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流れ星を見た。

うつむく彼の頭撫でながら
見ていたら
すっ
すっ、て

花火大会の余韻も
冷めやらぬ私の頭上
初めて見たよ。
2つも。

髪の毛をかきあげたら
鳴くんだよ
 ....
白いペンキを買ってきて
塗りつぶした
とにかく全部塗りつぶした
ぺたぺた
わたしの
痕跡はきれいさっぱりなくなった
ぺたぺた
とても静かになった

丘のうえの大きな木のした
ご ....
友達と仲直りをした娘は
昼食を食べ終え
さっさと青空の下に飛び出していった

子供同士っていいね
うん

娘たちは今ごろ
どのあたりを走っているのだろう
昨夜の小さなほころび ....
強くなると言う事は
自分の弱さに
うまく付き合っていけるようになる事。
えりちゃんのにおいがして
雨がすこしふった
きれいなえりちゃんはふきげんで
ようふくの襟を
ひんまげて

おとうさんはとかげを撫でて
まどを 
すこし開ける


えりちゃんの隣に ....
わたしは、ほんとうは楽譜なのです
と 告げたなら
音を鳴らしてくれるでしょうか
指をつまびいて
すこしだけ耳をすましてくれるでしょうか
それとも声で
わたしを世界へと放ってくれるでしょうか ....
好きだったのは
こうして静かに
時計の鼓動を聞きながら
ふたり黙ったまま
くるはずのない奇跡を
じっと待つ時間

それは永遠
無限に続く鍵盤のようだった

あなたがいなくなっても
 ....
もう夢の中みたい
だけど夢じゃない
良い夢じゃないよ
悪夢だよ

あなたのこと思い出すと
黒いドロドロしたものが体中の穴から
じわじわと滲出して来る

それなのに
悪夢の中では
 ....
針はやがて
真っ直ぐに
体に 落ちて

朝は はじまるんだろう

道に ふさわしい風が
崩れた後を 戸締りする

大切なものは 隠され
破けないものは 消した

時刻は
 ....
てらいを見せつけるシルクキャミソールは誕生日プレゼントに
おそらく僕以外の本命からいたく受け取ったものなのだろう


テスターは無限だ


恥じらいを持ってして当たり前のよう ....
貴方には幻滅だと僕が憤慨していると
貴方は「君は女に理想を持ちすぎだ」と呆れ顔。
そんなこと言われても
半分下着みたいな格好で胡坐をかいて
タバコ咥えて目の下に隈をつくって、そのうえ徹夜で麻雀 ....
月曜の夜はあまりにも長く
すぐにやってくる
その、ためいきの理由は
忘れた
ということにしておいて下さい
きづかないうちに染み付いた
ものですから


ちょうどあの夜
降っ ....
夕暮れに出会ったあなたと
お酒を飲んで
煙草を吸って
ホテルに行って
セックスして
テレビを見て
お水を飲んで
別れた

通りをふらふら歩いていたら
太鼓の音がぼんぼんぼんと
聞 ....
コンクリートの丸いもようは、踏んじゃだめよ
って、
しあわせになれないから
って、
きみが言ったとき
さっき
二度ほど踏んでしまったぼくは
ちょっと泣きそうになって、あわてて
声をだし ....
なにもかんがえなくても
心臓が打つように
こうしてすごすのが
あたりまえになっていた

息を吸えとか、酵素を出せとか
痛点からの刺激に反応しろとか
具体的に生きなくったって
生きてゆけ ....
スキットルズのサワーを歯痒く

ハーシーズの甘さに水を欲しがる

ボルヴィッグでうるおす前に

カッチェスを手にとると

早速M&Mをひとつほおばって



甘い物に狂った男  ....
月曜は、月がよろこぶの、
自分の日だ、って、
新月でもないのに、
月が飛んでいく。

二時ごろ、
線路に立っていると、
へんなかたちの電車が止まる。
車内は奇妙にあかるくて、
気がつ ....
毎日が 
ずっと、遠浅だったらいいのに

って、言ったのは
あなただったか、わたしだったか、
もう わすれてしまった
うつろいやすいふたりだったから
ただ
手をつないだ

波が
 ....
からだの曲線にそって
あなたは
かんたんなじゅもんなのだと指を折った
てのひらをそっとひらいて
りゆうもなさそうにわらった時
すこしだけ
えんえんとつづいてゆく
朝の風景を おもいだして ....
仕事から帰ると
ぼくの部屋からは、なにもかもなくなっていた

電話台の上に電話はなく
テレビ台の上にテレビはなく
洗濯機と冷蔵庫は
黒っぽい埃の四角形だけ残し
スチールのベッドだけはなぜ ....
いろんな気持ちを煮込んでいたら
すっかり煮詰まってしまった
僕はふつふつと夜にとけてしまいそうになる

お腹もすかない
最後に口に入れたものは何だったか
そんなことを思い出す気力もない
 ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
疾走感 と 焦燥感 の
折り重なった狭間で、
ドライブ

車の窓から手を出して
うしろへ、うしろへ、
流れてゆく景色を
さわって、あそんだ

ときどき
指のあいだをすりぬけて
流 ....
あたしの良きうわべが最近お留守で

さらけ出された本体だけがお相手をしています



独りのはずの帰り道を塊で歩きました

結局放っておかれたのに、それが嬉しいと感じました

 ....
手をつないで
深いところまで、いってしまった


引いてゆくまにまに
記憶の砂がすれあっては
かすかに音をたてる
ノートブックの波に
毎日つづった、日記
夕立ちをよけて、キスをして、 ....
僕はウミネコなのにワンと鳴く

ご主人様がワルイコワルイコと

ほくそえみながら餌を撒く

水底まで潜って拾ってくると

喉を締め上げて其れを吐かせる



僕はリクガメなのに ....
消えていく記憶の
映像はやがて
色あせた
一枚の写真になって
避けられない風に
彩りをながしてしまうの


くるくると
回る
地球儀の おと


重ねた手のひらの微熱 ....
1.

かみさまは、どこですか。



2.

かみさまは、どこですか。

道すがらたずねると
あっち、と指をさした人がいたので
ひたすら あっち、に向かって歩いた
歩いて歩 ....
学校の中間報告を受け取った

まずまず、と言ったところ

単位を落とす危険性は薄目


だと思ったら

なんか頑張る気が失せた…

と言う

ナァナァで駄目駄目な毎日

 ....
浴槽。

膝。

俯いて、抱えて、
今、誰か出会った。

あまい波が
寄せては返す。

わたしは、
匂いに飢えてたね。
uminekoさんの自由詩おすすめリスト(943)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
予兆- とうどう ...自由詩23+*05-6-27
ペンキ- アンテ自由詩405-6-26
青空- たもつ自由詩1405-6-21
つよさ- 月山一天自由詩13*05-6-21
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ピアノがなる- たりぽん ...自由詩705-6-19
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かぜのうた- 砂木自由詩15*05-6-16
ヘルメイカースルメイカー- ayu-m自由詩205-6-14
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月曜の夜- AB(な ...自由詩405-6-9
笑顔- チアーヌ自由詩905-6-9
空をみていた午後- 望月 ゆ ...自由詩49*05-6-8
いろだけになる- たりぽん ...自由詩505-6-6
bang- ayu-m自由詩105-6-3
月曜の夜- ピッピ自由詩505-5-28
とおい日の、ホライズン- 望月 ゆ ...自由詩19*05-5-23
星めぐり- はな 自由詩39*05-5-22
ない- 望月 ゆ ...自由詩10*05-5-8
朝焼けカレー- ベンジャ ...自由詩7*05-5-5
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
ストライプ・ドライブ- 望月 ゆ ...自由詩12*05-5-2
動脈- 蝶番 灯自由詩105-4-30
かなしい、さかな- 望月 ゆ ...自由詩25*05-4-30
多感症- ayu-m自由詩105-4-20
白黒のフィラメント- 嶋中すず自由詩4305-4-18
かみさまについての多くを知らない- 望月 ゆ ...自由詩43*05-4-10
そんな_いちにち(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩6*05-3-29
膝のむすめ。- かのこ自由詩505-1-8

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