｛引用＝ばたん――
ドアがしまるような
収穫の音がして、巻きあがる
走り去ったランナーの
一陣の風

よみがえる
まなざしの白さ、
青い息
ゆらぐ光彩に
ぼっ
と一点とどまる
　.... タンゴの旋律に
呼吸を合わせるように
茜色のロウソクの火が
ゆらめいている


凪だった｛ルビ水面＝みなも｝を掻き立て
眠っていた感情に爪を立て
ゆさぶりながら


身体の中を貫　.... ｛画像＝080713215510.jpg｝


街角に子供が一人


地に染みる影を従え


かくれんぼする 最初はそれなりに期待していた
散々魅力的な話を聞かされたから
小さな希望も胸の中で芽生えていた

だけど現実は思っていたより味気ない
大人だって思っていたより大人気ない
それは惰性で噛んで　.... この闇に留まるおくびの飛ぶ
片手は上手に動ける

目頭のした　深く凍える蛙
この闇に留まるおくびの飛ぶ
片手は上手に動ける 携帯電話のカメラモードを
セピアにセットして
梅雨の晴れ間の街を歩く

写り込む世界は

春まだ浅い砂浜で風に吹かれ
総てをなくしてしまったことを悟った
あの時のまま止まったように
　.... 紫が染みだし跡を残した
眠りかけの紫陽花は
次々に色を手放していく
雫に色が宿り
すがりつくわたしを紫陽花色に染めていく
柔らかな土に倒れる体
内側に眠る紫が
わたしを飲み込み根　.... 　　　静かにも笑い声散る花火かな 先生
ボク帰って来ました
この教室に
円周角やら
関係代名詞やら
習った
この教室に


先生
あなた方が座っていた
デスクに
今
ボクが座っています
こんなにも
広かっ　.... この頃ね　食べても食べても　しばらくすると
お腹がすいて　また食べる

むしゃむしゃと　ところかまわず
むしゃむしゃと　なんでもよくて

辞書ひくと　心と体の負担だと

ストレス　.... 詩人のなかでは詩才が最も少ない
私の偽らざる感想・・・

輝くような比喩を織り込む人
文体が詩人の生きざまを語る人
自らの主張を説得力豊かに書き綴る人

このサイトの詩人の方々の作品は
　.... 海に揺らめく
街の明かり


潮の香りに
髪を撫でられながら
二人で少しおしゃべり


食事のあと
ビルの上から見た夜景
あまりのまばゆさに
胸が苦しくなった

海に散らば　.... セミダブルベット

アルファベットは外に吹き出し
また自動とかかれた扉がひらき
道路ににぎやかに人混みが揺れ
飛ぶということについて考える
指を折りながら時間を値踏みし
白ビニール袋が後　.... みんな大好き！
と叫んだアイドルがいた

その場の誰もが
｢みんな｣には自分も含まれている
と信じようとして
アイドルの名前を大声で叫んでみたりする

｢みんな｣
そして｢わたしたち　.... ｛画像＝080710024320.jpg｝

私は自分が泣くとは思わなかった


同僚と酒を飲み
語り合い
別れた時
涙が出た


酒を飲んで居ても友に言えなかった
卑しい自分　.... リセット





寝坊しないように目覚ましを三つ用意して
約束の時間に間に合うように
彼女の家まで車を走らせた
「あれ？もしかしてピアス代えた？」
「そうだよ！よく気付いたね！」　.... 小学生の頃。
トノサマガエルを嬉々として解体してたあの娘とまたあそびたーい！！！！！！！！
石で毛虫潰しゲームとかおぼえているの？？？？
ザリガニ共食いさせちゃおうペット屋さんごっことかおぼえて　.... 桃色のカップケーキに銀のフォーク
ファミリーレストランで夜を明かして
秘密を二つ三つ忘れた
四つ五つもらった

窓のむこうには朝焼けの街
そのむこうに小さな山
あの山には小川があるかしら　.... ご存知ですか。
ほら、あすこの角のあばら家のご主人
去年の夏から、戻られないので
可哀想に
庭木は日に日に
しおれております。

だというのに
縁側の脇の
紫陽花だけが
目がさめる　.... 嬉しくて
気持ち良くて
満たされて
少し恥ずかしくて
楽しくて
自然にこぼれた笑顔


ひとつひとつを束ねて
ナイフで切り離した断面

それがあの日の写真



時間は変　.... （１）
ウィキペディアで詩をひねる

居酒屋で酒を飲むのと同様で

井戸端会議の延長で

あたしの中のダダイズム

幻想の世界のシュールとか

全否定から冗談へ

程よく交じ　.... 私は
どこへ向かって
石を置いているのだろう

ずっと遠くへ行くため？
それとも
今居るところから跡を濁さず飛び立つため？

川に石を並べて渡ろうとしているように思えるときがあ　.... ｛画像＝080707215821.jpg｝

*

不味い！？

自分の胃で消化できないものがあるとは
思わなかった。
赤黒い液体が身体の中心を占め、
全てが分解する時だ。
堅く黒　.... あのね。
上手く説明できないんだけど、
そばにいてほしいんだ。
お願い…何も聞かないで。



あのね。
わがままなのはわかっているんだ。
あとでいくらでも怒っていいから、
少しだ　.... カルテを書き写すのはルール違反だ。回し読みするな。学校で習っただろ
「むやみにヒトを傷つけてはいけない。」
「アンネはかわいそうだ。けどヒトラーならいい」
ちゃんと習っただろジャイアン以外。
　.... いつの間にか
消えてしまった
あの子はいま、どこにいて
何をしてるだろう
あの頃好きだと言っていた
あの人のこと、今でも好きかな

季節はループして
いまは七月
戻らない時計は
　.... 赤い鉄塔には子供が登る
ただ一番上だけを目指して登る
そこに何があるかとか
そこから何が見えるかとか
何も考えず
ただ、登る

銀の鉄塔には大人が登る
なるだけ上を目指して登る
そこ　.... ｛引用＝
振り返ってはいけない
前がわからなくなってしまう
声を出してもいけない
進んでいる事に
気付かれてしまう
前だけを見つめて
トンネルを抜けるまでは
｝

遠くに小さく見え　.... （?）

久しぶりのドライブは仲直りのしるし
お正月に学生さんの駆け登る急坂をアクセル吹かしながら
ふたりを乗せたクルマは芦ノ湖畔を目指す

車内にチェックを入れてみても
知らないおんな　.... 自らの外側に　
何かを求め　
手をさしのべても　

世界は何一つ　
口を閉ざし　
いつまでも黙っていた　

自らの内側に　
独り降りてゆくと　
蓮の葉上に坐るひと　

ゆっくり　....

Izmさんのおすすめリスト（141）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
レタス	- norif	自由詩	32	08-7-15
タンゴ・ダンサー	- 渡　ひろ ...	自由詩	23*	08-7-14
かくれんぼ	- beebee	短歌	11	08-7-13
ガム	- 1486 106	自由詩	11*	08-7-13
レモン	- 十二支蝶	自由詩	1	08-7-12
ヨウ素液世界	- ｋａｕｚ ...	自由詩	12*	08-7-12
紫	- 暗闇れも ...	自由詩	4	08-7-12
無題	- m.qyi	俳句	6	08-7-12
Ｕターン	- 北村　守 ...	自由詩	31+	08-7-12
ストレス性別離−カウントダウン	- yoyo	自由詩	1	08-7-11
詩人として＿あるいは慈悲	- アハウ	自由詩	5+*	08-7-11
洒落た夜に乾杯	- 舞狐	自由詩	6*	08-7-11
セミダブルベット	- モリマサ ...	自由詩	10	08-7-10
ホコテンのひと	- 恋月　ぴ ...	自由詩	30*	08-7-10
帰りの電車で_/_これもまた過去の記憶	- beebee	自由詩	17	08-7-10
ゲーム	- 1486 106	自由詩	5*	08-7-9
初恋の相手は殺さないといけないと思います！！！！！！！！！！	- うおくき ...	自由詩	1	08-7-9
秘密	- ふるる	自由詩	6*	08-7-8
忘れられた	- 亜樹	自由詩	1	08-7-8
あの一瞬	- 舞狐	自由詩	7*	08-7-8
シュルレエル	- yoyo	自由詩	3*	08-7-8
石を置く	- 長谷川智 ...	自由詩	6+*	08-7-8
不味いもの_/_自我	- beebee	自由詩	3	08-7-7
表面張力	- 1486 106	自由詩	3*	08-7-7
景色が見えない日の＿。	- 佐々木妖 ...	自由詩	10*	08-7-7
モバイルワールド	- ゆうと	自由詩	3*	08-7-7
落ちた実は消えてしまった。	- プル式	自由詩	5*	08-7-7
イニシェーション	- 木屋 亞� ...	自由詩	3*	08-7-7
お隣りのひと	- 恋月　ぴ ...	自由詩	13*	08-7-6
碧い眼＿	- 服部　剛	自由詩	1	08-7-6

---

1　2　3　4　5