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わたしが消えた場所
わたしが立ち止まってる場所

家族の様子を
窓の外から見てる

生きてたことを
無かったことに

初期装備でまた
砂舞う荒野に

発熱する前の寒気
人 ....
掴めそうに濃い影
昨日の残骸の
花火を拾う
お前たちだけが残って
火をつけた奴らは
消えてしまったのね

川に足をつける
彼女が対岸を指さす
先週あそこで中学生の女の子が溺れて死 ....
一人だけホテルに泊まらず
テント暮らしのあなたは
私と同じね

私も中学生の頃
今よりずっと幼く見られたから
子供料金で電車に乗っていたのよ

そのお金で本を買ったり
駅のホーム ....
灯りを消すと
窓辺に並んだ heinekenに


欠けるときに
分散された
セレモニーが終わる

家から1マイルほど離れた公園で
タクシーを降りて
ナップサックを開け
鍵をさがした

予想に反して
父親がドアの前で待っていた
「疲れたか?」
私は首をふった ....
テーブルのチェス盤を
ホームレスの男が布きれで拭いていた
ジュースや鳥の糞をこすり落とし
手でベンチの砂を払う

彼は物乞いではなかったけれど
ここに通う常連は
ヌードルやスナック、財布 ....
いつからか
生きてるわたしたちよりも
そちら側のほうが多いのね
銀色のきみの命は動かないまま
綺麗になるね
きれいになるね
時間をかけて選んで
魔法で作るイチゴのケーキに
甘いホイップを乗せましょう
メレンゲの大地に
パウダーシュガーの雪を降らせて
テーブルクロスにキャンドルを並べて
朝を待ちましょう


 ....
道は
舗装がなくなり
助手席で眠ったままのネコが
なにかをつぶやく

誰もいない
海水浴場で
夏に買った服を着て
悲鳴を上げる
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