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こんな日はいつも雨が降っている

遺影で笑う人を
私はあまりよく知らない

よくある失敗談で
食べてしまうというお焼香
やり方は知っている
でも実践は小学生の時以来だ
少しどきどきし ....
昼間に紛れて 星が踊る
人混みに紛れて 星が転がる
想いを{ルビ鏤=ちりば}めて 星が{ルビ瞬=またた}く

一瞬でも失いたくない この{ルビ瞬=まばた}きさえも
永遠に戻らない一瞬 逆回転 ....
ひもとくと聞いて
巻物の紐を解く様子が
しぜんと思い浮かぶ
しかし
その書物は何で
誰が
いつ
ひもといているのか
その疑問をひもといてみせたい
いわば
物語を紡いでいるものを
 ....
しんとした耳に
スズメのさえずり

どこか遠い国の言葉で書かれたラベルの
パイナップルの缶詰を
慎重に開け
ガラスのお椀にヨーグルトと混ぜて
冷蔵庫にしまう

部屋を訪ねると
ベッ ....
この街に雨なんていらなかったはずなのに
梅雨が来たからってだれひとり喜ぶ術もなかったのに


転ぶようにして降りる戸越公園駅のみじかいホームは
いつも苦手だった
ドアカットがなかったころの ....
雨暖簾 指で弾けば せせらぎの歌
風暖簾 指で弾けば {ルビ和=やわ}らぎの歌

雲からの弦がピンと背筋を伸ばし
南からの弦が未来に引っ張られる

雨音 風音 音の階段 一気に駆け上がれば ....
                 110616



ものども頭が高い!
恐れ多くも
ここにおわすは
先の副将軍
水戸光圀公であらせられるぞ
印籠を目掛け矢音
目を瞑り横っ飛びに
 ....
詩ってなあに?

一糸{ルビ纏=まと}わない心のストリップ
恥ずかしがらずに心を{ルビ曝=さら}け出し
妖艶にお客さんを魅了すること・・かな


ご馳走ってなあに?

野山を駆け巡っ ....
何を見たって
きちんと笑えるし
うどんをすすれるし
二人乗りのお腹を抱えて
気をつけてねも言える
そういうことはちゃんとできるようになっていくのに
どうしていつまでも、
ちゃんと ....
変身

君の毒が徐々に 僕の体中を侵してゆくのが分かる
なんでこうなったの いくら考えてみても
あんなに嫌いだったはずの 君の笑顔が
まぶたの裏側から 剥がれなくなっていた

君は鈍感に ....
  昔々、
  真昼の公園で
  だれよりも巧みに
  おままごとをしてみせた
  きみが主婦で
  ぼくが会社員で



  時は今、
  少し違うのは
  きみもぼく ....
{ルビ天空=そら}に浮かぶ 三日月のゴンドラ
{ルビ暗夜=あんや}の海を 月夜のウサギが{ルビ操舵=そうだ}する
ボロボロになったアナタを迎えにいくよ

夜と夜の隙間から覗き込む金の帯 月色涙 ....
山奥の名所旧跡の傍ら
誇りを失ったゲージの中の鳶
胡乱な眼で見物人を眺める
その眷属と同じ記憶を追いながら



丘を越えて吹いてくるそよ風
丘を覆い尽くした向日葵は
風にそよいで小 ....
パンダの育児放棄
野放しのチビが{ルビ這=は}い{ルビ蹲=つくば}る
人工飼育はよく育ちます

エゴの刷り込み林檎
箱入り娘に丸飲みさせる
うちの子は従順です

叱るを忘れた小さな大人 ....
賑やかな桟敷から
夜の鴨川に淡い光が落ちていた
しっかりと握っていたあなたの腕には
かすかな傷跡があった
生まれ故郷の北陸の古都から 
ひとりで背負ってきたものだった
一緒に背 ....
{引用=







とても固い結晶が
流水よりも早く融けるのを見た

蒸発したあの人の姿は
あの人以外の誰も知らない



釣竿を垂らして
静かな時間と彼方に見 ....
気のせいなら良いのだけど
こころなしか自分勝手なひと増えたような

今朝もわたしの背中を押し退けていった若い女性
謝るでもなく当然な顔してたっけ

あの日からなのかな

誰もが涙して
 ....
{引用=いつまでも眠ってるフリして
芝居が下手な君
普段よりも綺麗でしょ?
と語りかけるような唇

人差し指に水を晒し それを乾いた唇に引く
少しクセのある髪を 手グシで直してあげる
僕 ....
妻と伝道に歩く

午前は持病の為
病院に
蒸し暑い、しんどい
妻は一人で伝道に
午後は会衆のホールの
清掃に妻と行く
午後三時に終了
草刈りをした、ちょっとしんどい

四時から妻 ....
すべての葉たち

 わらってる

 しゃべってる

 楽器を弾いて

 いるみたい


風が吹き

よりどりみどり

揺れる時
{引用=





生きていくのに必要な
自分の命を数えたら、わからない
人に「1」だと教わっても
まだ、わからない
とても汚くつかってしまう


生きていくのに必要な
人 ....
               赤く開いた傷口に

           橙の光をなすりつけ合って

       黄ばんだ言葉を交わしながらも

    緑葉であり続けようとした僕達は
 ....
答えって一つなのかなぁ
答えは一つしかないのかなぁ
それって ホント探したの?

ホントにホント??

百人に問いて 九十九人が不正解
千人に問いて 九百九十九人が不正解
一億人に問い ....
{画像=110612024826.jpg}

日焼けに火照った肌が大理石を求める
君の肌えを求める
つやつやした冷ややかさがぼくを貶める
こころが求めている君の冷たい瞳を凝視めながら
ズブ ....
10日前に言いあった 
苦手な上司と声をかけあい 
皆で円滑に 
お年寄の入浴介助が出来た日 

各々は言葉のボールを 
互いに投げあい 
各々はそれぞれに必要な 
お年寄に手を差しの ....
{引用=




さみしい 砂浜

月光に 横たえて
浮かび上がる
やわらかな肢体






(とてもキレイな
 、ひと。)



呼吸が、
止まるほど
 ....
箍を外すとほうていがへいていしましたが霊気でぬれそぼりました
、箍を外すとらららん星団がシャチのあいだをながれていきまし
た、箍を外すとすでにありづかの収益構造ができあがっていま
した、箍を外す ....
川の流れは清冽
岩に激突した飛沫の中
一服の涼を見るが

飛翔する山鳥
容姿は狡猾で
空腹を満たそうと
水中の魚群を窺う

山猫もまた、
山鳥を捕獲しようと
首擡(もた)げ見上げ ....
毎夜繰り返されるセルフジャッジ

判決はいつも有罪

「お前を風葬の刑に処す」

必死にあがいてきた炎

風ノ前ノ塵ニ同ジ



意味付けがしたいんだって

確固たる何かを ....
金曜日の夜 明日を気にせず
ゆったりと酒をたしなめる
行灯の油をナメる猫のようにチビチビと

そうしているうちに
賑やかな御一行様が隣の円卓につく
偉そうにしてるのが多分 将軍だろう

 ....
電灯虫さんの自由詩おすすめリスト(268)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたが生まれた時、あなたは泣いて、周りの人は笑っていたでし ...- 村上 和自由詩711-6-18
目立たない星- subaru★自由詩8*11-6-18
ひもとく- 中川達矢自由詩6*11-6-17
美味しいもの- ガマパッ ...自由詩111-6-17
午後の雨脚- たま自由詩20*11-6-17
梅雨空の調べ- subaru★自由詩10*11-6-17
車前草- あおば自由詩3*11-6-16
なあに?- subaru★自由詩8*11-6-16
- つる自由詩211-6-16
変身- itukamitanij ...自由詩211-6-15
おままごと- 草野春心自由詩5*11-6-15
三日月のゴンドラ- subaru★自由詩5*11-6-15
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流行- subaru★自由詩11*11-6-14
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漂泊のひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*11-6-13
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妻と伝道に歩く- 生田 稔自由詩711-6-12
緑たち- 結川菜青自由詩411-6-12
星の家族- 石田 圭 ...自由詩1811-6-12
- nonya自由詩18*11-6-12
答えは一つじゃない- subaru★自由詩6*11-6-12
薔薇_/_陽の当たる暗闇で- beebee自由詩1211-6-12
労働ノ涙_- 服部 剛自由詩311-6-11
空遊海月- 村上 和自由詩411-6-11
モニュメント・エックス_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩22*11-6-11
上流- ……とあ ...自由詩11*11-6-11
風ノ前ノ塵ニ同ジ- 岬かおり自由詩211-6-11
将軍- subaru★自由詩4*11-6-11

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