すべてのおすすめ
暗澹と試掘し立役者の前で
砕かれてむらさき
打ち寄せる波予感して震える花
牧師殺しても殺しても白い態残る
人格得て同義語と化す口と靴
布背負う重さ服もその一枚に数え
....
音階の一部が透明な小石
古代から引いてきた糸ついに張る
網の庭の下に住む 髪の毛は木の根
バター溶け出し箱に終わりゆく徘徊
ある標高の白い雲から白い服
殺意が液体になり家 ....
こんこんと水のまま鴨の口から
亜人の腕輪を交換しに行く砂漠のバザー
抹茶薄い皿に永遠に落ちてくる
突如生えた角で広場に十字刻む
火のないところの煙は目印卵を産む
灰色の空 ....
気をつけられない花畑いっそ錯乱し
器に火を銀は狢にわたくしども
踏切残せ孫の代まで枯れ野原
葬式行われていたうちの近くコンビニできて
ガムの包みに花の種どちらさまの遺品
....
三脚に遺品くくりつけて昼食
不要論飛びかう机上にロケットの窓
笑う距離だ 爆発しながら
風の広場と石に書かれて内部は土だらけ
足音浸って錆びる線路を無空の車輪
頬伝う飛び ....