すべてのおすすめ
{引用=


そして

呼ばれている接続詞に

つかの間
休息を与えられ
安堵して

母親の洗った
布団に
潜り込み

今日1日の艶やかさを
昨日と
比べるこ ....
「ほんとの自分は」っていう人が苦手です
そんなものはペルソナを知らないだけにすぎなくて
だからって知ってることはなにもそんなに偉くない

「あいしてる」って声高にいう人が苦手です
そう思 ....
「スカッとしたい!」

ただそれだけのこと


年上同僚と上司からの絶え間ない
ツートップなセクハラ発言
尻はなでくりまわされ

後輩はクレームばかり持ち帰るから
年々増えていくお ....
なにをやってるんだって言われるよりも
よくできたねって言われるほうに
どきりとするようになった

ほめられていいものだろうかと思うなんて
自分ではうまくやれたって思っても
すんなり認められ ....
春の雨が降る

アスファルトが匂いたつ

雨があがる

すこし唐突に星が散っている

湿気が鼻にかさなっている

風が目のまえを撫でては消える


きのう

エロい夜だっ ....
海の稜線が光ると僕は
それがある種類の
誘導光だと
感じる
あの光が誘導する物事は
とても難しいのだけれども
僕たちの大事な部分と結合している

そんな時間とはまた
違う別の時間に
 ....
積み重ねられた嘘と 曖昧に交わされた約束が

ワタシの内で交差する

空世辞 空言 空想 空虚 


なのに

その眼差しを記憶しているこの瞳が

その言葉を記憶しているこの ....
ピンクと灰色とブルーが混じり合って

あたりがもうすみれ色になっていた

春にちかい風が吹いた

LEDほどのつめたさが鼻を撫でた

きょうの天気がなんであったのか

わからなくな ....
朝一番に窓を開けると真っ白に吹雪いていた
時が流れるにつれて徐々に雨へと変化して
暮れる頃にはそれさえもあがっていた


駅の改札を抜けて家路につく
空には呑気に星がちらついていて
コー ....
ひとりでもつづけよう
体温になついている匂い
いま/きみ/とりどりのきみどりのなか
閉じているきみの内側が
きみだけのものにならないでほしい


黙っ/たままのミルク ....
キィィィィ ンンン
鳴っている

塾帰りの娘を迎えに来て
路肩に車を止めてエンジンを切る

ガラス1枚隔てられただけで
街のノイズは膜を張られ
夜の静寂が濃くなるから

ィィィィィ ....
かつん、とネジが落ちてきて
気づいたの
あの銀色の月は
機械仕掛けなんだって
 
黒い蝶が
りらりら羽ばたいて
夜の甘水を渡っていく
 
世界が
どんなに張りぼてだって
眼に映る ....
白く獰猛な太陽は
月面の果てしない砂(レゴリス)に生命を吸いとられるように沈み
僕の銀色の船は水のない海(マーレ)を
宇宙の闇夜に揺られながらゆっくりと航行する。


僕は今、雨の ....
パステルの世界広がり
この一時 空がてれる
やわらかなブルーと
うすももの雲が
ほほ寄せあって

ほらね
ほんのりグレーの雲
きょとんとくぐって
天使がふんわり
降りてくる

 ....
(貴女は、だんだん、眠くなる。)


欲望はいつも、最後に瞳孔をひらかせる。

深く閉ざされた眼をもつ者の数だけ、暗い夜の、虹をみる。

荒野を疾走する犬の群れ。


 ....
{引用=
赤くて甘い熟れた先端よりも白くて硬くてすっぱいお尻を
齧ったときのほうがずっと春に近づけるんだってさ。
朝から晩までへたのまわりに齧りついたのに、今日の天気は雪です。
舌がただれて痛 ....
夕暮れの町を潜る

そこは、綺麗な町

雪を踏む音が響く

電柱の影、重なる少女


烏の親子

頭上から影を降らす


右に立つ案内板の文字


 ....
未来へつづく愛なんて

ぼくの旅路にはなかったんだ

人生や社会に

なんの影響も及ぼさないところで

ひとの心とあそんでいる

こどもって

どんな大人になりたいんだろう
 ....
 
 
風に舞う嘘を見ている
風に舞うのは雪だから
僕は嘘をついている
嘘をついているのは僕だから
僕は風に舞っている
風に舞うのは雪だから
僕はもうそこにはいない

肩に白く積も ....
■罫線

歩くことなんか出来ないってわかっていても
真っ直ぐに続く道を知りたかった
言葉はあまりにも無防備すぎて崩れそうで
その柔らかさを利用して思い切り固くした


発しては、ほろほ ....
てのひらに乗るくらい
小さな桃色の巻貝だけ
あなたに送ったのは
あなたがくれたお手紙が
あまりに優しすぎて
どうご返事してよいのか、思いつかなかったから


その貝は、私が小学生の ....
ちいさな声
まちがいでなく
そんな
気がしたのです

さくらの木の下で、
ぽつんと
咲きほころんだ
黄色いクロッカスの花に、
そこだけ、せっかちな春がやってきていました

“Ye ....
おもいで

10円玉を握りしめたいつかの少年が泣いていた
こんなにも近くにコンビニがあるのに
駄菓子屋という夢の国は遥か遠くで
疎開してしまって

コンクリートだらけの街並みはいつも ....
 
 
目を瞑ると落下してる
驚いて目を覚まし
また目を瞑る
ふたたび落下
それを何度か繰り返し
その恐怖に慣れた頃
私はやっと
眠りにつく

夢で見た
あの青い海も
本当は ....
はじける光を逃がしたくなくて
手のひらで両耳をきゅっとふさいだ


いくらあたたかな毛糸で肌を覆っても
手足は温度を忘れたかのように冷たい
冬は嫌いじゃないし寒さにも強いほうだけど
この ....
冷たい銀色の刃を
白い腕にあて
力を入れてスーッと引く
白い皮膚に赤い筋がつく
なぜだかわからないが
心が落ち着く

けれどすぐに不安にかられ
再び刃をあてて一気に引く
何度これを繰 ....
暗黒の空の下には灰白色の砂が硬く積もっていた
海底は果てしなく広がっている

僕の銀色の船は今、嵐の大洋に来ている

大小のクレーターは蟹の足跡やヤドカリの巣穴のようだ

この嵐の大洋は ....
見えないナイフが

空気を切り裂くと

景色は加速する



僕は時計のワニに怯えて

部屋の掃除に明け暮れる



千切れた布切れみたいな寂しさは

何処にも結びつか ....
三十年ぶりに会った母
記憶の片隅にも無い母
けれど会った瞬間に
本当の母なのだと実感した

今まで母(と呼んでいた人)に感じていた
違和感の訳がわかった気がした
何故だかはわからない
 ....
真っ青な空
ぽっかりと浮かぶ白い雲

この景色を
切り取って折りたたんで
紙飛行機にして
あなたに送りたい

少しだけの
メッセージを添えて
「ありがとう」
ハイドパークさんの自由詩おすすめリスト(284)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
残虐詩集_独善編- 真島正人自由詩4*10-2-10
うまくいきてる- あぐり自由詩6*10-2-9
オフィス・チャンピオン- 窓枠自由詩10*10-2-9
ほめられて- 朧月自由詩610-2-9
エロい夜- 吉岡ペペ ...自由詩910-2-9
温度- 真島正人自由詩6*10-2-9
症候- 葛葉もな ...自由詩3*10-2-8
やはり命か- 吉岡ペペ ...自由詩2410-2-8
水たまりには世界が写っている- あ。自由詩25*10-2-8
ラップトップボイスヴァーサ- あすくれ ...自由詩10*10-2-8
耳鳴りに親和する- kauz ...自由詩12*10-2-6
メイプルシード- 佐野権太自由詩15*10-2-6
月面航海記(雨の海)- 楽恵自由詩16*10-2-4
天使の時間- 鵜飼千代 ...自由詩7*10-2-3
催眠術師- 楽恵自由詩5*10-2-3
((いちご)のつぶつぶ。)革命- 夏嶋 真 ...自由詩30*10-2-2
綺麗な町- 山中 烏 ...自由詩3+*10-2-2
未来へつづく愛なんて_WOMEN_AT_THE_SAME- 吉岡ペペ ...自由詩7+10-2-2
風に舞う雪を見ている- 小川 葉自由詩4*10-2-2
ノートのおと- あ。自由詩12+*10-2-1
なぎさ便り- 楽恵自由詩8*10-2-1
- 月乃助自由詩14+*10-1-31
線香花火- 窓枠自由詩18*10-1-27
落下- 小川 葉自由詩410-1-26
真冬の灼熱- あ。自由詩9*10-1-26
包丁- 綾瀬のり ...自由詩510-1-26
月面航海記(嵐の大洋)- 楽恵自由詩10+*10-1-23
- 自由詩5*10-1-23
- 綾瀬のり ...自由詩710-1-22
紙飛行機- ありす自由詩810-1-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10