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その唇で
言葉のシャボン玉を
際限なく繰り出しては
あらゆる色と形を
貪欲に飲み尽くす

その唇で
まことしやかな嘘を
丹念に織り成しては
曖昧に微笑んだ後に
こっそり赤い舌を ....
涙溢れ ただ涙溢れ

やわらかい月を想起している

この拳を開けば

僅かな光が灯っている

そんな 気がして

なのに この手を開く

それが出来なくて
 ....
「おビールでも飲みはる。」と
ばばあ
「うん。」と

なんか調子狂うな

二人で乾杯をすると
彼女三つ指をついて
畳に頭をこすりつけた
「今日一日、夫婦の契りを結ばせていただきます ....
数日前
ちくちくと気になり
次の日には終日気になり
有料の食事を泣きながら食し
翌日新たなそれの子が横に現れ
後日、親子共に成長を遂げ、
合併し
今に至る。
女が男に草原の髪を置いていた

男は女に彫刻家の手を置いていた


爆発させ

時間をとめ

風にふっ飛びそうになっていた


女が男のしたで海になっていた

男は女のせな ....
始まりから
終わりまで

展開のない映画のように
退屈に生きてきた

僕の語る言葉はもう
本当のことさえ嘘のように
聞こえてしまうだろう

終わりであっても
終われないんだ

 ....
ぼくは、旅に出る。
そのために
いろんなものを集めて、とりこぼしてきた

仲間はいない。
けれど 不思議と寂しさよりも
傷つける怖さをなくしたことに安堵している

帆をはった船をだそう
この街一番の ....
薄暗い博物館の
階段下脇に
上半身だけ
腕組した文覚像
見開かれた眼

何思うか苦悩と孤独
愛するものを過失で殺害
無念無残悲惨
結ばれない愛の曼陀羅模様

遠めで見ればほんの一 ....
『意匠作成中』
そうステッカーを張られた真っ白な看板は
街の夜の中ライトアップされて
自分を飾る色を今か今かと待ちわびる

何を描いてもいいよとブラシを渡されたけど
もとより絵心なんてなく ....
おれはただ落下している
飛び出したのが三十階建てのビル
だからおれは数秒後には助からないだろう
勘違いしないで欲しいのは
おれは死にたかったわけではないのだ
むしろ積極的な肯定的な思 ....
いやなこと あった
だから いやなこと
書いた 紙に そしたら
いやなこと 書いてたの
見つけた 昔の
いやなこと 思い出した
けれども もう それは
すごくいやなことじゃ なかった
 ....
心が急いてしまう時
ペンを片手に
思いを 散りばめたくなります

鏤める
変換したら
こんな漢字が 出て来たけれど
私は 書けません

今は こうして
勝手に 文字を
描き出すコ ....
母だった

はじめは法律をやっていたんですね
それから近代日本文学
漱石を中心に
世阿弥に出会ってしまった

わたくしに
こどもがいれば

出て行かなくてはいけなかったのに
亡く ....
なんかもうおっぱいのことしか考えられない
何か書こうと思ってもすぐおっぱいのこと考えちゃう
あと路上でオナニーして逮捕されたいとかね
俺の頭脳は日々確実に劣化しているんだよ
はっきりとそういう ....
風俗に行った思い出を糧に
オナニーをする虚しさを誰が
分かち合ってくれるというのか
いや分かち合ってはくれないだろう
分かち合いたいとも思わないがね
下世話にもほどがあるからその会話
頭の中に外国の映画でみたような木陰

この中にいっしょに
連れて行ってもいいという人

カーテンのゆれる具合とか風のそよぎとか
そこにいって休む
やっぱり人間なので
見えなくなることは ....
南斗水鳥拳で切り刻んでやるから来いオラ















何だこの技って元斗皇拳に決まってんだろ秒殺で死ね犬 ....
風のある夜更けの
犬の遠吠えを
耳したのは
いつのことだか
もう 思い出せない
木枯らしが
枯葉をサラサラ
いわせて
どこかに
連れて行く
地図から消え失せた
どこかへ
曖昧に ....
祭りの中を絶望しながら歩いてる
まことに不謹慎で迷惑ながら
祭りの中を絶望しながら歩いてる
こんなはずじゃなかった
絶望してるから一人でとぼとぼ歩きたかったのに
まさかの祭りに巻き込まれて
 ....
手荒れの季節
指がぱっくり
縦にも横にも口をひらく
べぇ〜っと
舌を出すように出血する


お湯も水も洗剤も
ゴム手袋の摩擦も
ハンドクリームも

痛い


美容室でアシス ....
風邪を治すためなんだから
これは風邪を治すためなんだからと
周囲の人々に大声でそう弁明しながら
肛門に葱を挿入したまま往来を行くプレー
猫になること  グリニッジくるんで
 あなたの目の前ぱっと差し出したら
 子午線まわりで3・2・1
 返事は「オケイ」

 あたしきっと頬バハマサンセット
 わりとクールな気取り入ってたけど
 なんだ ....
いつも
おそろしいよかんにおわれているので
せなかをまげてしまう

せを1センチでもひくくすればそれで
ひょうてきになりにくくなる
だがかえって
おうぼうなものの
ぶつりてきなせめは
 ....
逃げ水にレールが沈んでいく
暑い海中のなかにベンチも沈む
電光の文字はせわしなく流れ
けだるく泳ぐ人達もホームに沈んでいく

秋のベンチで
夏の夢を見る

空を見て
深海を飲む
何かを求める
何かを探す
何かを目指す
何かに恋する
何かを愛する

目的語が明瞭な文章がタイトで力強いように
力強く輝き他人を惹きつける人間は
必ず「何か」を内に込めている

私 ....
 リアルには実態がない
 わけではない、勿論
 ただそれが波及する場所に
 なにかしらの不具合が
 生じてしまうのだ、きっと

 リアルはとても
 いたずらっ子だから

 リアルは
 ....
かなしいおもいに とらわれる
ひまわりを みおくったよ
くまさんが あるいてきた

とてもじゃないけど いきがつづかない

ほんとに もう とどかないよ

あたしは ここで さけん ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
容姿の良い女は信用できない
ちょっとマスコット的ふるまいをすれば
まわりから受け入れられると踏んだ
打算的な行動をするから

今日も
マスコット的ふるまいを
したから
なぐった
ここ ....
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