すべてのおすすめ

空が晴れていると
どこへ行ってもいいような気がして
ふらふらと遠出をしてしまいたくなる
そんな時はスーパーへ行って
掌にちょうどおさまるくらいの大きさの
果物をふたつ買って帰る
右と ....
秋鮭って捨てるところ無いんだよね
骨や皮まで美味しくいただけるし

そんなこと話してみたら

「人生だって同じだよ」
あなたは秋鮭のルイベを美味しそうに頬張った

だと良いけどね
な ....
さかなの星空はいつも
境界線でゆらめくのです
星空を落ち葉がよこぎり
岸辺のすすきも
月明かりに
にじみながら手を振って

失ってしまったときに
ひとはさかなになる
月だってゆら ....
昼の月が
うすく広げた空に突き刺さって
鳥がはるか弧を描く
海には舟が帆を上げる季節
だけど二人して手を振るよ
ナイフを研いで
ランチョンマットの上で旅をする
私たちの恋ははじまったばか ....
{引用=
    霜の匂いを纏って
    母さんのおさがりのコートを着て
    毛玉だらけの手袋で
    髪にはすこし粉雪をつけて
    息はぼんやり白くて
    頬 ....
 
 
近所の用水路で小さな魚を捕まえた
家にあった水槽に放し
部屋の日当たりの一番良いところに置いた
魚は黒く細っこくて
その頃のわたしは
なんとなくまだ幼かった
 
+
 
 ....
つよいびるかぜを
さけながら
まちのきっさてんにはいる
ぶれんどこーひーに
くりーむを
とかしこんで
そそぎこむとちゅう
ふたりになって
はなしていた
おんなともだちの
けいたいで ....
小鳥が死んだ
小さな穴を掘って
小さな葬いをした

掌にのこる
かなしみの小さな翼を
空に放つ

夢の中で
小鳥は翼を失うだろうか
ひとは翼がないから
夢の中で
空を飛ぶ

 ....
ひらがな階段をのぼる子は
おとな、がそっと
支えましょう

大きな人、では
なんだかつぶれてしまいそう

それに
大きな人、など
めったにいらっしゃらないと
思われますので ....
 
釣りは飽きてしまったようだ
さかながいないからしかたがない
父さんだけが夢中になって
往生際がわるかった

ふりむけば
木のベンチで息子がねむってる
一億年前から
そうしていたよ ....
もう
足が動かないなら
座っておりましょう

喉が痛いので
風邪薬を取ってください

咲子さん、
あなたに言っています
聞こえませんか
咲子さん、
薬棚の前で思いを馳せている ....
廃村の外れで
垂れ下がった電線が風に吹かれている。
壁や窓を叩いている。



置き去られたカラーボックスに
アニメのシールがでたらめに貼りつけてある。
清掃車のオルゴールが近づいてく ....

一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
(一)

明治通りと靖国通りの交差する
新宿五丁目交差点から
ABCマートの軒先に並ぶスニーカーでも品定め
数メートル歩いたところに
スターバックス新宿三丁目店はあって
いつものように通 ....
昨日、暗くなってからした喧嘩は
今朝のうちに
昨日使った天ぷら油と
一緒に固めてしまうことにした
まだ熱いうちはなかなか固まらなかったけれど
なんとかゴミ出しの時間までに固まったので
きち ....
ビューフォート風力階級というのは
煙突の煙がまっすぐ昇るなら風力0で
風向き程度にたなびくなら1
木の葉がそよそよしてるぐらいは風力2で
小枝までゆらゆらなら3
といったやつです

風に ....
ゆらいでいる
風もないのに
傾きかたが分からなくて
ゆらいでしまう

その人の傾きかたは
とても美しいから
なんとかその人と正対しようとして
ゆらいでしまう

もともと僕には
 ....
黄昏色の空の果て
ひとりっきりの帰り道
誰を待っていたのだろう
誰を探していたのだろう
電信柱の長い影
淋しいようと風の吹く

黄昏色の空の果て
家路をいそぐ鳥の群れ
どこへ行くとい ....
忘れてないよ、ただ
少し照れ臭かっただけ
低血圧で高所恐怖症の僕と
渓谷の暖かなこちら側まで
一緒に飛んでくれたのは
君の翼だった

忘れてないよ、ただ
言葉が見つからなかっただけ ....
絵描きは追い返せ
街には入れるな
見張りを怠ることなかれ
立て札を増やしておかなくては
雨と砂を浴びて
バイクにまたがり遠い国から
さっきやって来たかとおもうと
とぼけた素振 ....
商売女の膝で眠る
彼女は19歳
大人びた手つきで
僕の髪を撫でる

これまでの
どんな女性よりも
優しく

まるで
ビリー・ホリディの
歌声みたいに

時々僕の髪をつまむ
 ....
{引用=玉子の親じゃ、ぴよこちゃんじゃ、ぴっぴっぴよこちゃんじゃ、アヒルじゃぐぁーぐぁー。}


(一)

「兄ちゃん、コイツをくんねぇ」

カーバイトランプに照らされた
みか ....
からだがあって

こころがあって

たましいがあって

ここに


となりあって

ふれあって

かさなって

いつも


さいしょは

しらない


さ ....
             080903



明日も良い天気
保障する
空約束と信じていたが
少し軽率すぎたようでした
宗谷本線
抜海駅で降りて
歩きだしたときは、よく晴れていて
 ....
気づいたときには、わたしが
わたしという輪郭に 縫いしろを足して
日常から切りとられていた
景色はいつも、ひどく透明なので
ふりかえっても もう
戻るべき箇所を、確かめることができない ....
間遠に灯るガス燈の火を
ひとつひとつ落としながら
どこまでも
迷い道をたどってきました

鳩色の街に
静かに降り積もる粉雪
きしきしと
水晶が発振する音が聞こえます

いつの日にか ....
朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます



ぼくが、ベーコン ....

コンバインが
おもちゃのように点々と
そこここに配置され

軽トラックが
ちゃかちゃかと走る

収穫の秋がきた

辺りには喜びが
薄い金色に色づいて漂って ....
イメージするたびに
少しずつおまえが遠くなってゆく
大きなヘッドフォンのゆるさは少しも変わらないのに
霞んでゆくような映像のぶれが切ない

ベッドの下を掃除していると
おまえの口紅 ....
オイタルさんの自由詩おすすめリスト(569)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スーパーにて- 吉田ぐん ...自由詩3808-11-17
いつくしみ- 恋月 ぴ ...自由詩32*08-11-16
さかなのよる- たりぽん ...自由詩32*08-11-15
昼の月_夜の太陽- 石瀬琳々自由詩9*08-11-13
生姜湯- Affettuoso [ ...自由詩18*08-11-11
ねむらない- たもつ自由詩72+08-11-6
ゆきむし- りゅうの ...自由詩8*08-11-4
- yo-yo自由詩5*08-11-4
ひらがな階段- 千波 一 ...自由詩4*08-11-4
一億年前の休日- 小川 葉自由詩2008-11-2
咲子さん- 小禽自由詩5*08-10-30
創書日和【声】_声が聞こえる- 大村 浩 ...自由詩22*08-10-30
せかいをいきる- 吉田ぐん ...自由詩5508-9-29
転がるひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-9-26
ゴミ置き場- 小原あき自由詩8+*08-9-26
夜のビューフォート風力階級- 海里自由詩8*08-9-21
35_41_18_N_139_41_27_E- nonya自由詩7*08-9-20
黄昏色の空の果て- 未有花自由詩27*08-9-16
忘れてないよ- nonya自由詩6*08-9-15
絵描きの長い旅- ふたば自由詩408-9-14
月が消えた後に- Porter自由詩10*08-9-14
ひよこなひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*08-9-12
暖かな宇宙- 松本 涼自由詩808-9-8
夕焼けヒッチハイク- あおば自由詩22*08-9-5
運針の、記憶- 望月 ゆ ...自由詩42*08-7-28
光の骸(再々改訂版)- ダーザイ ...自由詩1708-1-22
拝啓、君は元気ですか?- 望月 ゆ ...自由詩20*07-10-11
収穫の秋- 吉田ぐん ...自由詩707-9-14
イメージ- 田島オス ...自由詩7*06-9-30

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19