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あたし、
ほんとは
猫なんだ。
猫の世界は悲しみが
ただの人間さまからみれば
立てない地軸で廻ってる。
そんな感じで、いいのかにゃ〜?
猫の世界は純愛が
こぼれる ....
教会に
犬が
迷いながらやってきた
乾いた骨でも
求めていたのか
空を
みあげていると
鐘の音が
空気を乾燥させる浄さで
鳴り渡るものだから
昨夜の雨に降られ ....
そらの色
教会に鳴るしあわせの
鐘に震えて聖域を模す
海面を
盛り上げるように白鯨が
祈りにも似た息吹を吹き出す
街角で
ちいさな悪魔がギター弾 ....
潮騒の
やまない夜に落ちている
流木よりもウェットな夢
夕闇に
途切れず吸い込まれるような
祈りに終わる恋をした罪
海鳥が
微笑みながら静止する
沈め ....
夏に近所のお祭りで
金魚を二匹掬った
いっぴきじゃなくにひきだったので
すこし感傷的になって
あくる日会社をサボって
ちっちゃな金魚鉢まで
買ってしまった
すぐに ....
季語がわからないまま書いたから、
俳句とはホントは
よんじゃ駄目だというような話もあるなかで。
自由俳句ってあるもん、とか
自由律俳句をなんでも俳句になると
勘違いしているから、
....
猫や猫。
わたしは、なにも、いらない。
わたしは、それほど、悲しくはない。
わたしは、それほど、つらくはない。
ただ耳が痛くて、痛みのあまり、
不眠の夜を、声を抑えて耐 ....
つまり笑顔の絶えない
しっとりと濡れてる
やさしいだけみたいなあの部屋を想うと
泣けるのです
黄昏の駅のホームに
ゆっくり流れる
ひとへのおもいやりを
掠れた ....
あたし
くるっちまいそうなくらい
ホンキのこがねいろの恋を
してしまっている
みたいなんだよなぁ
わかりやすい夢を
ひとつふたつ蹴散らしても
やすらかな陽気な日常を
....
どこにあるのか知らないけれど
さいきん
地球のエコに似た
心の安らかで静かな明るい
陽気な気持ちになれるときがある
もちろん
あたたかく
やさしい
大好きな ....
やさしさがあふれるような風が吹く
やさしさがあふれるような街に住み
やさしさがあふれるような人にあい
やさしさがぼくの心をくるんだよ
ごまかしてなんていないんだ ....
や、やぁ
みなさん。
大きな希望がなくても
別に何もしなくてもいいんだ。
満開の季節は
もちろんのことだけど
いまさっきの桜の散り際だって
美しかったよ。
あ ....
むかしはびじんでそれだけでみせもだいはんじょうしてこいびともよりどりみどりだったろじうらのすなっくのままさんみたいにさみしいにぎやかさ
ちょっと、小旅行。
むかしは美人で、
....
『貸した金、返せ〜。』
って、がなってる(あ、がなる、って、わかる?まぁ、わかんなかったら、ググってね?)歌があって、たぶん、関西発信で、トータス松本っぽかったので、ウルフルズだと思うけど違ってたら ....
くらい頰を引きつらせて
うつむく麦わら帽子、
伸びた首すじに圧しかかる
逃げられない、罪の意識。
戦場に投げ捨てられた
100を超える銀縁眼鏡たち、
鋭く回転する、音を立て ....
夏に買った
金魚鉢は
金魚を飼うための
金魚鉢なのに、
いまではもう
青空を飼ってしまっている。
いつか知らないうちに
金魚が青空に
溶けてしまったという、
嘘みたいな嘘 ....
過ぎてゆく疾風が眼を切った冬、春を信じてただ走る君
見られるのが嫌だなんて言わないで正しい片恋なんて知らない
あの雪で転んで笑われやけくそで手渡したチョコでも想いは ....
あたたかい色の
太陽の
朝、
心臓は
針金で
編んだ
さみしさの色をしている。
すっかり
青ざめた
希望は、
真実の蛇の姿を晒して
ゆらゆらと怯えながら揺 ....
寒ければ
プラネタリウムがある
星座が喧しい
水鳥が鳴いているのか
かきむしられる尖った声が聴こえる
寒ければ
空を飛ばなくていい
見下ろすと小さな橙の灯り
死の象徴 ....
3日前に言った「しあさってはクリスマスのひと月まえ」って、
あれ、おかしかったよねー。
あッ!
って、おもったでしょ?
私は、たった今、おもった。
あッ、今日、ひと月 ....
星が舞う。
ような気のする冬空に
赤や黄色や青の、花火よ。
爪を砥ぐ。
まるで刃物の冷たさを
こころに刻んでいる、冬の夜。
夢のあと、
楽しいパーティで出 ....
あたしの祈りを
占うにつけて
星占いなどあてにならないと
言いたくなるんだ
知らされる
思いどおりにならない街だと
蜂の巣をかつて駆除しようとして
美しく透きとおるハネに ....
うっすらと
黄昏ふりくる流星群
みえない心で死んでゆく星
好きなあの人と夢で手を繋ぎ
あてどなき地の
サファリを駆けたい
恋なんて安心できたら恋じゃない
....
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