すべてのおすすめ
あの子にもらった 最初のメール
携帯電話を鞄の奥深くに沈めて
鞄を膝の上で固く抱きかかえて
午後十一時過ぎの 快速列車にもたれる

子供の頃に
家族みんなで大阪で遊んだときの   ....
{画像=110425205426.jpg}

*

あの日

とおく過ぎ去ったあの日

想い出はいまもあるのかな

あなたの胸に

*

あの日

苦しくなるくらいまで ....
朽ちた花さえ

髪に挿し

わたしは明日も

笑いたい
二次元の向こうから

ひたひたと
伝わってくるものを
感じる

4月のはじめ

毎月更新される
華やかな写真の中より
客船と共に

モノクロの横顔と
長身のスーツ姿が
一致 ....
ひんやりとあなたの背中
ねぇ こっち向いてと
云うことが出来ない
でもこの距離感が好き

洋楽を小さく歌う私に
あなたは「わからない」と告げる
別にいいのよ
たいしたことじゃない

 ....
{画像=110417071821.jpg}


はっとして
涙が頬を伝い落ちる時、
私は独りで夜中に起きている。
何も言葉を語ることはできないし、
何をしていいのか、
何が正しくて、
 ....
  指きりをしよう
  サクマ式ドロップみたいな
  とりどりのたわごとが
  嘘にならないよう



  指きりをしよう
  またねという言葉で紡いだ
  ほそくつづく糸が ....
朝のにおい
冬のにおい

夕げのにおい
夏のにおい

かあさんのにおいって
どんなにおい?

春 陽が高く昇っているころ
空はすこーんと明るく晴れて
車が少々走っている道路脇
 ....
一年生になった息子が
おねしょした

小学校には
楽しそうに通ってるけど
子供は子供なりに
新しい環境に緊張してるようだ

昨年
死んだばかりの父も
あの世でゆっくり
 ....
わからないから不安になるんだよね

好きなひとの心うちと
明日の空模様

開けてびっくりでは困るけど
あてにはならない春の天気予報を頼りに
ご機嫌いかがなんて訊ねてみる

わたしから ....
階段の灯りをLED電球に交換した
ちょっと薄暗いけど

四万時間の寿命だという
居間から二階の寝室まで
三十秒あれば昇りきるとして
電卓をたたいてみた
五十年は切れることはなかった
ぼ ....
もっと郊外に
店あったり
もっと駐車場も
広かったり
ブランド品に
大枚はたいて
泣くより
アウトレットモールに行ったら
今以上
それ以上
安くなるから
あなたのその目から
ウ ....
{画像=110417051719.jpg}


足下の明かりを踏んでいる

私は歩いていた

その舗装された道では
所々に白い線が引かれ
アクセントとなって
景色が次々と切り替って ....
  まがいものに
  きみは
  こころほれて



  まがいものに
  きみは
  いやいやをして



  だけど、きいて。
  しんじるということは
  う ....
空は
むかし
透明で

この世の青いもの
全部すいこんだ

(わたしの青いブラウスも
空に持っていかれた)

空は
いま
青色で

透明な雨を
はきだしている
  コップ一杯
  ぼくは詩を差し出す
  もの珍しげに覗きこむと
  あなたは口をつけ
  なにも言わずにぼくに返した



  コップ一杯
  あなたは想いを差し出す
 ....
{画像=110411235352.jpg}


その時は気が付かなかったけれど
写真を見て気が付いた
彼女は右手に一本の花を持っていた
笑いかける視線の先に
彼女の母がいた
慈顔の想い ....
{画像=110410104219.jpg}


缶を足で押え込む感覚を覚えている
コテンと倒すとオニは
諦めの表情になる
体育座りしていた捕虜がはじかれたように走り出す
街の神社の境内は ....
君のこと愛しているよ
って
叫べるほどに誰かを愛したことあったのかな





おとこの子
男のひとを「きみ」って呼ぶ

私に似合わないのは判っているけど
敢えて、そう呼んで ....
向こうで あなたが 
微笑みを浮かべていても
直ちに影響はないけども
そのたびごとに
僕には花の種が撒かれて
そしていつか
広々とした花畑ができる

向こうで あなたが  ....
唇は ほどよく濡れ

指先は ぬくもりを感じ

果ては 穏やかな吐息




 
どうして笑っているの
たくさん わたしたちは生きている
どうして泣いているの
たくさん わたしたちは歩いている
どこにいっても
どこにいても
こどうとともに
だれかをおもう

こ ....
宇宙式の貨物船にのって
オールトの雲のなかを航海している
太陽から1.47光年離れても
まだお前の重力圏内にいる

まったく、すごいやつだよ
お前ってやつは

RC2052年18月03 ....
しをかいてはいけない
おしりをかいてはいけないのと
いっしょで
かゆいからといって
かいてはいけない
そこにてが
とどいてはいけないのです。
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
 (これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
魚たちは
丘に打ち上げられ
濁った空気を吸っている
けものも
けだものも
身を潜めて眠っている
鳥たちはどこか遠く
姿を見せない

灯りのない街を
明るい部屋で夢想する
シ ....
誰かが困っている時でも
音楽家は歌を歌うしかない
芸術家は絵を描くしかない
報道陣は報道するしかない
消防士は火を消すしかない
医者は医療行為をするしかない
科学者は頭で考えるしかない ....
彼や彼らが死んで
しばらく経ってから
君は埋葬する
そして理解する
人は死んでも星になんかならない
人は死んだら死体になる
そして記憶になり
いずれ忘れ去られる
埋葬される者はまだ幸運 ....
私がなにをできても
なにができなくても
私は私の心で
あなたのことを想います

どんな場所の空でも輝く月のように

あなたはきっと無事でいる
信じることは絶対やめない
のどの奥を通過する透明な言葉
そしてからっぽになってしまう

だからってむやみに捨てないで
それは見えないだけで在るから

いろんな色のドリンクみたいに
きっと知らないものを含んでる
 ....
電灯虫さんの自由詩おすすめリスト(268)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜行- yumekyo自由詩211-4-26
あなたを映す世界_/_木漏れ日に揺れる想い出- beebee自由詩1611-4-25
ひと- フユナ自由詩311-4-25
二次元の向こうから- 森の猫自由詩10*11-4-24
硝子の浴槽- れもん自由詩7*11-4-24
迷子に- beebee自由詩12*11-4-23
指きり- 草野春心自由詩7*11-4-22
におい- マフラー ...自由詩4*11-4-20
おねしょ- 小川 葉自由詩411-4-18
落ちるひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-4-18
あどけない話- たま自由詩21*11-4-18
アウトレットの心- 花形新次自由詩611-4-17
月影_/_春の夜の記憶- beebee自由詩20*11-4-17
まがいもの- 草野春心自由詩4*11-4-15
そらのいろ- マフラー ...自由詩3*11-4-14
コップいっぱい- 草野春心自由詩3*11-4-12
幼女はDaisyを持つ- beebee自由詩511-4-11
缶蹴り- beebee自由詩3*11-4-10
咲く花のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*11-4-4
ただちに影響はない- yumekyo自由詩411-4-3
果ては- 殿上 童自由詩12*11-4-1
平成23年の春に- 唐草フウ自由詩11*11-3-31
オールトの雲をぬけて- たま自由詩16*11-3-29
かく。- かんな自由詩15*11-3-29
透明な絵本- かんな自由詩33*11-3-16
しなやかに朝を迎えたい- いとう自由詩2311-3-14
いつも通りと祈り- 木屋 亞 ...自由詩5*11-3-14
Doors_close_soon_after_the_mel ...- カワグチ ...自由詩1911-3-13
届け!- 朧月自由詩411-3-12
ペットボトルみたいに- ベンジャ ...自由詩4*11-3-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9