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僕が生まれた小さな町では
毎日が大停電の夜だった

プロレス中継がツーカウントで
中断してしまうことは
日常茶飯事だったし
髪が乾かぬうちに
ドライヤーの熱風が
消沈してしまうのを理由 ....
片手に収まるていどの
小動物の脈拍に包まれながら
トライアングルを一度打ち鳴らし
凍て付いた冬の空気よりも鋭く
高純度な波形が痛覚を透過して行くと
いつのまにか僕はあなたの
やわらかい声帯 ....
捨て彦さんのかいぶつさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大停電の夜に- かいぶつ自由詩6+09-2-19
冬眠- かいぶつ自由詩209-1-14

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