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墓場まで持っていく秘密があるということは
幸せなんだろうか
誰かには
ぽつりと
話してしまうかもしれないね
雪女の夫みたいに
ふとした
裏切り
そしたら
幸せが逃げていくんだね
....
イケメンの若い男子の手は
握ったら冷たくて
こんなに熱い
秋晴れの運動会なのにって
後で思ったけれど
夫以外の男と手をつないでいいものか
疑問に思った競技だった
まぁいいか
足が遅くて ....
宇都宮へ行くときも
帰るときも
今日は晴れていたから
ボーっと運転していた
ラジオの
ショートストーリーを聴きながら
頭の中で場面を想像して
そんなことさえ
じゃまされずに済むひとり
....
四十路をすぎたわたしに
「きれいね」
と言われることが
たびたびあって
とくに意識していないけれど
そう見えるのであれば
思い当たる節は
かすかな恋心を隠していることか
想うに成ら ....
昨日の星が
ならんで地平に沈んでいったのを
(それは見つめ合ってるみたいだと)
キミに話したいけれど
それが言えたとして
今日には
また少し離れて
どんどん離れてしまうことの
どうしよ ....
「今日のような月は 何と言うのですか」
そんな話を
そんな
生きるのに さして必要も無いような話を
私は好んでいるのかもしれないですね
だって
苦しいじゃな ....