃ゆち自由詩10*12-7-28
心灯火散り花火- 永乃ゆち自由詩14*12-7-25
雑木林に薔薇の咲くこと。- 永乃ゆち自由詩6*12-7-25
心臓の鉛- 永乃ゆち自由詩15*12-7-18
恋をしていた- 永乃ゆち短歌6*12-7-17
ピエロの夜- 永乃ゆち自由詩8*12-7-16
傘の中- 永乃ゆち携帯写真+ ...5*12-7-16
しあわせだ- 永乃ゆち自由詩11*12-7-13
歩いている。- 永乃ゆち自由詩6*12-7-12
路傍の花- 永乃ゆち自由詩17*12-7-10
裸眼で逢おう- 永乃ゆち自由詩9*12-7-8
真緑の水- 永乃ゆち自由詩8*12-7-6
人体模型は愛を囁くか- 永乃ゆち自由詩6*12-6-30
夢幻- 永乃ゆち自由詩6+*12-6-26
ばいばい- 永乃ゆち自由詩10*12-6-24
サボテン(改作)- 永乃ゆち自由詩4*12-6-24
母さん- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-20
それは雨の。- 永乃ゆち携帯写真+ ...6*12-6-15
花模様- 永乃ゆち短歌2*12-6-15
夜、或いは独りという事実。- 永乃ゆち短歌3*12-6-15
桃レンジャー- 永乃ゆち自由詩4*12-6-14
雨の日は、とか。- 永乃ゆち自由詩3*12-6-12
夕立の後- 永乃ゆち自由詩2*12-6-11
狐の嫁入り- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-8

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