ミクシィ
禍々しい神の名前と同じぐらいの強さで
おれたちをモニターに縛りつける呪文
ミクシィ
真夜中の絶望を
たどたどしい口笛で掻き消しながら
ベランダから眺めるランドスケープ ....
自転車の私と
白い軽自動車の先生が会ったのは
広い水田の中の十字路
偶然にもかごには
できてきたばかりの詩集
それはコピー誌で手作りで
でも 作品を集めてお金をだしあって
イラストを ....
{引用=
もっと 水 き ナ
どっと ☆ か 菜
加奈 かな 香奈」
もっと オナ れ モ
どっと ★ み 諏
魅ク 魅ク 魅ク)))
((リ ....
綺麗な曇り空だね
だね
本当だね
綺麗な
綺麗な曇り空だね
だね
曇りが
本当に綺麗で綺麗で
綺麗な曇り空が
本当に綺麗な曇り空だ
だね
灼熱の渇き、
あるいは凍える肌の
傷を癒すのは
いつだってキミの唇だった
また歌ってくれないか
せめて無惨な屍のために
立ち去るまえに
たった一度だけでも
キミの声が
ど ....
軽快な彼女だ
これがまた肉体は
なかなか形式的だった
彼女の重い頭を
両手に抱え
彼はその息吹さえ感じなかった
若い絵筆は
束縛を解こうと
青石の上で跳ね回っている
笛の音は ....
揺れる洗濯物 少しほつれたシャツが今日は眩しい
こうして並んで空を見上げる喜びを 心から幸せに思う
時計を見る余裕なんてなかった 君と向き合っていたから
色鉛筆って懐かしい響きだよねって そ ....
父は昔から
美しい曲線の虜で
現代において
正しく電波を飛ばす事に貢献している
パラボラアンテナの白を
見て大きくなった私は
電波はアンテナの大きさに
比例すると信じている
言 ....
これが 俺達が 下降すべき 場所
炎の 肉の仲間である 現状が 歌い
折れた 木々の 狭間での 日本語の 漢字
これこそ 海が いななく べき場所
俺達の 手が 偽の 青い 錠剤から 手 ....
ある日、大切 な 何か
が、 砕け落ち、、
粉々 に 散らばった 欠片 に
蟻 が たくさん 集まって
スイートな 記憶 を
はこぶ、ヒマワリ の みち
蟻の行列は虎ノ門までつづき、
....
遠く こだまする 私の 耳は
琵琶の 音と 合掌の 声
今日 私は 狢が 首を くくる様を
見届けよう
みとどけよう
思っては
静寂に 患者を 五人 はべらかし
合掌を 聞いていた
....
酩酊した 太陽の 落ちるべき 場所
女の 渦中へ
やせ細った 女の あばら骨の 中で
酒瓶が 転がり落ちては
女は 旗を 掲げる
世界は 女の 腕の中にあり
女は 台風と なる
世界は ....
ダ、ダ、だから今、まだ朝の光が身を焼きつくまえに
煮え立つリアル リ、リアル堆夢。
ムーンライトセレナーデの聴こえる部屋は地下深く、
朽ちた地上を下ること 五千キロ
露出した愛の届か ....
乙女は 神を 信じている。
けれども
乙女に ロザリオをくれるひとも
買う お金もありません。
教会へ向かう 夏の暑い日
乙女は 道ばたに
白いロザリオのような花
どくだみの花を み ....
夜の窓辺で予報にあった雷を待つ
窓枠をはずして砂嵐を眺め続ける
これは、八月の物語、
まだ来ないシーンの単調な予想図
チャンネルの変わらないメチャグチャのカレンダーの裏に書かれた
....
美しいターニャご自慢のおへそ
モンテヴェルディーの宗教音楽のようだ
禁欲的であり
パンクロックのようでもある
敢えて言うと
退廃的というよりは
健康的だ
忘れられない
20 ....
かくて固有名詞を神のごとくあがめたり。男は包丁を台所で研ぎ、暗闇の光にひとつの時計を指し示したり。
「う」の列の文字をなぞり、必殺キックで敵を爆破しワニ革の靴で天をうつしたり。富み栄えたり、人の ....
過去が染みる 黒く舗装された路面の 暗い粘りが、今しも
うごめき 波を打ち、群がる人々を蹴散らして 盛り上がる
ビルの高さにまで及ぶ累積した罪の記憶、破天荒な生の挑戦
あるいは無意味な天変地異か ....
異形である
僧が 泣くのである
静かに
念仏鈴の 音が
僧の 頭に かぶさるのである
ちぃん ちぃん
音が 響くのである
僧の 頬には
蛾が 張り付いておる
蛾は 手足がない
....
君はまだ起きてこないね珍しく 焦げたトースト急いで隠そう
私より長い睫を持つあなた 思わずビューラー挟みたくなる
油性ペン落書きしがいがありそうだ 眠る額に「愛」の一文字
日曜の朝に ....
ちょっと長くなるかもしれません。
よろしければおつきあいください。
夏バテか、疲れがたまったか、なにもする気が起きない。
そんなとき、彼女がやってきた。
「ご ....
ガガ、見せかけの 肌の色艶と 香水の匂い
厚く ファンデーションに覆われたナチュラルな
欲望、その滾り 溶けだす笑みに
「かわりばえのしない ことばネ、お口が好きみたい
白いブラの縁取りに ....
雨の街は花園
ダリア・ヒマワリ・バラ
小菊・紫陽花・朝顔
花たちは楽器でもある
雨の細い指がそれを{ルビ弾=はじ}くと
【1】
紙やすりで折った千羽鶴が親指を磨り減らします。
潰れた美容院の裏のポリバケツの中に、
いっぱいに詰め込まれた髪の毛の上で、
私の未曾有の裂傷が、
思い出と一緒にランバダを踊り ....
この路地裏の
アスファルトのひび割れは
どこかの埠頭の
それと
似ている
相槌を打ってもらえる筈が
ここにあるのは
頬を刺す風
見上げる雲の隙間から
一筋の光が降 ....
右?左?
右も左も左も右も
右?左?
右も左も左も右も もももももも
ラメ 溢れ出すキラキラ
サメ肌つるつるヘ変態
ゆで上がり宝石的蕎麦
ショーケース殺しガラス ....
こんこんと水のまま鴨の口から
亜人の腕輪を交換しに行く砂漠のバザー
抹茶薄い皿に永遠に落ちてくる
突如生えた角で広場に十字刻む
火のないところの煙は目印卵を産む
灰色の空 ....
絶句した 人々の 中に こそ
希望はある
流れる どぶ川から
沢山の 仏が 流れてくる
死人という 意義を
私は 肯定と とる
明治初期 仏は
皆 狂い死にしていったのだ
だ ....
睡魔の中で詩を書いている
まだ見ぬ1行を探して
視界は夢の中へと入っていき
詩を書いている
明るい緑色の柑橘系アルコールに酔い
体は蒸気する
暑さの中で目が覚める
ペンを握る
....
{引用=
ひだ間 reeeeeeee 位(ぃ)の
いや、陽だまりのマリーと書いて 削除。
陽だまりの
縁側で じいちゃんが
俎板にのせ 愛を
IO(アイオー) 捌こうとしている
刺身 ....
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