すべてのおすすめ
やっぱりさ
逆レイプって
夢だよね
僕ってほんと
軟弱で
肉体的条件としちゃ
結構普通に
逆レイプされちゃいそうなんだけど
でもそこは
重傷負ってるとかって
....
いっせいに
電気がきえたので
きょうは
星がみえた
痛みは
たくさんあるけれど
間違いは
ひとつもない
かなしむひとには
....
おっぱいは最後がいい
まずはくちびるからがいい
それからうなじの匂いを嗅いで
おなかの温度に埋もれるのがいい
おっぱいは最後がいい
まるでそこに興味がないよう ....
窓から窓へ
夜は動く
夜に夜を重ね
またたく
冬の水の上
羽の羽やまず
午後の双つ穴
昇るはばたき
わたしはわたしに到かない
水彩のまわり道
夕べは ....
曇り空の夕陽は
やけに朱色の粉っぽくて
窓から見える景色が
変にくすんでいます。
日がな一日床に入って
分かりもしない本を読んだり、
他人の不幸の報道を
リバイサンから御裾分けしてもらっ ....
君は
ひとつぶ
哀しみを
螺旋構造に宿したまま
この世に零れ落ちてしまった
ひとつぶ
君は
ひとつぶ
喜びの
光にくすぐられて発芽し
言の葉の二葉を広げてしまった
ひ ....
きっとわたしが
しんだあとに
そのへんじは
くるのだろう
はるになれば
つぼみがふくらみ
なにごとも
なかったかのように
愛ってやつは
○だったり□だったり、ときに△だったり
そんなもんだろ、なぁ
ほら横なぐりの
ぼたん雪のなかを
回送バスがはしってゆく
窓を曇らせ
満員にひしめいた乗客の気配だけを乗せて
がらんと無人の灯りを点して
回送バスがはしってゆ ....
『博士の愛した数式』
あれは良い邦画だった
黒ブチの淀川先生も天国で ....
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
(これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
のどの奥を通過する透明な言葉
そしてからっぽになってしまう
だからってむやみに捨てないで
それは見えないだけで在るから
いろんな色のドリンクみたいに
きっと知らないものを含んでる
....
こんやはなにもないのかな
と、きみはひとりごとをいった
ぜんぶあるよ
いましかないものが
こんやがこたえた
すうせんねんまえ
おなじしつもんをした
かいわのつづき ....
あの日の俺やお前みたいな童貞達がくり返している以前の光景と
あの日の君や彼女みたいな処女達がくり返している以前の光景が
面倒臭そうなカーブを描いて駅前で渦巻いている
そんな目で見るなよ
俺が何 ....
犬はもう誰にも
愛されないの
自由を求める
詩人には猫好きが多いから
ところが私は
一見すると
セントバーナードに
そっくりな
典型的な犬顔だから
今はもう誰にも
愛されないの
....
やっぱ自然には敵わないよね
今年はやたら寒いだけかと思ってたら
河津桜は紅いろの可憐なほころび揺れているし
これはとばかりにお出かけした越生の梅林
朝晩は冷え込むためなのか未だ七分咲き ....
(
誰もいない
)広い
体育館の入り口
(ずり落ちた蒼い
蒼い )
( 月に
照らされた
)白い小さな
君のお尻 )
好きな色は?と問われたら
自分は尽かさず「白」と答えるだろう
縫ってくれよ!と言わんばかりの白いエプロン
勇者を乗せた白馬
私の体を守ってくれる白血球
時を感じさ ....
僕の中で何かが決壊するとともに
完全に終わった
真夜中は爆発して
ウルトラマリンの朝が始まる
その青さったらなくて
スコールのように
目にじゃばじゃば入ってくるんだもの
原色の獰猛な ....
i am a key
because i'm flying the world
talk their justice
it's your fort
be their wish
it's ....
出かけようとして出かけられなかった朝に
ひとりの女性の顛末を知る
喩えようのない過去の行状
足跡の是非はともかくとして
不治の病に長らく臥していたとのこと
病棟の小窓に映す時代の移ろ ....
君と歩く朝方の冬の道
気の遠くなる距離感
吹雪け
命
そして、凍死してしまえばいいんだ
俺
自殺願望は甘いドーナツ
君を想うだけで
真ん中に空いた穴に
ダイブしたくなる
ゆ ....
年が明けたあさ
目を覚ますと目の前に
水のたっぷり染み込んだぞうきんが
そばの油揚げみたいに旨そうな姿で置いてある
これは床でも拭けということかと
年末の大掃除のようにぞうきんを手にとり ....
うんうんと首を縦にふる
なんだか良いこと舞い込んでくるような
ダメダメと首を横にふる
良いことなんかどっか行っちゃって
なんだか悪いことだらけな日々となってしまうような
こりゃダメだ ....
私は膝に子猫を抱いている
二日前に死んだ子猫
それはすでに腐敗している
私の腕からその猫の肉体が垂れ下がっている
私は歌を口ずさんでいる
題名が思い出せない歌を ....
そこから
中央に
丸い石を並べた
ネックレスのような道があって
豊かな膨らみを二つに分けるような
多分の道
人々がその橋を渡る日もあった
お年寄りとか カップルとか
呼吸のために
水 ....
かぁ
それをくり返すと云い
確かなる少女と
確かなる母と
確かなる父と
やわらかな波
シーソー
今宵の夢に現れし鏡
色彩を持ちながら父の元に現れる幻の鏡
(幻の鏡は何があれど幻は ....
60年代、私は赤ん坊だった ハレ、ハレ、クリシュナ
インドについて考え始める前にはガンジー女史が
長期政権の玉座に鎮座ましましていた
3段腹の俗人ガンジー
憧れのマハトマではなく
60年 ....
ラーメン屋さんで
たたんだじめん
たんたんめんの見間違い
ぱっとひろげて春の花
ぱっと広げて雪景色
夏草野原や
紅葉の道や
地面が少なくなりました
街にほとんどなくなりまし ....
今季一号の木枯らし吹き荒れた次の日の朝
あれだけ騒々しかったのが嘘みたいに静まり返っていて
近所の児童公園にはこれでもかってぐらい散り積もった落ち葉
これってプラタナスだよね
比べてみ ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10